チェサピーク湾の再生事例(アメリカ)
産業の発展、人口の増加に伴う流入負荷の増大により、閉鎖性が強いチェサピーク湾の汚濁が進行しました。その後、豊かな自然環境を取り戻すことを目標に、連邦政府、州政府が1987 年に沿岸海域関連者の協力を得て、「チェサピーク湾におけるリプログラム」を策定しました。 このプログラムには連邦政府の環境保護庁(EPA)、米国海洋大気局(NOAA)、関係4 州の大学研究機関、NGO 組織など多くの関係者が参加しています。また、このプログラムでは、湾内魚介類、海洋生物の回復に重点を置き、リンを含んだ洗剤の禁止、農業管理の向上、栄養塩の生物除去、下水道、排水規制、住民の環境教育の徹底などが含まれ、更にはミチゲーション事業も実施され、湿地帯復元や藻場の造成も行われています。その後、2000 年の合意を経てこのプログラムは大きく進展し、湾内の環境保護・回復に寄与しています。
By JRRN事務局 | カテゴリー: アメリカ | コメント(0) | トラックバック(0)
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