Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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JRRNからのお知らせ

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JRRNより年始のご挨拶

日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN) 事務局長 佐合純造

  2013年、新年おめでとうございます。皆様におかれては日頃よりJRRNのネットワークの活動にご協力いただき感謝申し上げます。

 私ごとですが、昨年はついに還暦を迎えました。歳とともに、1年が短く感じられて新年があっという間にやってくるようになりました。「光陰矢のごとし」を実感しています。

 まずは、昨年のJRRNの主な活動ですが、会員皆様のご協力、事務局員の努力により、台湾、韓国、フィリピン、マレーシアなどの関係団体の来日に合わせた国際交流、フィリピンやマレーシアのシンポジウム、フォーラムへの参加や現地での交流、国内でも「市民による河川環境の見かた・調べかた~英国『PRAGMO』に学ぶ~」を開催しました。刊行物ではARRN河川再生手引きやPRAGMO日本版の発行、主催した講演会等の講演録の発行など多くの出版物、ニュースメール、ニュースレターの定期的発信に加えて、JRRNの様々な活動、会員からの情報提供等をホームページで公開しました。

 また、特に皆様へ報告すべき事項として、昨年11月の中国北京でのARRN運営会議の場で、6年間行ってきたARRN事務局を中国CRRNへ移管したことです。事務局はCRRNへ移りましたが、HP運営などは分担協力しながら進める予定になっています。

 JRRNは河川、特に河川再生に関心を持った様々な方々が会員になって活動しています。

 ところで、BSのテレビで朝に「里山」という短い番組をやっており、出勤前になんとなく見ています。川がメインの番組ではないのですが、川も多く出てきます。自然豊かな川も出てきますが、先日はコンクリート張りの川が登場して、意外に地域の自然に馴染んだ川として取り上げられていました。ドラマでも川が重要な場面の背景に出てきますが、ドラマの筋より川の様子が気になることがあります。

 川の存在意義とは何でしょうか。現実に川のそばに住んでいる人にとっては生活との関わりが大切です。一方、たまに立ち寄る人にとっては普段得られない自然や景観が大切かもしれません。川というよりも人間のほうの問題かもしれません。

 河川再生はどのようなものか、どのように進めるのか、JRRNとしても大きな課題です。皆様、多様な考えを持っておられると思います。この変動する時代、ときには基本に返った議論も必要と思います。

 JRRN は現在、個人会員が約590名、団体会員が約48団体であり、順調に増加しています。JRRN 事務局としては情報提供や会員どうしが有意義な交流ができるようにさらに努力していきたいと考えています。JRRN は皆様の協力を得て、河川再生の発展に貢献できるように努力していきますので皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 2013年元旦

    
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