Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

< 2009年5月:月別アーカイブ >

2009.5.20 JICA国別研修(パキスタン)の受入

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研修の開会挨拶(JRRN事務局長) 河川環境に関する講義の様子
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講義終了後の記念撮影 現地視察(隅田川)


 2009年5月20日(水)、JICA(独立行政法人国際協力機構)研修プログラムで来日しているパキスタン政府及び地方自治体関係者に対し、日本の河川環境改善の歩みや河川環境再生事例などの講義、及び現地視察の案内をJRRN事務局が担いました。

<研修概要>
●午前:
 - ARRN, JRRN及び(財)リバーフロント整備センターの概要説明(JRRN事務局)
 - 事業対象河川の概況説明(パキスタン側)
 - 日本の河川環境改善の歩み及び河川再生の方策について講義(JRRN事務局)
●午後:  東京を代表する河川再生事例として「隅田川」を視察

 本研修者一行は、「洪水危機管理実務」の習得を目的に来日されましたが、パキスタンではゴミの河川への投棄など河川環境面でも多くの問題を抱えるため、河川管理や社会啓発を行う際の留意事項として河川環境分野の話題を提供させて頂きました。
 午前の室内講義及び午後の現地視察共に活発な質疑と意見交換が行われ、研修者とJRRN関係者双方にとって有意義な交流となりました。
 本研修受入やパキスタンの河川事情については、「JRRNニュースレターvol.24」の中でも詳しくご紹介しています。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.24)

JRRN主催 第3回JRRN河川環境ミニ講座「環境流量からみえるアジアの風土性」開催報告

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講演会の様子
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意見交換の様子(白川先生)


 2009年5月13日(水)、JRRN主催で第3回JRRN河川環境ミニ講座「環境流量からみえるアジアの風土性」が開催され、ARRN技術委員を務める筑波大学・白川先生にご講演を頂くと共に、JRRN事務局より「アジアに適応した河川環境再生の手引きver.1」(2009.3月・ARRN/JRRN発刊)を解説させて頂き、その後参加者との活発な意見交換が行われました。

○講師1: 白川直樹(筑波大学システム情報工学研究科 講師・ARRN技術委員)  
○講師2: 丹内道哉(JRRN事務局・財団法人リバーフロント整備センター)  
○日 時:平成21年5月13日(水) 15:30~17:30  
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 白川先生からは、「変動」と「攪乱」をキーワードに、環境流量の概念とその設定手法や、さらにアジアの川と文明の関わりについてご講演を頂き、河川環境の再生に取組む際に参考となる考え方についてご説明頂きました。
 また、JRRN事務局からは、手引き作成までの経緯や、作成に際しての基本的考え方、更には手引き作成と共に取組む河川再生事例収集に関する報告などを行いました。
 講演後に行なわれた意見交換では、「環境流量」という言葉の定義、歴史的背景等の質問、また「手引き」の今後の展開に関する貴重なご意見を頂き、今後の河川環境再生の取組みに向け有意義な議論となりました。

 →白川講師の講演資料(発表PPT)はこちらをクリック(PDF937kb)
 →JRRN事務局の講演資料(発表PPT)はこちらをクリック(PDF 552kb)
 →当日の講演録はこちらをクリック(PDF 319kb)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.24)
 →第3回JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(講師略歴・講演要旨等)

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行事報告

このページでは、JRRNやARRNによる主催・共催行事の開催報告及び関連資料等を掲載しています。

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