道保川の再生事例(神奈川県・相模原市)
道保川は、最上流にある道保川公園と横山丘陵からの湧水を集め、一級河川鳩川に合流する延長約3.7kmの河川で、鳩川分水路から一級河川相模川に流れ込んでいます。昭和の終わり頃から道保川周辺の谷戸地が埋め立てられ、また、水路部分が暗渠化されました。このような状況から、道保川の自然環境を保全するとともに、治水安全度の向上と親水空間の創造を図るため道保川の改修事業が着手されました。
昭和54年に、鳩川合流点から古山暗渠までの延長3.7kmのうち約2.5kmについて1級河川に指定され、平成元年には「ふるさとの川モデル河川(現ふるさとの川整備事業)」の指定を受けています。この指定に基づき県道52号の県道暗渠から鳩川の合流点までの約1.4km区間について策定した「ふるさとの川整備計画」が平成4年に認定され、平成12年度から最下流部にある泉橋の架け替えを含む護岸改修に着手しており、現在、良好な水辺空間の形成を図るとともに、動植物の生息環境に配慮した多自然川づくりが進められています。
【道保川に関する書籍はこちら】
○ふるさとの川をつくるⅣ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅳ)
○うるおいのある水辺づくり かながわの多自然水辺づくり事例集(神奈川県県土整備部)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 関東 | コメント(0) | トラックバック(0)
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