Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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会員からのお知らせ

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アジア流域水問題や河川砂防技術基準等の英訳資料のご紹介

 JRRN会員であり、2008年7月18日(金)開催「第1回JRRN河川環境ミニ講座」の講師を務められた大町利勝さんより、日本の水資源・河川管理手法を海外に普及する際に役立つ英文資料の情報をご提供頂きました。一部資料の執筆・翻訳には大町様も関与されています。


●アジアの流域水管理 英語版(Study on Asian River Basin)
・編著者:砂田憲吾
・執筆者:CREST Asian River Basins Water Policy Study Team
・発行年月: 2009年3月
・入手方法:下記よりダウンロード可能
http://www.cec.yamanashi.ac.jp/~tetsu/AsianRiverBasin.pdf

●河川砂防技術基準(計画編) 英語版 (Technical Criteria for River Works: Practical Guide for Planning)
・発行年月: 2009年2月
・入手方法:下記よりダウンロード可能
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0519pdf/ks0519.pdf

●平成9年改訂 河川法 英語版(The River Law with commentary by article)
・発行年月: 1998年9月
・入手方法:下記よりダウンロード可能
http://www.idi.or.jp/library/pdf/RIVERE.PDF

●Dams in Japan, Past, Present and Future
・編著者:日本大ダム会議
・発行年月: 2009年4月
・価格:US$119.95
・ISBN: 978-0-415-49432-8

水辺からのメッセージNo.1

「多摩川春のアユまつり」のご案内

 JRRN会員で、川崎河川漁業協同組合の山崎充哲さんより御提供頂いた多摩川でのイベントのご紹介です。
 「多摩川春のアユまつり」のご案内です。  今年も多摩川に若アユがたくさん遡上してきました。
 秋に産まれた卵たちから仔アユが東京湾で冬を過ごし、多摩川へ戻ってきたアユたちの遡上を観察します。魚道でその姿を直接目で見て実感していただけます。
 5月2日(土曜)に川崎市多摩区にある二ヶ領宿河原堰にて、多摩川天然アユの自然観察会を実施します。
 どなたでも無料でご参加いただけます。ゴールデンウイークの1日を多摩川で過ごしてみませんか。

  • 日にち:5月2日
  • 時間:11時から1時間程度 (遡上は1日中見ることができます)
  • 場所:川崎市多摩区二ヶ領宿河原堰 右岸  小田急線・南部線 登戸駅徒歩5分。
    駐車場は近隣のコインパーキングになります。河川敷には停められません。
  • 料金:無料
  • 申込:不要/どなたでも自由にご参加いただけます。
  • 催し物:紙芝居 アユの一生 「多摩川アユ太郎物語」
        多摩川天然アユの試食会
        川崎稲生ロータリークラブのお楽しみ会

<解説員・問い合わせ>
川崎河川漁業協同組合  総代 山崎充哲

  • 電話 044-933-3220
  • メールアドレス RiverRanger@excite.co.jp

「日本橋川の舟めぐり モニター募集」のご案内

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舟めぐりの様子

 JRRN会員で、「江戸東京再発見コンソーシアム」事務局の野地様より御提供頂いた情報です。

 「江戸東京再発見コンソーシアム(CREW)」は、都心の観光やにぎわいをより一層進めるため、歴史文化を背景とする観光の材料を見出し、東京都心の観光情報の発信と観光舟運事業やイベント等を通して、皆様の東京再発見のお手伝いをいたします。
 この度、当コンソーシアムの代表団体である東京中央ネット主催による舟めぐりツアーをご案内させていただきます。無料ですので、奮ってご参加下さい。
 →案内チラシはこちら(PDF 170KB)

◇日本橋川周遊舟めぐり モニター募集◇
 東京中央ネットは、国内外の人々に中央区内の情報を提供し、地域の活性化を図るため、日々活動を行っております。
 東京都中央区は、江戸時代から続く歴史文化の集約地であり、またそこを流れる日本橋川流域は、水運の便がよかったことから、江戸から近代に至るまで経済・運輸・文化の中心として栄えた地域でもあります。

 この度、日本橋川流域の観光資源開発等を目的とした試験運航を、4/16(木)~20(月)の5日間、計10回行います。ぜひ、ご参加ください。

●実施日時と運航ルート

  • 実施日:4/16(木)・4/17(金)・4/18(土)・4/19(日)・4/20(月) 各日2回運航
  • 運航ルート:常盤橋防災船着場を基点とした日本橋川周遊1時間コース
  • 参加費:無料(テスト運航の為)
  • 主催:特定非営利活動法人東京中央ネット

 こちらは、当コンソーシアムの代表団体であるNPO法人東京中央ネットが主催するモニターツアーとなります。このモニター運航は、地域の活性化と日本橋川の観光資源開発を目的とした、舟めぐりツアーとなります。
 また、乗船後にアンケートへのご回答もお願いいたします。以上の点にご同意の上、参加ご希望の方は下記アドレスまでお申込み下さい。


●お申込み方法 お申込みは、メール・FAXにて承っております。下記必要事項を記入の上、お申込み下さい。

記入事項:

  • お名前
  • ご住所
  • お電話番号(携帯等、前日や当日に連絡が取れるもの)
  • Eメールアドレス
  • ご希望日とご希望時間
  • 備考 ※12歳以下のお子様が参加する場合は、備考に「お子様○名」とご明記ください。

◇お申込み先:

  • 特定非営利活動法人東京中央ネット
  • FAX/ 03-5695-1968
  • MAIL/ fune@tokyochuo.net

◇お問い合わせ:

  • TEL:03-3668-0390(江戸日本橋観光めぐり事務局)

※乗船料は無料です。
 モニター運航のため、アンケートの記入をお願いいたします。

※荒天の場合は、運航を中止することがございます。
 担当者より事前にご連絡申し上げますので、連絡のつく携帯番号等をお知らせ下さい。

※水上は涼しいので、暖かい格好でお願いいたします。
 また、動きやすい靴でお越し下さい。

この事業は、(財)河川環境管理財団の河川整備基金の助成を受けて実施しています。
NPO法人・東京中央ネットホームページ:http://www.tokyochuo.net/index.html

【2009.2.12会員投稿】「江戸東京舟めぐり ツアーモニター募集」のご案内

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舟めぐりの様子

 

 JRRN会員で、(株)建設技術研究所 国土文化研究所に所属する今西由美さんより御提供頂いた情報です。
 現在、(株)建設技術研究所は、中央区・港区・千代田区の企業や団体11社と「江戸東京再発見コンソーシアム」を結成し、都心の観光開発に向けた舟めぐり・街めぐりを展開しております。この度、ガイド付きの舟めぐりツアーモニターを開催しますので、下記の通りご案内させていただきます。無料ですので、奮ってご参加下さい。

◇江戸東京舟めぐり ツアーモニター募集◇
 江戸東京再発見コンソーシアムでは、都心の観光やにぎわいをより一層進めるため、「街めぐり」「舟めぐり」「江戸野菜」「伝統工芸」「観光情報発信」の5つを柱に、都心エリアに訪れる人のお役にたてる観光サービスを提供するべく活動しています。
 東京の都心は、江戸時代から続く歴史文化の集約地であり、隅田川・神田川・日本橋川・芝浦運河など、水の都東京を代表する地域でもあります。
 今回、都心における水辺の観光の可能性を把握すべく、環境に優しいエコボートに乗って、日本橋川や芝浦運河を巡るエコツアーのモニター運行を実施いたします。 川面からみるもうひとつの東京を、芝浦運河コース・日本橋川コースの2つのルートでご案内いたします。
 この機会に是非ご参加ください。

●コースと実施日時

▼芝浦運河コース▼

  • 2月13日(金)・18日(水)
    11:00発 勝どきマリーナ → 12:00着 芝浦iju25
    13:00発 芝浦iju25    → 14:00着 勝どきマリーナ

勝どきマリーナ(都営大江戸線勝どき駅から徒歩5分)
http://www.kachidoki-marina.com/map.html (地図です)

芝浦ijyu25(JR山手線浜松町駅から徒歩8分 臨海副都心ゆりかもめ線日の出駅から徒歩1分)
http://www.iju.co.jp/IJU25/25map.html   (地図です)


▼日本橋川コース▼

  • 2月20日(金)・25日(水)・26日(木)・27日(金) 3月4日(水)・5日(木)・6日(金)
    10:00発 勝どきマリーナ  → 11:30着 常盤橋防災船着場
    13:00発 常盤橋防災船着場 → 14:30着 勝どきマリーナ
    15:00発 勝どきマリーナ  → 16:30着 常盤橋防災船着場(3月のみ運行)

勝どきマリーナ(都営大江戸線勝どき駅から徒歩5分)
http://www.kachidoki-marina.com/map.html (地図です)

常盤橋防災船着場(半蔵門線三越前 B1出口 裏)
住所:中央区日本橋本石町2丁目(日本橋川旧常磐橋下流左岸)

●定 員 :1回の運行につき10名(申込順)

●参加費 :モニター募集につき無料

●申込締切:運航日の2日前まで

●主 催 :江戸東京再発見コンソーシアム(㈱建設技術研究所 国土文化研究所内)

●お申込

お申込はメールかFAXにて承っております。メールの際は下記必要事項を記入の上、お申込ください。

  • お申込先:江戸東京再発見コンソーシアム事務局
  • E-mail/fune@edo-tokyo.info
  • FAX/03-5695-1968
  • 記入事項:
    お名前・ご住所・お電話番号(携帯等、前日や当日に連絡が取れるもの)・Eメールアドレス・ご希望日とご希望時間帯
    12歳以下のお子様が参加する場合は、備考に「お子様○名」とご明記ください。

定員になり次第、締切致します。

●お問い合わせ

  • 江戸東京再発見コンソーシアム事務局 野地、山内、伊藤
  •  TEL 03-3668-0410


※乗船料は無料です。
 モニター運航のため、アンケートの記入をお願いいたします。

※荒天の場合は、運航を中止することがございます。
 担当者より事前にご連絡申し上げますので、連絡のつく携帯番号等をお知らせ下さい。

※水上は涼しいので、暖かい格好でお願いいたします。
 また、動きやすい靴でお越し下さい。


平成20年度経済産業省「広域・総合観光集客サービス支援事業」
江戸東京再発見コンソーシアムホームページ:http://www.edo-tokyo.info/index.htm
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NPO法人・東京中央ネットのサイトにも同じ記事を掲載しております。
http://www.tokyochuo.net/news/latest/index.html

韓国における河川再生の専門家(KICT李参熙博士)が大統領より国民褒章を受章

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李参熙博士とキム夫人

 JRRN会員で、ARRN技術委員会の委員も務められている中村圭吾さんより御提供頂いた情報です。

 2008年6月に、ARRNの韓国窓口機関であるKICT(韓国建設技術研究院)に所属する李参熙博士が、河川再生分野での数々の功労が認められ、李明博大統領より国民褒章を受章されました。
 李参熙博士は、韓国最初の河川再生事業であるヤンジェ川の再生計画に携わり、その後も多くの事業に関わりながら韓国国内の河川環境改善に貢献されています。
 また、日本との関りも深く、つくばの土木研究所で河川環境技術を学ばれるなど、長年にわたり日韓の河川環境分野での橋渡し役も務められています。
 JRRNでは、本年12月頃を目標に、李参熙博士に韓国の河川再生についてご講演を頂ければと考えておりますので、詳細が決まりましたら本ホームページでご案内させて頂きます。

【2008.3.31会員投稿】イベント「多摩川天然アユ遡上の旅 漁場環境監視見学会」案内

 JRRN会員で、淡水魚類研究家の山崎充哲さんより御提供頂いた、多摩川の川崎河川漁業協同組合との協同イベントのご紹介です。

多摩川天然アユ遡上の旅 漁場環境監視見学会

多摩川天然アユのゆりかご~魚道巡りで奥多摩までを、アユと同じように多摩川に沿って自動車で遡上していきます。普段は乗り入れることのできない所まで車で行きますので、体力に自信のない方でも大丈夫です。解説ガイドには淡水魚研究家「どうぶつ奇想天外」でおなじみの山崎が同行いたします。 実際に川へ行き見て触れて聞いて、正しい知識を身につけてください。


★見どころその1:多摩川アユのゆりかご

  • 多摩川が海に注ぐ河口は京浜工業地帯、対岸を見ればジェット機が発着する羽田空港。
  • アユの赤ちゃんが育つゆりかごの場所へご案内します。

★見どころその2:

  • つながった水面 防潮堰である調布取水堰は昭和11年(1936年)に完成しました。
  • 洪水時しか開けたことのなかった水門を、アユの遡上のために今年も昨年に引き続き開けています。
  • 長良川の河口堰や諫早湾のギロチン水門とは正反対です。
  • 多摩川を復活させるために生き物や環境に配慮した大英断です。
  • 時代が川の流れを変えた証の場所を見学します。

★見どころその3:ジャンプ1発ッ!!

  • 調布堰水門は開いているので毎年見られるアユジャンプは見られません。
  • アユジャンプを見られる別の堰へご案内いたします。
  • 運が良ければマルタの大ジャンプも見られます。
  • ジャンプの瞬間を待ちながら、河原でお弁当をいただきます。

※生き物の都合ですので、必ずジャンプが見られるとは限りませんことをご了承下さい。

★見どころその4:お魚ポスト

  • 川崎河川漁業協同組合が管理する「さかなの家」に設置されている「お魚ポスト」を見学します。
  • テレビや新聞で紹介された多摩川の環境を考えた施設です。
  • 飼育できなくなってしまった飼育魚や外来魚は、多摩川に放流せずに「お魚ポスト」へ入れてもらおうと言う趣旨です。

★見どころその5:最新式

  • 多摩川は魚道の博物館のような川です。
  • 堰の数が多い分、魚道の数も多いのです。
  • そんな堰の中でもスグレモノの最新魚道を見学していただけます。

★見どころその6:源流

  • 多摩川の中下流の水源は山ではありません。
  • 皆さんの生活に密接した身近なところが水源となっています。
  • 科学の進歩が多摩川の再生を成功させました。

★見どころその7:遡上はここまで?

  • まだまだ半分しか多摩川を上ってきていません。
  • でも、多摩川から水がなくなります。
  • 人の生活が歴史を作り多摩川を変えてしまいました。

★見どころその8:水道

  • 都民の皆さんの水道水の材料です。
  • 川の水に手を浸してみましょう。
  • 下流とは水の香りが違うことに気がつきます。

※天候や渋滞の状況により、全ての見どころを回れないことがありますのでご了承下さい。


*************************

開催日

  • 第1回3月30日
  • 第2回4月5日
  • 第3回4月6日
  • 第4回4月12日

・5回目以降は決定次第告知いたします。

 中  止

  • 天候や増水などにより中止になることがあります。
  • 中止の場合は前日の17時~18時の間でご連絡いたします。

参加条件

  • 原則としてどなたでもご参加いただけますが、重大な疾病等をお持ちの方はご相談下さい。
  • 車椅子や杖をついてのご参加も大丈夫です。(水辺まで行くことができない場所がありますのでご了承下さい。)
  • 乗車中は禁酒禁煙ですから、それにご協力いただける方。

定  員

  • 1回8人(バスでは川まで近寄れない場所があるので3ナンバー1ボックスカーになります。)
  • 8人を超えるグループはご相談下さい。複数台で対応いたします。
  • ※最低催行人数3名に満たない場合は中止になりますが、次回の開催日に優先的に参加していただけます。

料  金

  • 1人8、000円
  • ※代金は事前に下記へお振り込みいただくか、お電話かメールでご予約いただき当日にお支払い下さい。
  • お振り込みの方を優先させていただきます。
  • 予約なしでも車に余裕があれば乗車できます。
  • ※ガイド・補助員・自動車・旅行傷害の費用など含みます。
  • ※キャンセル料は2日前12時までは10%、前日の12時まで50%、以降は100%です。

持 ち 物

  • お弁当・水筒・雨具・長靴

集合場所と出発時間

  1. 7時10分 稲田公園 無料駐車場
  2. 7時30分 京王線 稲田堤駅前
  3. 7時50分 小田急線/南武線 登戸駅 多摩川口前
  4. 9時00分 京浜急行大師線 川崎大師駅前

※申し込み時に乗車場所をお知らせ下さい。

解散場所と解散時間

  1. 16時40分 青梅線青梅駅前
  2. 18時10分 京王線 西調布駅前
  3. 18時40分 京王線 稲田堤駅前
  4. 19時00分 小田急線/南武線 登戸駅 多摩川口前

※ツアー途中の最寄り駅で途中下車解散可能です。
※渋滞等により到着時間が変わることがあります。

免 責

  • 事故等は保険の範囲の保証になります。

お申し込み/お問い合わせ

  • 〒214-0038 川崎市多摩区生田7-25-1
    電話 044-933-3220
    携帯 090-3209-1390
    川崎河川漁業協同組合 総代 山崎充哲
  • メールアドレス RiverRanger@excite.co.jp
  • 漁協案内ホームページ http://b5.spline.tv/kwski/ 

お振り込み先

  • 三井住友銀行生田支店1349546
    ガサガサ水辺の移動水族館 代表 山崎充哲 ヤマサキミツアキ
  • 郵便振替 00220-6-16636
    山崎充哲 ヤマサキミツアキ 

※お電話で定員を確認してからお振り込みのお手続きをしてください。
※お振り込みお手続き後に必ずご連絡をいただきますようお願いいたします。

多摩川ニュース「多摩川天然アユ、春一番遡上開始!」の記事紹介

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若アユのジャンプ

 

 JRRN会員で、淡水魚類研究家の山崎充哲さんより御提供頂いた「多摩川アユ最新ニュース」を紹介致します。

多摩川ニュース配信 平成20年3月18日

「多摩川天然アユ、春一番遡上開始!」
 毎年続けています多摩川天然アユの遡上調査にて、今年の一番遡上を確認しました。 体調6~8センチ程度の若アユがジャンプを始めました。(写真)
 昨年は大きな台風が多摩川を襲い、増水と濁り水のため産卵が危惧されましたが、春を迎え無事に元気な姿を見せてくれました。例年なら一番河口に近い調布取水堰での確認が早いのですが、今年は冬の間から堰が開放されていたためその姿を見ることができません。今年は上流の二ヶ領上河原堰にて初ジャンプを確認しました。
 現在工事で魚道が使用できず、若アユが堰下に滞留したために確認が容易になったものと思われます。18日現在二ヶ領宿河原堰下に数千匹の群を確認しており、漁協と協力し引き続き観察と調査を続ける予定です。秋の産卵場や流下稚仔調査に続き、春の遡上調査も実施し多摩川天然アユの生態を解明したいと思います。
 今後は水温の上昇に伴い遡上数は増えてくるものと思われ、ピークは4月半ばくらいかになると思われます。順調に遡上が続けば今年も昨年に引き続き豊漁になるものと期待されます。 
 清流を取り戻した多摩川に毎年アユが戻り、命をつなぐ産卵や稚仔魚が育つ河口も良好な環境になった多摩川を皆様にお伝えいたしました。
 今後も自然環境に関わる情報があれば漁協ニュースとして発信いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

問い合わせ

  • 〒214-0038 川崎市多摩区生田7-25-1
  • 電話 044-933-3220
  • 携帯 090-3209-1390
  • 川崎河川漁業協同組合 総代 山崎充哲
  • メールアドレス MLC54407@nifty.com
  • ホームページ http://homepage2.nifty.com/gasagasaaqua/
  • 漁協ホームページ(試験運用) http://b5.spline.tv/kwski/

多摩川ニュース「本年の多摩川アユ調査の中間報告」

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シラスアユ(天然アユの稚仔魚)

 JRRN会員で、淡水魚類研究家の山崎充哲さんより御提供頂いた「多摩川アユ最新ニュース」を紹介致します。

多摩川ニュース配信 平成20年2月7日

「多摩川天然アユの赤ちゃん、今年も多摩川河口で確認。」
 毎年続けています多摩川天然アユの稚魚調査は順調に回を重ね、今年も多摩川河口にてシラスアユ(天然アユの稚仔魚)を確認しました。
 体調3センチ程度の透き通った魚体はガラス細工のように繊細です。(写真)
 昨年は大きな台風が多摩川を襲い、増水と濁り水のため産卵が危惧されました。平年より少し遅れた12月には親アユが大挙して産卵をし、例年よりも多くのアユの産卵が見られました。川崎河川漁協でもアユの産卵場の調査と保全、カワウによる食害の防止活動などを実施。
 19年11月18日には漁協のイケスにて飼育していた、多摩川天然アユの人工授精をし、50万粒の発眼卵放流をしました。孵化した稚アユたちは順調に河口付近まで下り、水の暖かな河口や付近の東京湾で育っているものと思われます。
 シラスアユはまとまった数の確認ができましたので、今年の春も多摩川に天然アユが多数遡上してくるものと予想されます。清流を取り戻した多摩川に毎年アユが戻り、命をつなぐ産卵や稚仔魚が育つ河口も良好な環境になった多摩川を皆様にお伝えできればと思います。


問い合わせ

  • 〒214-0038 川崎市多摩区生田7-25-1
  • 電話 044-933-3220
  • 携帯 090-3209-1390
  • 川崎河川漁業協同組合 総代 山崎充哲
  • メールアドレス MLC54407@nifty.com
  • ホームページ http://homepage2.nifty.com/gasagasaaqua/

※参考資料
調査方法:多摩川に生息している全ての魚類を1ヶ月に1~2回、当漁協の管轄内と河口までを調べています。混獲されたアユをピックアップし統計を取っています。

1回目 11月中旬

北原式定量ネットを用い、下記の6カ所にてアユの流下稚仔調査を実施しました。

  1. 多摩川河口ゼロキロメートル付近
  2. 多摩川河口大師橋上流付近
  3. 中原区調布取水堰下
  4. 高津区二子新地地先
  5. 多摩区宿河原堰魚道と堰越流部
  6. 多摩区上河原堰魚道と堰越流部

1.2.6の地点では稚仔魚の確認はできなかった。
3.4.5の地点は稚仔魚が確認された。産卵場付近のみの確認となった。

2回目 12月後半

北原式定量ネットを用い、下記の6カ所にてアユの流下稚仔調査を実施しました。

  1. 多摩川河口ゼロキロメートル付近
  2. 多摩川河口大師橋上流付近
  3. 中原区調布取水堰下
  4. 高津区二子新地地先
  5. 多摩区宿河原堰魚道と堰越流部
  6. 多摩区上河原堰魚道と堰越流部

全ての地点でアユの稚仔魚を確認。 調査地点上流部にあたる4.5.6では小さい個体が多く、流下途中と思われる。
1.2で確認された稚仔魚は大きさにばらつきがあった。11月に流下した稚魚が成育しているものと思われる。

3回目 1月後半

北原式定量ネットとすくい網を用い、下記の6カ所にてアユの流下稚仔調査を実施しました。

  1. 多摩川河口ゼロキロメートル付近
  2. 多摩川河口大師橋上流付近
  3. 中原区調布取水堰下
  4. 高津区二子新地地先
  5. 多摩区宿河原堰魚道と堰越流部
  6. 多摩区上河原堰魚道と堰越流部

調査地点3.4.5.6では確認できなかった。
1.2で確認された稚仔魚は大きさにばらつきがあり、少し色の付いた少し大きい稚魚が見られ、順調に生育しているものと思われる。

4回目 2月7日

手網にて河口部で調査を実施した。
シラスアユ稚仔魚は大きさにばらつきがあり、少し色の付いた稚魚が見られた。
5回目は2月中頃に実施予定。
途中経過ではあるが、上記のことより本年も多摩川河口には多くの稚アユが生息しているものと思われます。
調査規模と調査回数が少ないため、前年との比較は現状では厳しいところです。
今後において回を重ねることにより、流下稚仔と河口域の稚アユの関係、春に遡上してくるアユの遡上量などが解明されるものと思わる。

 

川や水辺の再生事例の募集

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東京都・野川 東京湾・お台場


 日本全国で川や水辺の自然や景観の再生を目的とした事業が行われています。ここでは、皆様がご存知の、また地元でご自慢の日本国内及び海外の水辺の再生事例を募集しています。再生前後の写真や関連する情報、参考となるホームページ、蘇った川への思いなどの情報提供をお待ちしています。

 なお、ご提供頂いた写真や情報は、JRRN事務局にて内容を確認・精査させていただいた後、「日本と世界の水辺」サイトでご紹介させて頂きます。

情報提供(投稿)方法はこちら
「日本と世界の水辺」はこちら

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