Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

Go to ARRN website

行事報告

< 行事報告 トップページ >

2009.6.10-12韓国河川協会視察団の来日支援(北海道)

01-0110.jpg
恵庭市の茂漁川にて


 2009年6月10日(水)~12日(金)にかけて、韓国河川協会の海外視察団(53名)が札幌市を中心に北海道の河川改修、治水事業、河川環境についての視察を目的に来日しました。韓国河川協会は「アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN)」の韓国窓口組織KRRNの事務局組織でもあり、JRRN事務局として視察先の河川管理各機関とのスケジュール調整や説明資料の準備などの協力を担うと共に、恵庭市茂漁川、石狩川、豊平川、千歳川の視察などに同行いたしました。
 日本の先進的な治水計画、都市河川の治水、親水計画の視察を通じて、国内の技術や施策のPR を行うとともに、河川再生に関わる日韓の意見交換を行うことができ、河川環境再生分野での今後の更なる日韓交流の契機になればと思います。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.25) 
韓国河川協会ホームページ(韓国語)

2009.5.20 JICA国別研修(パキスタン)の受入

01-0107-1.jpg 01-0107-2.jpg
研修の開会挨拶(JRRN事務局長) 河川環境に関する講義の様子
01-0107-3.jpg 01-0107-4.jpg
講義終了後の記念撮影 現地視察(隅田川)


 2009年5月20日(水)、JICA(独立行政法人国際協力機構)研修プログラムで来日しているパキスタン政府及び地方自治体関係者に対し、日本の河川環境改善の歩みや河川環境再生事例などの講義、及び現地視察の案内をJRRN事務局が担いました。

<研修概要>
●午前:
 - ARRN, JRRN及び(財)リバーフロント整備センターの概要説明(JRRN事務局)
 - 事業対象河川の概況説明(パキスタン側)
 - 日本の河川環境改善の歩み及び河川再生の方策について講義(JRRN事務局)
●午後:  東京を代表する河川再生事例として「隅田川」を視察

 本研修者一行は、「洪水危機管理実務」の習得を目的に来日されましたが、パキスタンではゴミの河川への投棄など河川環境面でも多くの問題を抱えるため、河川管理や社会啓発を行う際の留意事項として河川環境分野の話題を提供させて頂きました。
 午前の室内講義及び午後の現地視察共に活発な質疑と意見交換が行われ、研修者とJRRN関係者双方にとって有意義な交流となりました。
 本研修受入やパキスタンの河川事情については、「JRRNニュースレターvol.24」の中でも詳しくご紹介しています。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.24)

JRRN主催 第3回JRRN河川環境ミニ講座「環境流量からみえるアジアの風土性」開催報告

01-0106-1.jpg
講演会の様子
01-0106-2.jpg
意見交換の様子(白川先生)


 2009年5月13日(水)、JRRN主催で第3回JRRN河川環境ミニ講座「環境流量からみえるアジアの風土性」が開催され、ARRN技術委員を務める筑波大学・白川先生にご講演を頂くと共に、JRRN事務局より「アジアに適応した河川環境再生の手引きver.1」(2009.3月・ARRN/JRRN発刊)を解説させて頂き、その後参加者との活発な意見交換が行われました。

○講師1: 白川直樹(筑波大学システム情報工学研究科 講師・ARRN技術委員)  
○講師2: 丹内道哉(JRRN事務局・財団法人リバーフロント整備センター)  
○日 時:平成21年5月13日(水) 15:30~17:30  
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 白川先生からは、「変動」と「攪乱」をキーワードに、環境流量の概念とその設定手法や、さらにアジアの川と文明の関わりについてご講演を頂き、河川環境の再生に取組む際に参考となる考え方についてご説明頂きました。
 また、JRRN事務局からは、手引き作成までの経緯や、作成に際しての基本的考え方、更には手引き作成と共に取組む河川再生事例収集に関する報告などを行いました。
 講演後に行なわれた意見交換では、「環境流量」という言葉の定義、歴史的背景等の質問、また「手引き」の今後の展開に関する貴重なご意見を頂き、今後の河川環境再生の取組みに向け有意義な議論となりました。

 →白川講師の講演資料(発表PPT)はこちらをクリック(PDF937kb)
 →JRRN事務局の講演資料(発表PPT)はこちらをクリック(PDF 552kb)
 →当日の講演録はこちらをクリック(PDF 319kb)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.24)
 →第3回JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(講師略歴・講演要旨等)

「第5回 世界水フォーラム」(トルコ・イスタンブール) 参加報告

01-0102-1.JPG 01-0102-2.JPG
会場の様子 開会式の様子


 第5回世界水フォーラムが、3月16日(月)~22日(日)にかけて、「水問題解決のための架け橋」をテーマにトルコ・イスタンブールで開催されました。前回の第4回世界水フォーラム(2006年3月・メキシコ)における日中韓共催分科会の提言を受けてARRNが設立されたこともあり、フォーラム参加者へのARRNのPRや意見交換、またARRN作成「河川再生の手引き」普及活動を主な目的に、JRRN事務局より二名が参加致しました。  現地での活動の概要は、以下のニュースレター最新号をご覧下さい。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.22)

2009.3.16 ヨーロッパ河川再生センター(ECRR)・Bart Fokkens会長との意見交換

01-0100.JPG
ECRR会長との記念撮影


 2009年3月16日(月)、ARRN及びJRRNのモデル組織である「ヨーロッパ河川再生センター(ECRR)」のMr. Bart Fokkens会長と、今後のECRRとの協働やARRNの活動に関する意見交換を行いました。
 本協議は、第5回世界水フォーラム(トルコ)にECRR会長及びARRN/JRRN事務局長が参加するのに合わせ、現地(トルコ)にて行われたもので、今後のワークショップ等への双方の参加や、データベース構築等への双方の貢献など、可能な取組みから欧州とアジアで連携して実施していく旨の建設的な内容となりました。
 今後の進展は本ホームページ等でお知らせします。

2009.2.20 香港政府関係者の東京都隅田川視察支援

01-0097-1.JPG 01-0097-2.JPG
午前中の意見交換会 隅田川にて記念撮影


 2009年2月20日(金)、香港特別行政区土木開発部(Civil Engineering and Development Department)の視察団一行が来日し、日本の都市部水辺再生の好事例として隅田川を視察するとともに、隅田川を管理する東京都建設局河川部を表敬訪問し、活発な意見交換が行われました。

<視察概要>
●午前: 東京都建設局河川部会議室にて、隅田川整備の概要説明、香港事業概要の説明、及び水辺再生と河川管理に関する意見交換。
●午後: 東京都建設局河川部担当者による隅田川及び旧中川の現地案内。

 午前の事業説明と意見交換、及び午後の現地視察共に、予定していた時間を大幅に超過する活発な交流が行われ、非常に有意義な視察となりました。今回の視察にご協力頂きました東京都建設局河川部の皆様には改めて御礼申し上げます。
 なお、今回の視察は、昨年7月に香港政府関係者よりJRRNに対し、日本における都市河川再生事例に関する問合せがあり、国内の様々な水辺再生事例を紹介する中で、視察目的に最もふさわしい河川として、隅田川への視察が実現したものです。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.21)

JRRN主催 第2回JRRN河川環境ミニ講座「韓国安養川等の都市河川再生」開催報告

01-0089-1.jpg
講師 李参熙(イー・サンミ) 氏
01-0089-2.jpg
質疑応答の様子


 2008年12月10日(水)、JRRN主催で第2回JRRN河川環境ミニ講座「韓国安養川等の都市河川再生」が開催され、安養(アンヤン)川における事例を中心に、韓国での河川再生の現状や技術的手法・課題などをご講演頂くとともに、参加者との活発な意見交換が行われました。
 
○講師: 李参熙(イー・サンミ)教授(韓国建設技術研究院 責任研究員)  
○日 時:平成20年12月10日(水) 15:30~17:30  
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 講演では、韓国における河川再生の歩みを簡単にご説明頂いた後、都市河川再生の成功事例として韓国国内で有名な安養(アンヤン)川について、再生事業の概要、適用した技術、生態系回復の状況、また市民参加などをご説明頂きました。
 また、講演後に行なわれた約1時間の意見交換では、日本と韓国の河川特性や法体系の違い、事業牽引役の存在の大切さ、また韓国の河川環境管理における行政・市民・企業の関わり等々の話題に及び、日本との類似点や相違点を理解する貴重な機会となりました。

 →講演当日の講演資料はこちら(PDF 1.5MB)
 →当日の講演録はこちら(PDF 312kb)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.19)
 →李参熙(イー・サンミ)教授の国民褒章受章関連記事はこちら

2008.11.25~26 JRRN会員と台湾行政関係者の視察支援

01-0094-1.JPG 01-0094-2.JPG
古ヶ崎浄化施設にて 東京都落合水再生センターにて


 JRRN会員より“台湾の行政官が日本の水環境改善事例(水処理と再生水利用)の視察を要望しており施設管理者との調整をして欲しい”との依頼を受け、2日間にわたる現地視察の支援をJRRN事務局が担いました。
 施設管理者の方による概要説明と意見交換をしながらの見学となり、大変有意義なものになりました。ご協力頂きました施設管理者の皆様、ありがとうございました。
 視察先は、以下の3箇所です。

【1】11月25日(火) 
管理者:国土交通省江戸川河川事務所  
①首都圏外郭放水路  
②古ヶ崎浄化施設(坂川の礫間浄化)

【2】11月26日(水) 
管理者:東京都下水道局  
③東京都落合水再生センター

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.18)

「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」(中国・北京) 参加報告

01-0086-1.jpg
会議参加者との集合写真
01-0086-2.jpg
ARRN事務局の講演の様子


 2008年11 月3 日(月)~6日(水)にかけて中国・北京市内の清華大学を会場に「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」が開催され、JRRNが事務局を担う「アジア河川・流域ネットワーク(ARRN)」の活動紹介を目的に「アジアの河川再生の動向と国際ネットワーク構築の取組み」と題した講演と意見交換を行ってきました。
 ARRNが取り組むガイドライン構築の取組や組織運営などに関する質問を受けるとともに、ARRNに対する期待も会場から述べられ、有意義なPRの機会となりました。

→ 「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」ホームページはこちら

ARRN主催「第5回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」開催報告

01-0084-1.jpg
玉井会長による開会挨拶
01-0084-2.jpg
国際フォーラム終了後の記念撮影


 2008年11月4日(火)、アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN)主催「第5回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」が中国・北京市内の清華大学にて開催され、多くの方々にご参加いただきました。
 本年の国際フォーラムは、11 月3 日(月)から同会場にて開催された「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」の特別分科会のひとつとして開催され、APHW国際会議への参加者及び中国国内の水・河川関係者を中心に、河川環境分野の情報と意見交換を行うことができました。

○日 時 :2008 年11 月4 日(火) 8:45 – 12:00  
○会 場 :中国 清華大学 (北京市)  
○主 催 :アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN) 財団法人リバーフロント整備センター、中国河川・流域再生ネットワーク(CRRN)

【プロ不ラム】 司会進行: 玉井信行(ARRN 会長)
8:45-10:15
開会挨拶: Wang Xiaogang(中国水利水電科学研究院 副院長)
■講演1: Chang Wan Kim(韓國建設技術研究院 上席研究員)
河川環境改善に向けた生物・非生物的要因の関係分析 ~韓国京畿(キョンギド)地方の事例
■講演2: 戸田祐嗣(名古屋大学 准教授)
河川・流域再生における自然共生型環境管理技術開発について ~伊勢湾流域圏での取組み

10:15-10:30 休 憩

10:30-11:50
■講演3: Dong Zheren(中国水利水電科学研究院 教授)
河川再生の理論と実践
■講演4: Wang Zhaoyin(中国清華大学水理科学・技術研究所 教授)
中国における河川再生に向けた川の機能向上の取り組み
■講演5: Chang Jianbo(中国科学院水資源省 水利研究所 教授)
三峡プロジェクト運営管理における生態系が必要とする条件

11:50-12:00
総括: 玉井信行(ARRN 会長、金沢学院大学大学院特任教授、東京大学名誉教授)

        ※各講演タイトルをクリックすると講演資料を閲覧いただけます。

 8 9 10 11 12 13 14 15  


行事報告

このページでは、JRRNやARRNによる主催・共催行事の開催報告及び関連資料等を掲載しています。

過去記事検索

カレンダー

2024年11月
« 9月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

最近のコメント

>> 行事報告 トップに戻る

>> RSS


運営方針・個人情報保護方針