Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

< カテゴリー: JRRN河川環境ミニ講座 >

JRRN主催 第9回JRRN河川環境ミニ講座「中国における河川生態系の変化と自然再生の動向」開催報告

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李先生講演の様子
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講演会の様子

 2011年12月22日(木)に、JRRN主催「第9回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。今回は、李建華教授(中国・同済大学)を講師としてお招きし、「中国における河川生態系の変化と自然再生の動向」をテーマにご講演頂きました。

○講  師: 李 建華 氏 (中国・同済大学教授、東京大学特任教授、JRRN会員)
○開催日時: 平成23年12月22日(木) 18:00~19:30
○開催場所: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、はじめに中国全土における経済発展と環境問題についての概要をご紹介頂き、続いて水環境汚染の現状や生態系への影響などについてご説明頂きました。また、悪化した水環境の改善に向けた中国における取組や、具体的な河川再生の事例紹介、更には第12次五カ年計画における河川事業での自然再生に向けた方向性についても詳しく解説を頂きました。

 なお、今回のミニ講座は、会員アンケート結果を反映して初めて平日夕方に開催し、年末のご多忙の時期にも関わらず定員を上回るご参加を頂きました。
 JRRN事務局では、本講演会の詳細を講演録として取りまとめ、来年1月中を目処に本ホームページ上に掲載させて頂きますので、ご参加頂けなかった方々も講演録をご活用頂ければ幸いです。

  →当日の講演録はこちらをクリック(PDF 8.3MB)
  →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら 
  →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.56)
  →第9回 JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(開催趣旨等)

JRRN主催 第8回JRRN河川環境ミニ講座「韓国と日本の魚道整備」開催報告

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韓国・金教授の講演
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日本・小川研究員の講演


 2011年8月31日(水)午前に、JRRN主催「第8回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。

 ○講  師: Jin-Hong Kim氏(韓国・中央大学校建設環境工学科教授)
        小川豪司氏(財団法人リバーフロント整備センター研究員)
 ○開催日時: 平成23年8月31日(水) 10:00~12:00
 ○開催場所: 財団法人リバーフロント整備センター会議室
 ○言  語: 日本語-韓国語 逐次通訳

 講演では、はじめに、韓国で現在実施されている全国魚道実態調査及びデータベース構築に関わる取組(研究予算:約1億3000万円)について金教授よりご講演頂き、続いて日本における魚道整備の歴史、タイプ、全国整備状況、及びその改善事例について豊富な写真とともに小川研究員よりご紹介頂きました。
 講演後の質疑応答では、金教授を含む韓国からの魚道視察団8名、及び小川講師やJRRN会員との活発な意見交換が行われました。
 JRRN事務局では、本日の講演の詳細を講演録として取りまとめ、9月中を目標に本ホームページ上に掲載させて頂きますので、ご参加頂けなかった方々も講演録をご活用頂ければ幸いです。

 →当日の配布資料はこちら  韓国講演(PDF 1.2MB)  日本講演(PDF 2.5MB)
 →当日の講演録はこちら(PDF2.8MB)
 →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら
 →第8回 JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(開催趣旨等)

JRRN主催 第7回JRRN河川環境ミニ講座「台湾の河川事情~台風被災からの教訓と治水対策」開催報告

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講演会の様子


 2010年12月21日(火)午前に、JRRN主催「第7回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。今回は、莊曜成・台湾経済部水利署河川海岸部科長を講師としてお招きし、「台湾の河川事情~台風被災からの教訓と治水対策」をテーマにご講演頂きました。

 ○講  師: 莊 曜成 氏 (台湾・経済部水利署 河川海岸部科長)
 ○開催日時: 平成22年12月21日(火) 10:00~11:00
 ○開催場所: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、はじめに台湾の河川や水問題全般に関わる特徴や河川管理の仕組みなどについてご紹介頂きました。続いては、これまでの度重なる水災害から得られた教訓に基づく、異常気象下での河川計画や管理の考え方について、また今後の台湾が目指す治水対策の方向性について、現在推進中の事業の紹介と合わせて詳しくご説明を頂きました。
 今回のミニ講座は、台湾経済部水利署の方々の来日に合わせ、急遽ご講演を依頼して実現したため、皆様へのご案内が突然となりましたことをお詫びいたします。 JRRN事務局では、本日の講演の詳細を講演録として取りまとめ、来年1月を目処に本ホームページ上に掲載させて頂きますので、ご参加頂けなかった方々も講演録をご活用頂ければ幸いです。

 →当日の配布資料はこちらをクリック (PDF 4.2MB)
 →当日の講演録はこちらをクリック
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.44)
 →第7回 JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(開催趣旨等)

JRRN主催 第6回JRRN河川環境ミニ講座「中国の挑戦~気候変動下の洪水、干ばつ、水質汚染に向けて」開催報告

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講演会の様子


 2010年9月8日(水)午後に、JRRN主催「第6回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。今回は、徐宗学・北京師範大学教授を講師としてお招きし、「中国の挑戦~気候変動下の洪水、干ばつ、水質汚染に向けて」をテーマにご講演頂きました。

 ○講師: 徐 宗学 氏(北京師範大学教授・水科学研究院副院長)
 ○日時: 平成22年9月8日(水) 13:30~15:30
 ○会場: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、はじめに最新の中国における洪水・渇水の被害状況や水質悪化について写真を交えてご紹介頂きました。また、中国における水資源管理の概要、洪水や渇水管理、水質対策などのこれまでの取組み、更には今後の中国政府の水資源管理の方向性や考え方などについて詳しくご説明を頂きました。
 講演後に行なわれた意見交換では、中国における水環境対策、ダム管理、日本の技術移転などについて参加者より質問を頂きました。

 →当日の講演録はこちらをクリック
 →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.40) 
 →第6回JRRN河川環境ミニ講座の案内チラシはこちら

JRRN主催 第5回JRRN河川環境ミニ講座「流域連携による河川再生:イギリス・マージ川流域キャンペーン」開催報告

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講演会の様子


 2010年5月11日(火)午後に、JRRN主催「第5回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。今回は、イギリス・マージ川流域キャンペーン専務理事であるWalter Menzies氏を講師としてお招きし、「流域連携による河川再生~イギリス・マージ川流域キャンペーン」をテーマにご講演頂くとともに、参加者との活発な意見交換を行いました。

 ○講師: Walter Menzies氏(イギリス・マージ川流域キャンペーン専務理事)
 ○日時: 平成22年5月11日(火) 14:00~16:00
 ○会場: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、マージ川のある英国リバプール市の産業革命から衰退に至る歴史説明から始まり、1980年代前後のマージ川水質悪化状況について当時の写真も含めご紹介頂きました。続いて、経済と社会と自然環境の再生を三つの柱としたマージ川流域キャンペーンについて、その目的やコンセプト、戦略とともに、25年に及ぶ具体的な活動内容や、キャンペーン成功の鍵となる主要な要素について詳しくご説明を頂きました。
 講演後に行なわれた1時間超の意見交換では、キャンペーンの組織構造や資金の話題、活動終了後の今後の展開、市民や企業との連携、及び大小様々な規模の具体活動事例と課題などについて、参加者と講師との活発な意見交換が行われました。

 →当日の講演PPTはこちら(PDF1.8MB)
 →当日の講演録はこちらをクリック
 →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.36) 
 →第5回JRRN河川環境ミニ講座の案内チラシはこちら

JRRN主催 第4回JRRN河川環境ミニ講座「川づくりと住民参画の目的、河川環境と治水、防災の接点」開催報告

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講演会の様子


 2010年2月23日(火)、JRRN主催「第4回JRRN河川環境ミニ講座」が開催され、NPO法人全国水環境交流会代表理事の山道省三氏より「川づくりと住民参画の目的、河川環境と治水、防災の接点」をテーマにご講演頂き、その後参加者との活発な意見交換が行われました。

 ○講師: 山道省三(特定非営利活動法人全国水環境交流会代表理事)
 ○日時: 平成22年2月23日(火) 15:00~17:00
 ○会場: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、日本における約半世紀にわたる河川での住民活動の歴史のご紹介から始まり、続いて河川や水辺における市民の活動領域について、全国の特徴的な事例とともに体系的にご説明頂きました。その後、本題である住民が川づくりに参加する目的について、ご自身の約35年に及ぶ川との関わりのご経験に基づき、地域への愛着醸成や災害回避センスの向上、また安全で快適な暮らしの実現から新たな公の形成まで、その意味についてご講義頂きました。
 講演後に行なわれた約1時間の意見交換では、都内の河川をフィールドに活動する市民団体、地方自治体職員、またコンサルタントから様々な質問が出され、山道講師からは、河川管理者と市民の相互理解を促進するための一つの手段として、徹底した現場視察と(ワークショップ等の)ディスカッションの機会をセットで作るなどの貴重な助言を頂きました。

 →当日の講演PPTはこちら(PDF451KB)
 →当日の配布資料一式はこちら(PDF256KB)
 →当日の講演録はこちらをクリック(PDF 1.6MB)
 →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら(PDF 118KB)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.33)
 →第4回JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(講師略歴・講演要旨等)

JRRN主催 第3回JRRN河川環境ミニ講座「環境流量からみえるアジアの風土性」開催報告

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講演会の様子
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意見交換の様子(白川先生)


 2009年5月13日(水)、JRRN主催で第3回JRRN河川環境ミニ講座「環境流量からみえるアジアの風土性」が開催され、ARRN技術委員を務める筑波大学・白川先生にご講演を頂くと共に、JRRN事務局より「アジアに適応した河川環境再生の手引きver.1」(2009.3月・ARRN/JRRN発刊)を解説させて頂き、その後参加者との活発な意見交換が行われました。

○講師1: 白川直樹(筑波大学システム情報工学研究科 講師・ARRN技術委員)  
○講師2: 丹内道哉(JRRN事務局・財団法人リバーフロント整備センター)  
○日 時:平成21年5月13日(水) 15:30~17:30  
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 白川先生からは、「変動」と「攪乱」をキーワードに、環境流量の概念とその設定手法や、さらにアジアの川と文明の関わりについてご講演を頂き、河川環境の再生に取組む際に参考となる考え方についてご説明頂きました。
 また、JRRN事務局からは、手引き作成までの経緯や、作成に際しての基本的考え方、更には手引き作成と共に取組む河川再生事例収集に関する報告などを行いました。
 講演後に行なわれた意見交換では、「環境流量」という言葉の定義、歴史的背景等の質問、また「手引き」の今後の展開に関する貴重なご意見を頂き、今後の河川環境再生の取組みに向け有意義な議論となりました。

 →白川講師の講演資料(発表PPT)はこちらをクリック(PDF937kb)
 →JRRN事務局の講演資料(発表PPT)はこちらをクリック(PDF 552kb)
 →当日の講演録はこちらをクリック(PDF 319kb)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.24)
 →第3回JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(講師略歴・講演要旨等)

JRRN主催 第2回JRRN河川環境ミニ講座「韓国安養川等の都市河川再生」開催報告

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講師 李参熙(イー・サンミ) 氏
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質疑応答の様子


 2008年12月10日(水)、JRRN主催で第2回JRRN河川環境ミニ講座「韓国安養川等の都市河川再生」が開催され、安養(アンヤン)川における事例を中心に、韓国での河川再生の現状や技術的手法・課題などをご講演頂くとともに、参加者との活発な意見交換が行われました。
 
○講師: 李参熙(イー・サンミ)教授(韓国建設技術研究院 責任研究員)  
○日 時:平成20年12月10日(水) 15:30~17:30  
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 講演では、韓国における河川再生の歩みを簡単にご説明頂いた後、都市河川再生の成功事例として韓国国内で有名な安養(アンヤン)川について、再生事業の概要、適用した技術、生態系回復の状況、また市民参加などをご説明頂きました。
 また、講演後に行なわれた約1時間の意見交換では、日本と韓国の河川特性や法体系の違い、事業牽引役の存在の大切さ、また韓国の河川環境管理における行政・市民・企業の関わり等々の話題に及び、日本との類似点や相違点を理解する貴重な機会となりました。

 →講演当日の講演資料はこちら(PDF 1.5MB)
 →当日の講演録はこちら(PDF 312kb)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.19)
 →李参熙(イー・サンミ)教授の国民褒章受章関連記事はこちら

JRRN主催 第1回JRRN河川環境ミニ講座「環境流況」開催報告

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講師 大町 利勝 氏 意見交換の様子


 2008年7月18日(金)、JRRN主催で第1回JRRN河川環境ミニ講座「環境流況~流水の正常な機能の維持に向けて~」が開催され、平常時の流水管理や諸外国における最近の環境流量の考え方などについて話題をご提供頂くと伴に、参加者との活発な意見交換が行われました。

○講師: 大町 利勝 氏(JRRN会員・八千代エンジニヤリング株式会社)
○日 時:平成20年7月18日(金)15:30~17:30
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 講演は、日本における平常時の流水管理の歴史や法制度についてのおさらいから始まり、続いて、講師の大町氏が直接翻訳を行ったIUCN(世界環境保護連盟)発行の環境流量に関する書籍「FLOW」、また世界銀行発行の技術指針「水資源と環境:環境流況」の内容について諸外国の事例としてご紹介頂きました。
 約1時間にわたる意見交換では、これからの平常時の流水管理について様々な視点での質疑応答が行われ、河川環境の再生に向けた知識を学ぶ上で貴重な機会となりました。

    →配布資料はこちらをクリック(PDF 535kb)
    →講演録はこちらをクリック(PDF 297kb)

JRRN主催「河川再生に関わるミニワークショップ」開催報告

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講師 李建華 教授 プレゼンテーションの様子


 2008年1月21日(月)、JRRN主催で河川再生に関わるミニ・ワークショップ「中国の河川再生と河川環境保全」が開催され、中国の水資源や水環境の現状を踏まえた中国河川再生の最新の話題をご提供頂くと伴に、参加者との活発な意見交換が行われました。

○講師: 李 建華 同済大学教授(中国・上海)
   長江水環境教育部重点実験室副主任、上海市科学委員会崇明水環境実験室主任
○日 時:平成20年1月21日(月)15:00~17:00
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 李教授は、河川や湖沼の水環境をご専門とし、かつて(旧)建設省土木研究所に研究員として7年間お勤めになるなど、日本の水環境の事情、技術、法制度にも精通され、現在は上海を中心に水環境改善の研究やプロジェクトでご活躍されています。
 前半の講演では、中国全土の水環境とその保全、また河川再生の取り組みに関する現状について、様々な事例や国家計画の話題を交えてご説明頂くと伴に、李教授が拠点とされている上海における水資源問題や水環境改善事業に関してご紹介頂きました。
 また後半では、講演内容や中国の水環境全般に関する質疑応答と意見交換が行われ、今後の中国の河川環境政策や日本への技術面での期待などについて意見が交わされました。
 JRRNとして今後も李教授と中国の河川再生に関する情報交換を行いながら、国内外の河川再生の生きた情報を蓄積していければと思います。

    →当日の配布資料はこちらをクリック(PDF 213kb)

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