Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

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ARRN主催「第4回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」開催報告

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講演の様子 国際フォーラム終了後の記念撮影


 2007年11月30日(金)、アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN)主催「第4回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」が開催され、多くの方々にご参加いただきました。
 第4回目を迎えた今回のフォーラムでは、都市の発展と水辺の再生に着目し、隅田川における河川再生の話題を基調講演に、韓国、中国、タイ、イギリスにおける河川再生に関する事例が紹介されました。また、その後開催された総合討論では、「街づくりと河川の保全・再生」をテーマに様々な意見交換が行われ、今後のARRNの活動に有意義な意見を多数いただきました。  各講演の発表資料は以下からダウンロード可能です。
 また、国際フォーラムにおける質疑応答と総合討論の内容は以下をご覧下さい。

   ※本行事は、河川整備基金の助成を受けて実施しました。
    →質疑応答・総合討論の内容はこちらをクリック(PDF 130kb)

議事次第


開会
13:00~13:05 開催挨拶  (財)リバーフロント整備センター 理事長 竹村 公太郎  13:05~13:10 来賓挨拶  国土交通省河川局 河川環境課 課長 中嶋 章雅

特別講演
13:10~13:40  隅田川を中心とした河川再生
          東京都建設局 河川部計画課 課長 長島 修一

海外事例紹介
13:40~14:10  事例紹介1 韓国:韓国の河川再生プロジェクト
          韓国建設交通部 河川計画課 課長 キム サクヒョン
14:10~14:40 事例紹介2 中国:長江における“四大家魚”の産卵環境再生について
          中国水利水電科学研究院 水環境研究所 副所長 リャオ ウェンゲン
14:40~15:10 事例紹介3 タイ:タイの河川・湿地再生に関する取組み
         タイ天然資源環境省水資源局水資源政策計画部長 スラポール パタニー
15:10~15:40 事例紹介4 イギリス:ヨーロッパの河川再生に向けた政策と情報交換
          河川再生センター センター長 マーチン ジェーンズ

総合討論
15:50~17:00 総合討論「街づくりと河川の保全・再生」
  座   長: 玉井 信行 ARRN会長、金沢学院大学大学院 特任教授、東京大学名誉教授
  パネリスト:  各講演者

閉会17:00 閉会

    ※各講演タイトルをクリックすると講演資料を閲覧いただけます。

2007.10.23 「第3回東南アジア水フォーラム」(マレーシア) 参加報告

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開会式の様子 分科会の様子

 2007年10月22日(月)~27日(土)にかけてマレーシア国クアラルンプールを会場に第3回東南アジア水フォーラムが開催され、10月23日(火)に開催された専門分科会において、現在JRRNが事務局を担っているアジア河川・流域ネットワーク(ARRN)の活動を紹介する機会を得たため、日本の河川環境改善の歩みの紹介と合わせ、講演と意見交換を行ってきました。
 分科会では、今後のアジアにおける河川環境の再生に向けての必要な行動について意見交換が行われ、アジアにおける情報(優れた事例、失敗事例、技術、科学、人材等)の共有の必要性と、そのための仕組み作りが緊急の課題として提言されました。
 ARRNに対する期待も会場から述べられ、今後より多くの国々に加盟頂き、ARRN及びJRRNがアジアの河川再生に寄与するためにも、日本国内やアジアの河川再生に関する情報の蓄積を積極的に進めてまいります。

JRRN事務局講演発表資料(PDF 531KB)
「第3回東南アジア水フォーラム」ホームページはこちら

JRRN共催「川からの都市再生~台湾・高雄市の事例 愛河」開催報告

 2007年10月11日(木)、JRRNと日本大学理工学部との共催で、講演会「川からの都市再生 ~台湾・高雄市の事例 愛河(Love River)」が東京で開催され、定員を超す大勢の方々にご参加頂き無事終えることができました。

○講演内容:  
  陳繼志(元・台湾政府経済部副署長) 「愛河再生の取り組み~展望と実践~」
  呉宏謀(高雄市政府工務局長)  「高雄市における川を通じた都市文化の再生」
○日 時:平成19年10月11日(木)10:00~12:00
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

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 講演会では、約30年以上に渡り高雄市の水環境改善事業に関ってこられた陳繼志氏より、現在の愛河が再生されるまでの歴史と具体的な事業内容について詳しい説明が行われ、続いて、現役の工務局長である呉宏謀氏より、愛河を軸とした高雄市発展の歴史、また市民とともに歩む高雄市の街づくりに関するご講演を頂きました。
 今回の交流をきっかけに、JRRNとして今後も高雄市関係者と連絡を取りあいながら多くの貴重な情報を交換し、河川再生の生きた情報を蓄積していければと思います。本講演の為に来日頂きました高雄市工務局の皆様に感謝すると伴に、会場にお越し頂いた方々にも御礼を申しあげます。

<当日の配布資料はこちら>
→「講演会のプログラム及び講師プロフィール」
→「陳 前局長講演資料: The Revitalization of Love River Kaohsiung, Taiwan」
→「呉 局長講演資料: Urban Cultural Renovation Led by River the Kaohsiung experience」

Asian River Restoration Network 設立式典 (2006年11月9日)

水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム(2006年11月9日)
  ~ Asian River Restoration Network 設立式典~

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<写真左>著名式典(韓国・中国・日本) <写真右>国際フォーラムの様子

 世界的に自然再生に関する活動や研究が実施されています。今後、より効率的かつ効果的な活動等を実施するためには、 各国内にとどまらず、国内外との情報の交換で知識の共有を図ることが有効であると考えられます。このようなネットワークの必要性に関 する議論は2006年3 月に開催された世界水フォーラムにおいても中国、韓国、日本、マレーシア等の国々の代表者により議論が展開されて きました。
 当フォーラムは、第4 回世界水フォーラム「自然再生分科会」での提言を踏まえて、中国、韓国、日本の3カ国を軸にしたアジア河川・ 流域再生情報ネットワーク「Asian River Restoration Network(ARRN)」の正式な設立を目的として開催されました。フォーラムでは、ARRN の正式設立を確認するとともに、その意義、有用性、活動内容等、組織概要など、広くARRNの活動についてご紹介しました。

                           議事次第
開会  
主催者挨拶  竹村公太郎 (財)リバーフロント整備センター  
来賓挨拶    久保田勝 国土交通省河川局

ARRN設立式
 
ARRNの趣旨概要と経緯説明
(財)リバーフロント整備センター(ARRN事務局)  
登録署名式

水に関する国際ネットワークの紹介

ヨーロッパのネットワーク活用と河川政策の今
  ヨルモラ ユッカ フィンランド環境研究所
International Network for Water and Ecosystem in Paddy Fieldsの活動概要
  鈴木篤 農林水産省 農村振興局
International Flood Networkの概要
  解良一夫 (社)国際建設技術協会
Network of Asian River Basin Organization の概要
  進藤裕之 アジア河川流域機関ネットワーク
Asia-Pasific Water Forumの概要
  横田妙子 日本水フォーラム

講演兼総合討論
 ARRNの活動概要説明   ARRN事務局
 中国の河川再生について  リャオ ウェンゲン 中国水利水電科学研究院水環境研究所
 韓国の河川再生について  キム チャンワン  韓国水利水電科学研究院水資源研究部
 日本の河川再生について  
   原田昌直 国土交通省河川局河川環境課、中村圭吾 (独)土木研究所水環境グル-プ
 マレーシアの河川再生について  チョウ ウェンケオン マレーシア灌漑排水局河川部

 ※各講演タイトルをクリックすると講演資料を閲覧いただけます。

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このページでは、JRRNやARRNによる主催・共催行事の開催報告及び関連資料等を掲載しています。

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