八幡川の再生事例(滋賀県・近江八幡市)
近江八幡を流れる「八幡堀」は、豊臣秀次が八幡山のふもとに城下町を開いた時、当時の交通幹線であった琵琶湖を往来する荷船を八幡に寄港させるために運河として建造されました。 戦後の急速な都市化の発展により、八幡川の水環境は悪化し、昭和40年代には埋め立ての計画が具体化しました。しかし、堀を先人の歴史的遺産と捉えた市民団体を中心に、八幡川清流ルネッサンス21などの堀の浚渫と再生に向けた活動が始まり、その活動は「八幡堀を守る会」として、堀の景観の維持や水質改善活動として現在も続いています。
また、一度は役目を終えた舟運についても、宮中の優雅な舟遊びを似せた「水郷めぐり」という名で観光に活用され、現在は年間28万人もの利用客が訪れるこの地域の観光の目玉となり、八幡川は甦る水百選にも選ばれています。
→甦る水百選(国土交通省都市・地域整備局下水道部ホームページ)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 近畿 | コメント(0) | トラックバック(0)
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