濠川・宇治川の再生事例(京都府・宇治市)
濠川は、京都市伏見区を流れ宇治川に注ぐ運河で、豊臣秀吉の伏見城築城の際に外堀として開削され、明治になって疏水とつながれました。
かつては水路・陸路の要所でもあったこの地は、明治10年(1877年)の東海道線開通とともに、水上交通は衰退し始め、一時は水運機能が途絶えました。
その後、宇治川において「十石舟」が復活し、伏見港港湾環境整備事業などを経て江戸期に盛んだった舟運を再現した舟下りが観光用に再現されています。観光目的のほか、「伏見リバースクール親子歴史教室」等を開催し、舟を活用しながら伏見の川や街のことについて遊びながら学ぶイベントも行われています。
【濠川・宇治川再生に関する書籍はこちら】
○日本の水郷・水都
○京都 宇治川探訪―絵図で読みとく文化と景観,鈴木 康久 (編集), 西野 由紀 (編集) ,人文書院 (2007/06)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 近畿 | コメント(0) | トラックバック(0)
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