二ヶ領本川の再生事例(神奈川県・川崎市)
現在の二ヶ領本川(平成19年5月 佐合純造撮影) |
二ヶ領用水の中・上流部に位置する二ヶ領本川は、密集した住宅地や市街地を流下する典型的な都市河川として、急速に進んだ都市化により昔の面影はすっかり失われました。
その後、「ふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)」の指定を受けたことを契機として、道路、公園、歴史文化施設、スポーツ施設、梨園などを河川と一体的に整備し、二ヶ領本川の水辺空間を軸とした潤いあるまちづくりを目標とした計画が策定されました。
整備にあたっては、狭い用地の中で柳枝や自然石などを用いて水際の工夫を行い、川を広げられる箇所は用地買収を行って河岸の緩傾斜化を図るなど、都市河川の制約の中で自然な水辺の創出に努めました。
なお、重要な歴史文化資産である二ヶ領本川の復活は、昭和63年度手作り郷土賞に選ばれています。
→手作り郷土賞(国土交通省総合政策地域づくりホームページへリンク)
【二ヶ領本川に関する書籍はこちら】
○ふるさとの川をつくるⅡ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅱ)
○うるおいのある水辺づくり かながわの多自然水辺づくり事例集(神奈川県県土整備部)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 関東 | コメント(0) | トラックバック(0)
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