多布施川(石井樋)の再生事例(佐賀県)
石井樋(平成20年8月 丹内道哉撮影) |
石井樋(平成19年4月 土門晋撮影) |
石井樋は、今から約400年前の江戸時代に、当時頻繁に断水と干ばつに襲われていた佐賀城下の水道用水や佐賀平野の農業用水確保を目的に築造されました。 その後、昭和35年に上流の川上頭首工が建設されるまでの約350年間に渡り利水施設として利用されてきましたが、昭和38年の大洪水により被害を受けました。
その後、佐賀県・佐賀市・大和町・国土交通省が互いに連携し、石井樋地区歴史的水辺整備事業が始まりました。
「ふるさとの 水の流れを ふたたび明日へ」を基本テーマに、貴重な文化遺産である石井樋の保全・再生・活用を通じて、土木史上重要な河川技術を未来に伝承するとともに、佐賀の水と土を拓いた歴史を学び、嘉瀬川の自然豊かな水辺環境とふれあえる地域の交流拠点づくりを目指した取組みが行われています。
→疏水百選(全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)ホームページへリンク)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 九州 | コメント(0) | トラックバック(0)
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