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日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN) 代表 土屋信行
2022年、新年明けましておめでとうございます。
皆様には日頃よりJRRNのネットワーク活動にご協力いただきまして大変ありがとうございます。
今年は本格的に「流域治水」に取り組む年にしたいと思います。言葉としては古く、全く新しい概念ではありませんが、近代土木工学として洪水を河川に閉じ込めようと考えてきた流れからは、一線を画する取り組みです。河道に閉じ込めてきた洪水を氾濫流域をも含め、全体でとらえて安全性を確保する考え方です。温故知新。このような取り組みには歴史的に「信玄堤」「水塚、水屋」「水田遊水池」など多くの「洪水域に住む作法」として伝わってきました。また、流域内での上流地域と下流地域の結びつきも今以上に強い結びつきがありました。その一例が関東の荒川です。
荒川の最上流源流点は標高2,475mの甲武信ヶ岳です。甲州・笛吹川・富士川、武州・荒川、信州・千曲川・信濃川の3つの国と3大河川の分水嶺です。その武州の最上流に「三峯神社」があります。霊験あらたかな白い「気」のお守りで有名な神社です。この神社の参道にはたくさんの三峰講の寄進を記録した石碑が建立されています。これらの石碑に刻まれた文字を読んでいくと「日本橋講」「神田講」「築地講」「木場講」「谷中講」「品川講」「堅川講」「葛西講」「宇田川講」など、荒川の最下流の江戸の町の名が連なっています。同時に江戸市中には駒込、入谷、浅草、品川大井などに三峰神社が祭られています。なぜ、荒川の最上流と最下流まで170㎞も離れた地域の結びつきがこれほどまでに強いのでしょうか。三峰神社は火除けの神様です。一方江戸は「火事と喧嘩は江戸の華」ともいうような火事の多い地域でした。そのために「火事と火防」という信仰心はもちろんなのですが、それ以上に人々が動いた根本的動機が「地域経済の結びつき」です。
火事になると必要になるのか、燃えてしまった家屋を再建する材木です。その木材をどこに頼ったかというと荒川の最上流の秩父の森なのです。最上流の森林で伐採した木材を運び出すには急峻な山道を下らなければなりません。やはり大きな材木を運ぶには川を使わなければなりませんが、荒川は水量の少ない川です。そこで工夫されたのが「鉄砲堰」です。山間地域で川の水を大量にせき止め、この水を一度に開放し鉄砲水を起こすことで荒川本流まで材木を押し流したのです。本流では筏を組み江戸木場まで運びました。木場ではこの材木をいつでも供給できるように製材、保管していたのです。この上下流それぞれの地域経済を支え結び付けていたのが荒川なのです。
また、主に中流域の礫河原地帯では河川内樹木が繁茂してしまいます。しかしこれも人々の営みの中で河川敷で育った樹木は薪炭として利用されてきました。河川敷を入会地として地域の共同管理地として収穫される魚介類や樹木を分け合ったのです。こうやって河川敷樹木が繁茂して洪水を起こすことを防ぎ、時には根起こし跋根することで底床部の石が荒らされることにより、底生生物の環境も維持されてきたのです。
この様に河川を維持する技術は私達の生活に根差した作法として継承されてきました。小さな自然再生の活動を含め河川再生に向けた取り組みは、川と私達の付き合いを見つめ直すことです。そして私達の地域での活動が上下流地域の相互の生活を認め合うことになる、それが「流域治水」として大きな成果に繋がると信じています。
これからもJRRNの情報ネットワークはさらに皆様と強固に繋がり、地域から国レベルの方向性へ、力強い活動をしていきたいと思います。
今年も各地で大いにご活躍ください。どうぞよろしくお願いいたします。
2022年 元旦
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日時: 2022年01月07日 20:48

RIVERFRONT Vol.93はこちら
機関誌「RIVERFRONT」Vol.93が発行されました。
本号の特集「水辺の小さな自然再生~自治体と協働する~」では、JRRN活動で大変お世話になっている小さな自然再生を実践する専門家や自治体職員の方々よりご寄稿頂いています。
※RIVERFRONT Vol.93はこちらから
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日時: 2021年10月01日 18:51

「小さな自然再生」現地研修会の開催希望現場募集チラシ (PDF 1.0MB)
様々な主体と協働しながら、多種多様な生きものが生育・生息できる環境づくりに取組む仲間を増やし育成することを目的に、今年度も「小さな自然再生」現地研修会(3回程度)を開催します。
開催地の現場に関わる川づくりの担い手の方々、研修会の一般参加者、そして「小さな自然再生」研究会の専門家とともに、身近な水辺でできる小さな自然再生の見試しを通じて、技術やノウハウ、工夫等々を一緒に学ばせて頂くフィールドはありませんか?
下記募集要項をご確認の上、ご興味のある方はご応募、ご相談をお待ちしております。
「小さな自然再生」現地研修会の開催地を募集します! (8/17応募締切)
【応募条件】
水辺の小さな自然再生に関わる取組みを既に実践している、またはこれから取組もうと考えている現場をお持ちの川づくりの担い手の方々(市民団体、河川管理者、研究者、実務者 etc.)
【”応募者”と”JRRN”の主な役割分担】
◇応募者:現場作業に向けた地元調整(管理者等との事前調整、資材調達、地元広報 等)
◇JRRN:専門家調整(旅費・謝金等の費用負担含む)、座学会場手配(会場費含む)、地元外広報、研修会進行、研修会成果とりまとめ 等
※研修プログラムは応募者のご要望を踏まえJRRNや研究会専門家と一緒に考えます。
【応募期間 及び 今後のスケジュール】
◇応募期間: 2021年7月26日(月)~8月17日(火)
◇今後のスケジュール: ※新型コロナウイルス感染拡大状況により変更の場合があります
・~8/17(火): 開催を希望する現場の公募
・~8月末: 開催候補地の調整 → 開催地決定(3回)
・9月~: 企画調整開始
・9月~11月: 現地研修会の開催(3回)
【応募申込み・お問い合わせ】
氏名、所属、連絡先(住所・電話・e-mail)とともに下記申込先までEメールにてご応募下さい。
(応募申込み先) E-mail: info@a-rr.net
日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)事務局
担当: 和田彰・澤田みつ子
Tel: 03-6228-3863
皆様からのご応募をお待ちしております。
※募集チラシはこちらから (PDF 1.0MB)
※本活動は、公益財団法人河川財団による河川基金の助成を受けて実施します。
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日時: 2021年07月26日 20:12

「雨展」に関わる東北地方整備局記者発表資料(PDF 2.9MB)
JRRNも企画運営に協力する『あらぶる雨・めぐみの雨「雨展」』が、東北地方整備局主催、水の巡回展ネットワーク企画制作で東北地方の4会場で開催されます。
身近な存在の「雨」ですが、時には猛威を振るい、私たちの暮らしに大きなダメージを与え、一方では、私たちの暮らしには欠かせない水を供給し、日々の生活を支えています。
本巡回展示は、「雨」に関する様々な展示物を通じて、水災害に関する知識、また水環境保全の大切さを学ぶことを目的に開催します。
【展示期間及び展示会場】
① 山形県生涯学習センター遊学館:
令和 3 年 7 月 2 日(金)~令和 3 年 7 月 17 日(土)
② 北上川学習交流館あいぽーと :
令和 3 年 7 月 27 日(火)~令和 3 年 8 月 26 日(木)
③ 摺上川ダム管理所インフォメーションセンター:
令和 3 年 9 月 1 日(水)~令和 3 年 9 月 14 日(火)
④ 七ヶ宿ダム管理所1階 :
令和 3 年 9 月 22 日(水)~令和 3 年 10 月 6 日(火)
たくさんの皆様の展示会場へのご訪問をお待ちしております。
→「雨展」に関わる東北地方整備局記者発表資料はこちらから(PDF 2.9MB)
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日時: 2021年07月04日 12:18
JRRN会員各位
毎週月曜日に配信しているJRRNニュースメールですが、送付元サーバーのセキュリティ強化による仕様変更に伴い、一部会員の方々のメールアドレスにニュースメールが配信できていない状態が続いております。
現在事務局で対応中ですが、解決まで時間を要することが予想されるため、会員皆様にご迷惑をお掛けし大変申し訳ありません。
なお、ニュースメールは以下のページでもご覧いただけます。
http://jp.a-rr.net/jp/activity/newsmail/
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日時: 2021年06月19日 14:47

応募案内チラシ(PDF 286 KB)
2009年に「桜のある水辺風景」の募集を開始してから今年で12年目。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大のため、募集開始後まもなく中止となりました。
本年はこれまでと趣向を変え、Instagramで募集をさせて頂きます。
応募方法は上記応募案内チラシまたは以下をご覧ください。
多数の皆様のご応募をお待ちしております!
「桜のある水辺風景 2021」 応募要項
○応募資格: 下記応募方法に従い、以下の条件を満たす方であればどなたでもご応募いただけます。
①下記作品規定に同意して頂いた方
②Instagramのアカウントを保有し、公開設定にして頂いた方※
※Instagramアカウントをお持ちでない方は、アカウントを作成してご応募ください。
※非公開設定となっている投稿は無効となりますので、必ず公開に設定してください。
○作品規定: ご本人が撮影したデジタル写真のみとさせていただきます。
JRRNの刊行物・ウェブサイトで使用させて頂く場合があります。
個人が特定できる画像を含む場合は被写体の方の了承を得てください。
○応募方法: 以下の手順に従って、ご応募ください。
①Instagramで「jrrn01」(QRコード→)をフォロー
②スマートフォン、デジタルカメラで水辺の桜風景を撮影
③ハッシュタグ「#桜のある水辺風景2021」をつけて投稿※
※タイトル、撮影時期、想いなどのコメントも自由にご記入ください
過去の写真も募集中です。桜と水辺を満喫しましょう!
○応募期間: 2021年3月29日(月) ~ 2021年5月9日(月)
○表彰: 最優秀賞、優秀賞を選定※し、刊行物・ウェブサイト等の広報媒体により、全国に積極的に広報します。
※選定者に対する金品の副賞はありません。
○問合せ先: 〒104-0033 東京都中央区新川1丁目17番24号
(公財)リバーフロント研究所内
日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)
事務局 担当: 阿部(Eメール: info@a-rr.net )
皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております。
→企画チラシはこちら(PDF 286 KB)
→『桜のある水辺風景写真集』全バックナンバーはこちら(2010年-2019年)
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日時: 2021年03月29日 19:01

日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN) 代表 土屋信行
2021年新年あけましておめでとうございます。
昨年はコロナ感染症の蔓延のためすべてのスケジュールは大きな影響を受けました。このような状況下でも皆様にはJRRNのネットワークの活動にご協力下さいまして大変有難うございます。
今年こそはこの状況に大きな転換を迎え新たな旅立ちをしたいものだと、皆様と共に期待したいと存じます。
昨年は「できることから始めよう 水辺の小さな自然再生事例集」の発行から5年が経過し、この間に蓄積された各地の活動を集め、小さな自然再生事例集の第2弾を発行しようと、皆様のご協力をお願いしてまいりました。その大きな成果として事例集第2集を3月に取り纏め、現在皆様に配布をしております。この事例集は最初の事例集をご覧いただいた方々からご希望をいただき、各地の地域活動の実態を集約して多くの方々にお伝えするという目的でまとめました。第2集はこのような地道に取り組む各地域の活動を共有することが出来、多くの方々から高い評価をいただいています。この取り組みに皆様の大きなご支持をいただいたことにも本当に感謝いたします。直接お申し込みをいただいた方々には送料のみ実費で現在配布しておりますが、ホームページにも掲載されておりますので、ダウンロードしてご覧頂いてる方もたくさんいらっしゃいます。この事例集第2集の取りまとめに多大なご尽力くださいました多くの方々には本当に感謝申し上げます。
このような草の根活動がさらに多くの協働の同志を得て、地域それぞれの特徴を持った活動が各地で花開いて行くことを大いに期待しております。
またコロナの蔓延が大いに心配される時ではありましたが、身近でできる水辺の自然再生普及促進プロジェクトとして「小さな自然再生」現地研修会を愛知・秋田・京都にて3回実施いたしました。この現地研修会は公益財団法人河川財団の河川基金助成をいただき実施したものです。新型コロナウィルス感染防止を徹底するため当初予定していた規模を縮小して少人数での開催となりましたが、各研修会の共催及び協力団体の皆さま、また熱心な講師皆さまのご尽力のおかげで、3回とも実り多い現地研修会を実施することができました。この「小さな自然再生」現地研修会も昨年で通算11回となりましたが、今年も関係者の協力を得ながら実施してまいります。
さらに昨年は平成9年に河川法を改正して以来、大きな転換を迎える画期的な出来事がありました。それが洪水の危険性が迫っている場合に実施される「ダムの事前放流」です。本来の利水目的である貯水容量を治水目的で事前放流する調整が各水利権者の間で整ったのです。水害に備え農業や発電などの利水目的ダムの容量も含め、国管理の1級河川約100水系で事前放流の仕組みを作ることが出来たのです。もちろんこの運用には気象庁の整備したスーパーコンピューターによる3日前からの降雨予報確率が格段に高まったことも大きな推進要因ではありますが、かかわる多くの治水担当者、農業従事者、発電事業者、水道事業者等が一堂に会して河川の持つ役割を共通認識として合意出来たのです。1000年を遡る水利権も存在することから、ここまで纏まるには大変な決断であったかが推察できます。河川は「環境の整備と保全」という大きな目的を加えて以来「治水・利水・環境」という3本の柱を全て並び建つように調整してきたのですが、時としてそれぞれの立場を優先するあまり、せめぎ合いもしてきました。環境を無視した直線コンクリート三面覆工河川への改修、灌漑期の瀬枯れ現象の多発、河川敷の樹林化による堤防決壊事故など、私達は多くの辛い経験をしてきました。
しかし、今回の八ッ場ダム50個分もの事前放流を関係者の総意として合意できたことで、これからの川がまさに多くの人々の共通の財産として認識され、治水と利水と環境がほどよいバランスで並び建つことができるのではないかと明るい未来を描くことができました。
これからも気候変動はさらに極端化へ向かって進んでいくものと思われます。自然エネルギーとしての水の持つ役割はさらに大きくなってくるものと思います。そのようななかで河川の環境が果たす役割もまた大きいものがあり、治水と利水との共存も私たちが担うべき大きな役割であると思います。
これからもJRRNの人と情報のネットワークはさらに皆様と強固に繋がり、国レベルの方向性へも力強いオピニオンを発していきたいと思います。
今年も各地で大いにご活躍ください。どうぞよろしくお願いいたします。
2021年元旦
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日時: 2021年01月04日 11:21

2020年3月発行「できることからはじめよう 水辺の小さな自然再生事例集 第2集」(印刷製本版)の送付をご希望の方は、送料(360円:ゆうメール利用)のみご負担頂いた上で、2冊を上限に無料でご提供致します。(2冊まで送料は同じです)
送料のお支払方法は、「郵便切手の事前送付による支払い」となります。申込受付ページより、『①氏名』『②送付先郵便番号』『③送付先住所』『④メールアドレス』『⑤必要冊子数(1or2冊)』を入力してお申し込み下さい。(事務局からの送付は郵便を用い、ポストへの投函となります)
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、JRRN事務局職員の6月以降の出勤が引き続き制限されているため、お申込み後、事例集到着まで約2週間程度を要する場合がございますので、予めご理解頂ければ幸いです。
「水辺の小さな自然再生事例集 第2集」 送付申込受付ページ
※申込はこちらから→ https://forms.gle/KPn6L6XgWGGp5Zo39
・申込手続きを完了後、「360円分の切手」を以下の送付先まで郵送願います。
・切手を受信し発送を完了後、JRRN事務局よりメールでご連絡を差し上げます。
※送付先:
〒104-0033 東京都中央区新川1丁目17番24号 NMF茅場町ビル7階
公益財団法人リバーフロント研究所内 日本河川・流域再生ネットワーク事務局(担当:後藤)
本事例集をご活用頂ければ幸いです。
JRRN事務局(担当:和田・後藤)
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日時: 2020年06月01日 14:33
JRRNでは、緊急事態宣言の延長を受け5/31(日)まで事務局職員の在宅勤務によるテレワークを実施中です。
この間のお問い合わせ等につきましては、JRRN事務局のメール(info@a-rr.net)までご連絡をよろしくお願い致します。
どうぞよろしくお願い致します。
JRRN事務局
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日時: 2020年04月14日 06:41
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、3月10日(火)より募集を開始しておりました「桜のある水辺風景2020」の作品募集を本年は中止とさせて頂きます。
感染が拡がる地域にお住いの皆さまは、不要不急の外出は避け、ご自宅でお過ごしください。
この難局を乗り越え、来年の春、再び皆さまより素敵な水辺の桜の作品をご応募いただきますことを楽しみにしております。
※昨年までの応募作品はこちらでご覧いただけます。
→http://jp.a-rr.net/jp/activity/publication/category/cherryphotos
JRRN事務局
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日時: 2020年03月28日 08:56