Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

Go to ARRN website

国内事例

< カテゴリー: 北陸 >

高橋川・仁助川の再生事例(富山県・黒部市)

 高橋川は、黒部市と宇奈月町の境に源を発し、真西に流下して富山湾に注ぐ流路8.7km、流域面 積9.8km2の二級河川です。  安全で潤いのある水辺空間の創出をめざし「ふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)」の認定を受け、「水清く若葉燃ゆる高橋川」を整備テーマに黒部市の総合公園整備と一体となった取り組みがなされています。
 平成8年度手作り郷土賞に選ばれています。


→ああああ

【三面川に関する書籍はこちら】
○ふるさとの川をつくる ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅰ)
○三面川(ミオモテガワ)サケ物語,須藤 和夫 (著) ,朔風社 (1985/02)

富岩運河の再生事例(富山県・富山市)

 富岩運河は、富山市東岩瀬港と富山市街地の間に水運を開き、臨海工業地帯を形成する目的で開削されました。この開削土砂を利用して神通川廃川敷を埋め立てた都心土地区画整理は、昭和初期における一大土木事業でした。
 1989年から富岩運河環境整備事業が始まり、現在では建設当時の門扉を復元することにより、歴史性を重視するとともに、重厚さを醸し出しています。また2002年には国登録有形文化財に指定されています。


【神通川に関する書籍はこちら】
○河川景観デザイン(p.438)
○神通川と呉羽丘陵―ふるさとの風土,広瀬 誠 (著),桂書房 (2003/10)
○日本の川―自然と民俗 (4) ,新公論社 (1989/10)

松川・いたち川の再生事例(富山県・富山市)

 松川・いたち川は、富山市中心部を囲うように流れています。
 松川はかつて富山城を守る堀として利用されるとともに、城下に物資を運搬する舟運路としても重要な役割を担っていました。現在の松川べりは桜の名所として知られ、春には両岸の桜が一斉に花開き、たくさんの人が訪れています。
 一方、宮本輝の「蛍川」の舞台にもなったいたち川は、常願寺川の常西合口用水を水源とし、城下町の東側の住宅地を流下しています。
 いたち川の水辺と清水は、平成の名水百選に選ばれています。


→平成の名水百選(環境省ホームページへリンク)


【松川・いたち川に関する書籍はこちら】
○暮らしを潤す身近な水路
○日本の水郷・水都

三峰川の自然再生事例(長野県)

 三峰川は、「あばれ天竜」の異名を持つ中部地方の天竜川の上流域左岸側に位置する、天竜川最大の支川です。
 中流域では、昭和30年代のダム建設以降、上流からの土砂供給の減少による問題が生じたため、現在は三輪ダムの貯水地内土砂をしゅんせつし、洪水バイパストンネルにより堆砂を抑制する再開発事業が進められています。
 また下流域においては、礫河原の減少や樹林化の進展、アレチウリなどの外来種の侵入による貴重種であるカワラニガナなどへの影響も懸念されており、礫河原を復元し三峰川固有の種が生育・生息する原風景に近くい姿を目標にした自然再生が進められています。


→RIVER FRONT 三峰川本来の自然環境の再生(2003/Vol.48)

神通川の自然再生事例(富山県)

 神通川は、岐阜県・富山両県を貫流して富山湾に注ぐ、豊かな水量と良好な自然が残る川です。
 しかし、最近まで行われていた砂利採取により瀬や淵の消失や縮小が起こり、サクラマスなどの減少を招いています。
 そのため、河川の連続性の確保(魚道の改善)や淵の再生に取り組み、“サクラマスが増える河川環境を再生し、川本来の姿を取り戻す”ことをスローガンとした神通川自然再生プロジェクトが行われています。


→RIVER FRONT 神通川の多様な自然環境の再生(2003/Vol.48)


【神通川に関する書籍はこちら】
神通川と呉羽丘陵―ふるさとの風土,広瀬 誠 (著) ,桂書房 (2003/10) 日本の川―自然と民俗 (4) ,新公論社 (1989/10)

通船川・栗ノ木川の再生事例(新潟県・新潟市)

 通船川は、新潟市津島屋(つしまや)で阿賀野川と分かれ、山の下閘門のわきで栗ノ木川を合流して信濃川に注いでいます。
 古くは木材加工業が盛んで、舟運が発達しており重要な交通路でしたが、昭和41年に完成した山の下閘門排水機場により生活・工場排水が集中化し、この二本の川は日本ワーストワンの水質になったこともあります。
 しかしながら、通船川・栗ノ木川ルネッサンスをはじめとする活発な市民活動を土壌とした「通船川・栗ノ木川下流再生市民会議」による住民参加、激特事業を利用した河川敷地の緑化、「河口の森」での植樹などにより、自然豊かで、子供が泳ぎ、船が通い、流域に活気が溢れ、次世代に誇りをもって贈れる川づくり(自然再生)が実現しています。


→RIVER FRONT 通船川・栗ノ木川再生物語(2004/Vol.49)


【通船川・栗ノ木川に関する書籍はこちら】
通船川物語-『愛されて、誇れる川を目指して』, 通船川物語編集委員会,合資会社エコライン (2002/7)

 1 2 


国内事例

このページでは、日本国内の河川再生事例を紹介しています。
本ページで掲載をご希望の河川再生事例に関わる情報、写真、関連資料等がございましたら、いつでも情報をお寄せ下さい。


運営方針・個人情報保護方針