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山崎川は、愛知見千種区北東部に広がる平和公園内の猫ヶ洞池を源流にもち、名古屋港へと注ぐ2級河川です。
昭和62年に「ふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)」の指定を受け、翌年にモデル事業として認定を受けました。この事業の特徴は、川の整備にとどまらず、河岸の道路や公園の改良と一体的に整備する、いわば「まちづくり」の視点です。維持管理についても積極的な市民参加を求め、「ふるさとの川」として市民に親しまれています。
→ふるさとの川 モデル河川 山崎川の総合整備はこちら(財団法人 名古屋都市センターホームページへリンク)
【山崎川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくる ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅰ)
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可児川は、瑞浪市の権現山に発し可児郡の御嵩町、可児市を西流して木曽川に合流する1級河川です。
河川改修事業は昭和34年より延長約18kmの改修工事が始まり、その後はふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)の指定を受け、駅周辺部の区画整理事業と一体となった河川環境整備が行われています。
【可児川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくる ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅰ)
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沼津市の中心部を南北に流れる狩野川の右岸に位置する上土町地区では、かつての街の賑わいを取り戻し、都市の広がりをめざした拠点とするための市街地再開発事業が実施されました。
市街地再開発事業にあたって河川の護岸改修とともに、都市の新しい親水空間を一体的に整備し、狩野川の水辺に沼津市の新しい核「ナティ」 (再開発ピルの愛称)として市民に親しまれる河川空間が創出されました。
【狩野川に関する書籍はこちら】
○河川を活かしたまちづくり事例集Ⅱ
○新狩野川紀行,静岡新聞社 (編集) ,静岡新聞社 (1996/10)
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新荒田川は、岐阜市南東部の平坦な市街地を北東から南西に流下し、境川に合流する一級河川です。本川流域のほとんどは長良川と木曽川に挟まれた低地で、過去幾多の水害に見舞われ、洪水と戦ってきた歴史を持ちます。
そのため、岐阜市では都市基盤河川改修事業を実施し河道を拡幅する工事を行うとともに、東丸橋から特殊製紙岐阜工場前までの区間はふるさとの川モデル区間(現ふるさとの川整備事業)に認定され、まちづくりと一体的に水辺空間の整備を進めています。
沿川には、川に対する関心が高まるような歴史や文化を感じさせる各種モニュメント、植栽等の設置、及び水辺まで近づける親水護岸を設置するなどの整備が進められています。
→新荒田川ふるさとの川はこちら(岐阜県岐阜市河川課ホームページへリンク)
【新荒田川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくるⅡ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅱ)
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瀬戸川用水は、約400年前にお濠の水を引き町尻に開田するために開削され、瀬戸屋がその工事を請け負ったことから瀬戸川と呼ばれています。
高度経済成長期には水質悪化が進みましたが、地域の人々の提言により瀬戸川に鯉が放流されることになりました。
その後、およそ1,000匹の鯉が悠々と泳ぐ光景は市内観光一番の目玉になり、現在は町並み整備も完了し、瀬戸川と白壁の土蔵が建ち並ぶ落ち着いた町並みが観光客に親しまれています。また、ゴミのないきれいな川を目指した地域住民による自主的な管理・保全の体制も整っています。
なお、疏水百選に選ばれています。
→疎水百選(全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)ホームページへリンク)
【瀬戸川用水に関する書籍はこちら】
暮らしを潤す身近な水路
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奥美濃の小京都と言われる郡上八幡は、清流の音が響く水の町としても知られ、町中には水路網が形成されています。今もなお水路が生活空間の一部として利用されており、用水ごとに掃除当番がおかれるなど、責任を持った水管理が行なわれています。
また水をテーマとしたまちづくりが進められ、町のいたるところに水を楽しめる施設が整備されています。
→水の町めぐり(財団法人郡上八幡産業振興公社ホームページへリンク)
→水の郷百選(国土交通省土地・水資源局ホームページへリンク)
→名水百選(環境省ホームページへリンク)
【郡上八幡に関する書籍はこちら】
○暮らしを潤す身近な水路
○水縁空間―郡上八幡からのレポート (住まい学大系) ,渡部 一二 (著), 堀込 憲二 (著), 郭 中端 (著) ,住まいの図書館出版局 (1993/08)
○郡上八幡の本―ふるさと創生読本,郡上八幡まちづくり誌編集委員会 (編集) ,はる書房 (1992/06)
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東西交通の要衝の地でもあった大垣では、水門川を市のシンボルとしてまちの軸に位置づけ、川からのまちづくりに取り組んでいます。
国土庁の「水緑都市モデル地区整備事業」の指定を受け、昭和58年から 3年間にわたって水門川3箇所をモデル地区に選定し、「水の広場(貴船広場)整備事業」、「水門川プロムナード整備事業」、「四季の広場整備事業」に取り組みました。
俳聖・松尾芭蕉が奥の細道の旅を終えたむすびの地であることに由来する「舟下り芭蕉焦」は、桜に彩られた川岸を眺めながら大垣城の外堀・水門川約1.5kmをゆっくり進む舟下りであり、当地の所以を活かした祭りです。 また、地域が誇れる豊かでおいしい地下水やまちの環境を守っていくために、NPO法人が主体となり、「水」をまちの資源として活かしていく「水門川ルネッサンス事業」が実施され、自噴井戸の設置や水門川の清掃活動「水門クリーンプログラム」などが行われています。
なお、水門川は水の郷百選に選ばれています。
→水の郷百選(国土交通省土地・水資源局水資源部ホームページへリンク)
【水門川再生に関する書籍はこちら】
日本の水郷・水都
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静岡県西部に位置する佐鳴湖は、昭和30年代前半までワカサギ漁やシジミ採りができるほどきれいでしたが、昭和30年代後半頃から急激に水質汚濁が進み、平成13年には全国湖沼水質のワースト1を記録しました。
このため、「清流ルネッサンスⅡ佐鳴湖地域協議会」や浜松市による「佐鳴湖浄化プロジェクト」などが実施されているほか、市民活動による水質調査やゴミ拾いなど、佐鳴湖の自然回復に向けての活動が継続され、水環境の改善が図られています。
→佐鳴湖ネットワーク会議
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静岡県を流れる巴川上流域に位置する麻機多目的遊水地は、治水機能と公園機能を有する多目的な遊水地として整備が進められました。湛水量確保のため掘削が行われ、一部湛水した池沼には、かつて浅畑沼に繁茂したハスなどの様々な植物が復活し、トンボなどの昆虫類や数多くの野鳥が飛来し、生き物の貴重な成育・生息の場として注目されています。
また、復元された環境を保存することを目的として、NPOや専門家、遊水地周辺の住民などの発意により、地域の多様な主体によって構成される「巴川流域麻機遊水地自然再生協議会」が平成16年に設立されています。
→巴川流域麻機遊水地自然再生協議会(環境省)
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