Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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「カリフォルニア州サンウォーキン川のサケ遡上のための河川復元計画見直し」に関する報道記事案内

日本語仮訳資料のダウンロードはこちら(PDF137KB)

  JRRN個人会員の(株)日建技術コンサルタント・益倉克成様より、「カリフォルニア州サンウォーキン川のサケの遡上のための河川復元計画の見直し」に関する報道記事をご紹介頂きました。
 また、本報道記事の日本語仮訳資料も合わせてご提供頂いております。

  ■本記事の日本語仮訳版はこちら(PDF137KB)

 (以下案内文)

 San Joaquin River(サンウォーキンまたはサンホアキン川)は、シェラネバダ山地に源を発し、カリフォルニア州の中央部の乾燥地帯の盆地のサンウォーキンバレーを南から北に流れ、サンフランシスコ湾のデルタで、北から流入するサクラメント川と合流する、河川延長589km、流域面積82,362km2(出典:ウイキーペディア)の河川です。サクラメント川と合わせ、カリフォルニアの水資源供給に関して、重要な役割を果たしています。この河川の復元についての計画が、連邦の開拓局によって見直されたとの報告がありましたので、報告致します。報道は、以下の通りです。

  • 当初の計画は、環境保護運動との裁判の和解によって、今年の12月に完成することとなっていたとのことです。
  • その間の進捗ははかばかしくなく、開拓局の調査の結果によって、完成が3年繰り延べられ、新しいコストは、中心的な事業に対し、8.9億ドル、附帯的な事業を含め、20億ドル以上と見積もられているとのことです。
  • 主要な事業は、2つの既設ダムを迂回するバイパス水路の建設と下流部の水路の整備とのことです。
  • 周辺の農民は、既に和解によって、潅漑用水の一部を河川に戻すことが必要とされている状況で、新しい計画が充分であるかの懸念を持っているとのことです。
  • 環境保護グループは、全般的には、好意的とのことですが、具体的な内容については、異論があるとのことです。
  • また、今後の予算付けについての懸念も報道されています。

乾燥地帯の農業地域の河川であるため、水利用が高度に行われているようで、このような河川へのサケの復元は、なかなか困難なように思われます。

 ■報道のサイトは以下参照(英語版)

http://www.fresnobee.com/2012/06/30/2894653/price-for-san-joaquin-river-restoration.html

 ■本記事の日本語仮訳版はこちら(PDF137KB)

 

    
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