調査報告「10年後の水文化を予測するためのツールブック」公開案内
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ミツカン水の文化センターより、2013年度日本の水文化調査報告「10年後の水文化を予測するためのツールブック」が公開されました。
本報告は、少し先の未来である10年後を念頭に、官公庁や公的機関が発表している水に関するオープンデータを集めて現状を把握し、日本の優れた水文化を次世代に引き継いでいくための注目すべきポイントを紹介しているもので、日本の河川再生の未来を考える上での貴重な視点が集約されています。
なお、本報告書の編集・執筆チームの一員でもある前川太一郎様(JRRN個人会員)より、以下のメッセージを頂戴しています。
<前川太一郎さんからのメッセージ>
飲み水がどこから来て、使い終わるとどこへ行くのか、正確に説明できる大人は少ないのではないでしょうか。昔に比べて現在は、水にまつわるシステムが高度化したことで、「水」と「人」の距離が離れてしまったと感じます。そこで「見える水」と「見えない(見えにくい)水」、「物理的な距離」と「心理的な距離」を軸として、このツールブックで扱うべきテーマを考えました。すでに始まっている人口減は、国や行政の税収に少なからぬ影響を与えるでしょうし、上下水道をはじめとする社会インフラを支えてきた担い手も減少するはずです。そんななか「何がおもしろいのか」「注目すべき点は何か」を考えることで「次代の文化の芽」を発見する試みを企てました。まだまだ不十分ですが、1人でも多くの人たちと一緒に「健全な水文化の継承」を考えるきっかけになればと願っています。
※「10年後の水文化を予測するためのツールブック」公開ページはこちら
http://www.mizu.gr.jp/chousa/toolbook/
By JRRN事務局 | カテゴリー: 会員からの書籍・資料案内 | コメント(0) | トラックバック(0)
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日時: 2014年04月25日 13:06