Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

Go to ARRN website

国内事例

< 記事のページ >

勢田川の再生事例(三重県・伊勢市)

 勢田川は、伊勢市の中央を南西がら北東に流れる小河川で、河口部において五十鈴川と合流し、伊勢湾に注ぐ典型的な都市河川です。
 昭和49年の勢田川氾濫を契機に、勢田川の改修計画が持ち上がり、河崎地区からは約90戸が立ち退きの対象となりました。この計画に反対し立ち上がった住民は、立ち退きの伴わない対案の検討過程において、外部より訪れた人々から町並みの素晴らしさを指摘され、自分たちの街を再発見することとなりました。そして、昭和54年に「伊勢河崎の歴史と文化を育てる会」が発足し、町並み保存運動が進んでいくこととなりました。
 勢田川改修事業が進展していく中で、伊勢市は、市民参加型による「都市マスタ-プラン」の中で河崎地区を「歴史文化交流拠点」として新たな都市形成の骨格地域と位置づけました。また勢田川を「歴史観光交流軸」と位置づけ、親水性の高い情緒あふれる空間形成に努めることとしました。こうした取り組みの結果、河崎地区のまちなみ保存は、市民と行政の協働によるまちづくりへと発展しております。

    
     このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事へのコメント

コメント投稿(承認後公開)

トラックバック

トラックバックURL: http://jp.a-rr.net/jp/projects/domestic/120.html/trackback


国内事例

このページでは、日本国内の河川再生事例を紹介しています。
本ページで掲載をご希望の河川再生事例に関わる情報、写真、関連資料等がございましたら、いつでも情報をお寄せ下さい。


運営方針・個人情報保護方針