早崎内湖の自然再生事例(滋賀県・長浜市)
現在の早崎内湖(平成20年10月 丹内道哉撮影) |
内湖は、自然生態系の維持や水質浄化に代表される多様な機能を有しています。琵琶湖に接する早崎内湖は、かつては固有種ゲンゴロウブナの琵琶湖最大の産卵場であり、ネジレモ・イバラモなどの貴重な植物が生育し、カイツブリなどの水鳥や留鳥の生息地でした。しかし農地干拓などによりその面積は縮小され、また湖岸堤建設に伴う水辺エコトーンの消失などが、多様な在来生物の生息に影響を及ぼすようになりました。
そこで、琵琶湖生態系保全の先端的取り組みとして早崎内湖の自然再生事業が始まりました。平成13年度からは干拓農地89haのうち、17haを試験湛水し、内湖再生の検討が進められています。
By JRRN事務局 | カテゴリー: 近畿 | コメント(0) | トラックバック(0)
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