六郷堀・七郷堀の再生事例(宮城県・仙台市)
六郷堀・七郷堀は、名取川水系広瀬川の水を仙台市東部の田園地帯に供給する重要な農業用水路です。この水路は江戸時代に開削され、かつては伊達政宗公の晩年の邸宅として築造された若林城の濠にも活用されるなど、古くから農業用水、防災用水、生活用水として重要な幹線水路でした。しかし、都市化の進展により、一部は暗きょとなり、またごみの投棄や生活排水の流入などで水環境が極めて悪化しました。
そこで、仙台市が中心となり、水辺の空間と水環境の改善を目的に、非かんがい期においても可能な限り通水するための「非かんがい期試験通水」(六郷堀・七郷堀通水事業)が平成11年度より始まりました。この取組みは、平成18年3月に地域の水環境の改善を目指した「環境用水」として河川法上に制度化されました。なお、七郷堀は疏水百選にも選ばれています。
→疎水百選(全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)ホームページへリンク)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 東北 | コメント(0) | トラックバック(0)
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