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1970年頃の多摩川
(提供:東京都)
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再生後の多摩川
(平成17年10月 土門晋撮影)
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多摩川上流部では、奥多摩湖をはじめとする観光施設が整い、レクリエーション地域として都民の憩いの場を提供してきました。しかし、中・下流部の沿岸は、東京都・神奈川県ともに住宅地や工業用地として都市化され、1965~75 年頃の高度経済成長期に水質悪化や高水敷利用の多様化が進み、沿川の住民たちの間から秩序ある空間利用計画の必要性が叫ばれてきました。近年は、下水道普及により水質が回復するとともに、自然再生の事業が実施されています。
→更に詳しい情報はこちら(PDF 34KB)
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居木橋より上流を望む(昭和47年) (提供:東京都土木技術センター) |
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居木橋より上流を望む(平成20年) (平成20年8月 和田彰撮影) |
東京都を流れる目黒川流域は明治時代から都市化が進み、高度成長期には河川の水環境が著しく悪化し、水面に洗剤の泡が漂い悪臭のする状態が長く続きました。その後、下水道施設の導入や地域住民の努力などもあり、川の水質や景観は大幅に改善されました。
しかし、目黒川流域には今なお合流式下水道が多く存在し、洪水時には川から悪臭がするなど水環境の問題を抱えています。現在、目黒川では、水環境改善を目的とした下水再生水の放流(城南三河川・清流復活事業)や、高濃度酸素溶解水による水質浄化実験が行われるなど、花見が楽しめる水辺の再生を目指した各種取組みが行われています。
また、甦る水100選に選ばれています。
→>>更に詳しい情報はJRRNニュースレターNo.11(PDF 780KB)
→>>更に詳しい情報はJRRNニュースレターNo.12(PDF 262KB)
→>>環境整備に関連した目黒川緑道の記事はこちら
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天降川を挟んで隣り合わせる国分隼人地域では、昭和59年3月に「国分隼人テクノポリス計画」に位置づけられ、高度技術開発企業の誘致などの整備が進められました。
この国分隼人テクノポリス圏域において重要な水と緑の軸となる天降川では、未整備区間の治水安全度の向上とともに、「古代から未来へ、出会いとやすらぎの川 天降川」をキャッチフレーズとしたふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)が昭和63年6月から始まり、神話の時代からの歴史性と豊かな自然を活かしつつ、地域のふれあいの場となる水辺空間の整備が行われています。
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撥川(ばちがわ)は、黒崎の中心部を通り洞海湾に注いでいます。かつては鮒が釣れ、水辺に多くの子供たちが集う川でしたが、昭和28年の大水害を契機にコンクリート三面張りの河川改修が行われ、地域住民から背を向けられる排水路となりました。
その後、平成7年から河川再生事業が始まり、市民の意見を最大限に活かすための作業部会が組織され、様々な立場の関係者と共に川のあり方を議論した結果として、「撥川ルネッサンス計画・基本構想」が策定されました。
現在は撥川にホタルが戻り、平成18年からは「撥川ほたる祭り」が始まっています。なお、撥川は平成16年度手作り郷土賞に選ばれています。
→「手作り郷土賞」(国土交通省総合政策地域づくりホームページへリンク)
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馬込川は、浜松市の中心部を南北に流れる延長26kmの二級河川です。
現在は暫定改修断面による改修事業がほぼ終了し、連結ブロック等による低水護岸が施工されています。一方で、かつての自然味あふれる馬込川の風情が失われているという声も強く、また1年を通じ流量が非常に豊富なため、危険な河川というイメージが定着しています。こうしたことから、潤いある水辺づくりへの要請が次第に高まり、ふるさとの川整備事業等を通して、浜松市では、河岸のサイクリング道整備事業等を推進しています。
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安春川は、明治23年に当時湿原であったこの地域の水害を防ぐこと、また地下水位をさげて農地として利用することを目的に、屯田兵によって掘られました。
後に、都市化が進み住宅街が形成されるにしたがって、安春川は枯渇した都市河川となってしまいました。
そこで、再び安春川に水を取り戻し、人々に親しまれ潤いを与える水辺空間をつくりだそうと、ふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)の認定を受け、整備を進めてきました。
そして、平成3年、やすらぎとふれあいのある、楽しい街のウオーターフロントとして、安春川は新たに蘇りました。
甦る水100選に選定されるほか、平成5年度手作り郷土賞に選ばれています。
→安春川再生事業の概要はこちら(札幌市河川事業ホームページへリンク)
→手作り郷土賞(国土交通省総合政策地域づくりホームページへリンク)
→甦る水100選(国土交通省都市・地域整備局下水道部ホームページへリンク)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 北海道 | コメント(0) | トラックバック(0)
松江堀川は、一級河川北田川、北堀川、四十間川、城山西堀川、京橋川、上追子、及び準用河川の城山内堀川、米子川、田町川の9 河川を含む流域12 平方キロメートルの斐伊川水系河川の総称です。
松江堀川は、史跡松江城や武家屋敷などとともに松江観光の中心地をなし、ふるさとの川モデル事業(現ふるさとの川整備事業)や清流ルネッサンス事業などにより環境が改善され、水都松江のシンボルとして多くの観光客で賑わっています。また平成9年度からは、松江城の堀川を周遊する堀川遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」が開業し、水都松江の風情を楽しめることから、県内外を問わず多くの観光客で賑わっています。
甦る水百選や水と緑の文化を育む水の郷100選に選ばれています。
→甦る水百選(国土交通省都市・地域整備局下水道部ホームページ)
By JRRN事務局 | カテゴリー: 中国 | コメント(0) | トラックバック(0)
巴波川は、かつて全国水質汚染ワースト2位となるほどの汚染が進んだ河川でした。 しかし、水質改善対策やふるさとの川モデル事業の適用により、清流が復活し、また舟運の再生と10万匹の鯉が群泳する快適な水環境・住環境が形成され、歴史や文化に根ざした地域の再生が実現しました。
近年、遊歩道として利用していた低水護岸の老朽化が進んだことから平成12年度から平成15年度にかけて国庫補助河川修繕事業を導入して、その修繕を行っています。 現在、巴波川は栃木市の歴史的景観を有する観光拠点の一つとして評価され、都市景観100選に選定されたほか、2003年度の「公共の色彩賞~環境色彩十選~」や2005年度の「手づくり郷土賞」で大賞にも選ばれています。
→「手づくり郷土賞」(国土交通省総合政策地域づくりホームページへリンク)
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宮崎市の中心地を流れる後田川は、急速な都市化により多量の生活排水が流れ込み、周囲に悪臭を放つ程に水環境が悪化しました。
そのため、下水道事業により、後田主要幹線として暗渠化を進めるとともにその上部を緑道公園として整備し、更に「アクアパークモデル事業」により下水処理場での高度処理水を利用したせせらぎ水路が緑道公園内に設置されました。
その結果、現在ではかつての清流が甦り、魚が泳ぎ、子供達や市民が集う水と緑の憩いの空間を創出しています。
なお、後田川は甦る水百選に選定されるほか、昭和63年度、平成19年度手作り郷土賞、平成5年度都市景観大賞に選ばれています。
→甦る水百選(国土交通省都市・地域整備局下水道部ホームページへリンク)
→手作り郷土賞 平成19年度(国土交通省総合政策地域づくりホームページへリンク)
→都市景観大賞(国土交通省都市・地域整備局ホームページへリンク)
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藍場川は、城下町のたたずまいを色濃く残す平安古・江向・川島の武家屋敷地域を縫うように東西に流れる、延長2.6km、幅員4mの小河川です。川端には藩営の藍場ができ、川が一藍色に染まったことから、いつのまにか藍場川と呼ばれるようになりました。 元来は農業用水や生活用水として利用されていた藍場川ですが、江戸時代中期に川舟が通れるように開削され、薪や炭などの運搬にも利用されるようになりました。
萩市ではこの運河及び周辺を「萩市歴史的景観保存地区」に指定し、現在でも、かんがい用水、防火用水、生活用水として利用され、官民連携の下、景観、環境保全(藍場川修景事業)がなされており、城下町・萩の観光スポットとして市民生活になくてはならない疏水となっています。
疏水百選に選定されるほか、昭和63年度手作り郷土賞に選ばれています。
→疏水百選(全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)ホームページへリンク)
→「手づくり郷土賞」(国土交通省総合政策地域づくりホームページへリンク)
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