鴨川の再生事例(京都府・京都市)
現在の鴨川(平成20年9月 丹内道哉撮影) |
鴨川は、桟敷ケ岳付近を源とし、桂川の合流点に至るまで京都市内の南北を流れる約33kmの河川です。悠久の歴史の中で千年の都と京文化を育んできた川であり、広域基幹河川改修事業などを通して今も大都市にあって清澄さを保ち、憩いの場として多くの人に親しまれています。
平安建都1,200年を契機に、治水対策には万全を期しつつ歴史都市京都にふさわしい環境整備を行っており、事業の実施にあたっては学識経験者や京の町衆などで構成された「京の川懇談会」に意見を伺い、その理念やコンセプトをとりまとめた「京の川づくりプラン」に基づき、事業を実施しています。
鴨川「花の回廊」は、京の川づくり事業の主要事業の一つであり、四季折々の花や木を楽しみつつ水辺に近づける施設として階段や車椅子の通行のためのスロープを整備しています。また府民参画の取組みとして、竣工記念に公募した俳句、短歌の記念碑を設けたり、写真コンクールを実施しています。
【鴨川に関する書籍はこちら】
○ふるさとの川をつくるⅣ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅳ)
○河川景観デザイン(p.84・186)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 近畿 | コメント(0) | トラックバック(0)
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