< カテゴリー: 近畿 >
内湖は、自然生態系の維持や水質浄化に代表される多様な機能を有しています。琵琶湖に接する早崎内湖は、かつては固有種ゲンゴロウブナの琵琶湖最大の産卵場であり、ネジレモ・イバラモなどの貴重な植物が生育し、カイツブリなどの水鳥や留鳥の生息地でした。しかし農地干拓などによりその面積は縮小され、また湖岸堤建設に伴う水辺エコトーンの消失などが、多様な在来生物の生息に影響を及ぼすようになりました。
そこで、琵琶湖生態系保全の先端的取り組みとして早崎内湖の自然再生事業が始まりました。平成13年度からは干拓農地89haのうち、17haを試験湛水し、内湖再生の検討が進められています。
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南部川は、その源を和歌山県南部川村虎ケ峰(標高789.5m)に発し、南部湾に注ぐ延長約35km、流域面積96.5km2の二級河川です。
かつては鮒や鯉、鮎やめだか等が生息し、子供達には絶好の遊び場でしたが、生活雑排水の流入により河川環境が著しく悪化しました。その後、汚水処理施設整備の促進により河川の水質浄化を図り、また南部川水系河川整備計画の一環である「南部川ふるさとの川整備事業」と連携することによる相乗効果で、昔のような子供達が遊べる美しい川へと蘇りつつあります。
【南部川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくり育てる-ふるさとの川整備事業事例集-
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武庫川は、昭和62年より中小河川改修事業(現・都市基盤河川改修事業)が始まり、平成4年にはマイタウン・マイリバー整備事業として国より指定されました。宝塚駅周辺の約1,700mの区間は平成8年に整備計画の認定を受け、まちづくりにあわせた整備が進められています。
湯本第1地区は、旅館、住宅などが混在していた地区を再開発し、あわせて都市計画道路の整備、橋の架け替えと武庫川の護岸改修を一体的に行いました。再開発施設は、旅館、店舗と共同住宅の3棟で構成され、河川に配慮したテザインとなっているとともに、公開空地を活用して河川の高水敷へのアプローチ通路も確保されています。また、宝塚駅側からは「観光プロムナード」構想の一部をなす宝来橋と結ばれ、良好な都市景観を形成しています。
→ふるさと桜づつみ回廊事業はこちら(兵庫県ホームページへリンク)
→甦る水百選(国土交通省都市・地域整備局下水道部ホームページへリンク)
→ああああ
【武庫川に関する書籍はこちら】
○河川を活かしたまちづくり事例集
○生きている武庫川 改訂版―人・くらし・自然,野生生物を調査研究する会 (2003/03)
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庄下川は、尼崎市の中央を南北に流れる1級河川です。
昭和30年代以降に急速に汚染が進みましたが、公共下水道の整備やヘドロ浚渫が行われ、また昭和63年にはふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)に指定されました。
水に親しめるように、堤防から水辺に近づけるようにしたり、護岸沿いに散歩道を設けたりしたほか、自然の復元に配慮した護岸整備や水質浄化に取り組んでいます。
2000年には水質の改善や親しめる水辺空間づくりなどが評価され、庄下川が「甦る水100選」に選ばれています。
→甦る水100選(国土交通省都市・地域整備局下水道部ホームページへリンク)
【庄下川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくるⅡ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅱ)
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生田川は、六甲山系摩耶山や石楠花山を源とし、布引貯水池からJR新神戸駅を経て神戸市街地を抜け、神戸港に注ぐ流域面積11km2、延長1.8kmの河川です。
生田川は、ふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)として、昭和63年より市街地における親水空間としての整備が進められています。整備された水辺広場では毎年7月に 「水辺まつり」が開催されるなど、人々が川とふれあうイベントも行われています。
神戸の シンボルリバーとして、河川沿いの緑地とともに親水機能を持った水辺空間として整備され、市街地における市民のオアシスとなっています。
【生田川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくる ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅰ)
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氷ノ山に源を発する矢田川は、香美町村岡区北部付近で固い矢田川層群の岩を深く削って峡谷をつくり、村岡区和田で支流湯舟川を加え、さらに大小いくつかの支流を合流しながら鉢伏支脈と妙見支脈との間を北流し、霞駆虫奥部を貫いて日本海に流れます。
ふるさとの川整備事業のモデル整備区間は中流に属し、良好な水質と、見事な河床露岩、そして豊かな山林に恵まれた自然環境を誇ります。また、生活に密着した河川として住民の愛着・関心も大きいが一方で、急勾配で河道幅が狭いため、浸水被害も記録されています。このため河川局部改良事業の対象区間となっており、現在の自然景観を活かしつつ、安全な河川としての整備が進められています。
【矢田川に関する書籍はこちら】
○ふるさとの川をつくるⅣ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅳ)
○揖保川-矢田川を歩く,高井 薫 (著) ,吉備人出版 (2000/3/9)
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伊佐津川は、京都府綾部市から舞鶴市を経て舞鶴湾に流れ込む2級河川です。
伊佐津川は、水と緑のネットワークとして舞鶴市総合計画の中での重要な位置付けとなっており、ふるさとの川整備事業などにより、治水を基本としつつ伊佐津川周辺の景観や舞鶴市のまちづくりと一体となった、潤いやすらぎのある水辺空間整備が図られています。
【伊佐津川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくり育てる-ふるさとの川整備事業事例集-
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甲良町は鈴鹿連峰を源に発する犬上川扇状地に形成された地域で、「せせらぎ遊園のまち」をテーマに住民主体のまちづくりが進められ、全国から注目を集めています。
13の集落ごとに「村づくり委員会」を設け、水環境整備の計画から施工、維持管理まですべて住民が関わっています。「水」という「共有」テーマが「協働」を呼び起こし、集落組織を活性化させ、地域社会における共有意識の形成、適切で効果的な事業の提起、住民主体のまちづくり、甲良町の取り組みは、大きな示唆を与えてくれています。
なお、犬上川は疏水百選に選ばれています。
→疏水百選(全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)ホームページへリンク)
→水の郷百選(国土交通省土地・水資源局ホームページへリンク)
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松尾川は、大阪府和泉市(一部岸和田市)を流下し、忠岡町内で牛滝川に合流する流域面積18km2、延長約12kmの二級河川です。
現在、大津川水系河川整備計画に基づき河川改修工事が進められ、島の岸橋から東松尾川合流地点までの区間については、ふるさとの川整備事業として久保惣美術館を核とした公園的な整備を大阪府と和泉市が協同して実施しています。
なお、平成19年度手作り郷土賞に選ばれています。
→手作り郷土賞(国土交通省総合政策地域づくりホームページへリンク)
【松尾川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくるⅣ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅳ)
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岩屋川は、京都府と兵庫県の境の岩屋峠付近に源を発し、急峻な山地を流下して本川野田川に合流する延長約6.7km、流域面積12.3km2の2級河川です。
岩屋川は、「ふるさとの川整備事業」に指定され、まちの顔として誇れる河川としての改修事業に取り組んできました。
ふるさとの川整備事業では、四辻(よつつじ)親水公園の整備、橋梁(四辻橋)の高欄デザインや堤防天端の利用計画などについて地元の意見を取り入れて工事を進めました。地元四辻区及び「岩屋川の景観を守る四辻水辺の会」などが、岩屋川を美しく保つために大変熱心に清掃等の活動に取り組んでいます。
→ふるさとの川「岩屋川」の水辺の保全・活用についてはこちら(京都府丹後広域振興局ホームページへリンク)
【岩屋川に関する書籍はこちら】
ふるさとの川をつくるⅢ ふるさとの川モデル事業整備計画事例集(Ⅲ)
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