JRRN会員で、淡水魚類研究家の山崎充哲さんより御提供頂いた「多摩川アユ最新ニュース」を紹介致します。
多摩川ニュース配信 平成20年3月18日
「多摩川天然アユ、春一番遡上開始!」
毎年続けています多摩川天然アユの遡上調査にて、今年の一番遡上を確認しました。 体調6~8センチ程度の若アユがジャンプを始めました。(写真)
昨年は大きな台風が多摩川を襲い、増水と濁り水のため産卵が危惧されましたが、春を迎え無事に元気な姿を見せてくれました。例年なら一番河口に近い調布取水堰での確認が早いのですが、今年は冬の間から堰が開放されていたためその姿を見ることができません。今年は上流の二ヶ領上河原堰にて初ジャンプを確認しました。
現在工事で魚道が使用できず、若アユが堰下に滞留したために確認が容易になったものと思われます。18日現在二ヶ領宿河原堰下に数千匹の群を確認しており、漁協と協力し引き続き観察と調査を続ける予定です。秋の産卵場や流下稚仔調査に続き、春の遡上調査も実施し多摩川天然アユの生態を解明したいと思います。
今後は水温の上昇に伴い遡上数は増えてくるものと思われ、ピークは4月半ばくらいかになると思われます。順調に遡上が続けば今年も昨年に引き続き豊漁になるものと期待されます。
清流を取り戻した多摩川に毎年アユが戻り、命をつなぐ産卵や稚仔魚が育つ河口も良好な環境になった多摩川を皆様にお伝えいたしました。
今後も自然環境に関わる情報があれば漁協ニュースとして発信いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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日時: 2008年03月19日 10:29
JRRN会員で、淡水魚類研究家の山崎充哲さんより御提供頂いた「多摩川アユ最新ニュース」を紹介致します。
多摩川ニュース配信 平成20年2月7日
「多摩川天然アユの赤ちゃん、今年も多摩川河口で確認。」
毎年続けています多摩川天然アユの稚魚調査は順調に回を重ね、今年も多摩川河口にてシラスアユ(天然アユの稚仔魚)を確認しました。
体調3センチ程度の透き通った魚体はガラス細工のように繊細です。(写真)
昨年は大きな台風が多摩川を襲い、増水と濁り水のため産卵が危惧されました。平年より少し遅れた12月には親アユが大挙して産卵をし、例年よりも多くのアユの産卵が見られました。川崎河川漁協でもアユの産卵場の調査と保全、カワウによる食害の防止活動などを実施。
19年11月18日には漁協のイケスにて飼育していた、多摩川天然アユの人工授精をし、50万粒の発眼卵放流をしました。孵化した稚アユたちは順調に河口付近まで下り、水の暖かな河口や付近の東京湾で育っているものと思われます。
シラスアユはまとまった数の確認ができましたので、今年の春も多摩川に天然アユが多数遡上してくるものと予想されます。清流を取り戻した多摩川に毎年アユが戻り、命をつなぐ産卵や稚仔魚が育つ河口も良好な環境になった多摩川を皆様にお伝えできればと思います。
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※参考資料
調査方法:多摩川に生息している全ての魚類を1ヶ月に1~2回、当漁協の管轄内と河口までを調べています。混獲されたアユをピックアップし統計を取っています。
1回目 11月中旬
北原式定量ネットを用い、下記の6カ所にてアユの流下稚仔調査を実施しました。
- 多摩川河口ゼロキロメートル付近
- 多摩川河口大師橋上流付近
- 中原区調布取水堰下
- 高津区二子新地地先
- 多摩区宿河原堰魚道と堰越流部
- 多摩区上河原堰魚道と堰越流部
1.2.6の地点では稚仔魚の確認はできなかった。
3.4.5の地点は稚仔魚が確認された。産卵場付近のみの確認となった。
2回目 12月後半
北原式定量ネットを用い、下記の6カ所にてアユの流下稚仔調査を実施しました。
- 多摩川河口ゼロキロメートル付近
- 多摩川河口大師橋上流付近
- 中原区調布取水堰下
- 高津区二子新地地先
- 多摩区宿河原堰魚道と堰越流部
- 多摩区上河原堰魚道と堰越流部
全ての地点でアユの稚仔魚を確認。 調査地点上流部にあたる4.5.6では小さい個体が多く、流下途中と思われる。
1.2で確認された稚仔魚は大きさにばらつきがあった。11月に流下した稚魚が成育しているものと思われる。
3回目 1月後半
北原式定量ネットとすくい網を用い、下記の6カ所にてアユの流下稚仔調査を実施しました。
- 多摩川河口ゼロキロメートル付近
- 多摩川河口大師橋上流付近
- 中原区調布取水堰下
- 高津区二子新地地先
- 多摩区宿河原堰魚道と堰越流部
- 多摩区上河原堰魚道と堰越流部
調査地点3.4.5.6では確認できなかった。
1.2で確認された稚仔魚は大きさにばらつきがあり、少し色の付いた少し大きい稚魚が見られ、順調に生育しているものと思われる。
4回目 2月7日
手網にて河口部で調査を実施した。
シラスアユ稚仔魚は大きさにばらつきがあり、少し色の付いた稚魚が見られた。
5回目は2月中頃に実施予定。
途中経過ではあるが、上記のことより本年も多摩川河口には多くの稚アユが生息しているものと思われます。
調査規模と調査回数が少ないため、前年との比較は現状では厳しいところです。
今後において回を重ねることにより、流下稚仔と河口域の稚アユの関係、春に遡上してくるアユの遡上量などが解明されるものと思わる。
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日時: 2008年02月14日 10:23
日本全国で川や水辺の自然や景観の再生を目的とした事業が行われています。ここでは、皆様がご存知の、また地元でご自慢の日本国内及び海外の水辺の再生事例を募集しています。再生前後の写真や関連する情報、参考となるホームページ、蘇った川への思いなどの情報提供をお待ちしています。
なお、ご提供頂いた写真や情報は、JRRN事務局にて内容を確認・精査させていただいた後、「日本と世界の水辺」サイトでご紹介させて頂きます。
→情報提供(投稿)方法はこちら
→「日本と世界の水辺」はこちら
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日時: 2007年07月12日 18:12
「逆川を愛する会」の活動風景(茨城県) |
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自然と暮らしを考える研究会(佐賀県) |
多くの川や海岸、運河等で、地元住民による水辺環境の改善を目的とした素晴らしい取り組みが行われています。地元自慢の河川環境改善の活動、また子供たちが主体となった学校クラブ活動による水環境改善の取り組み、更にはその活動の中で培った経験や教訓などの情報提供をお待ちしています。
なお、ご提供頂いた写真や情報は、JRRN事務局にて内容を確認・精査させていただいた後、「水辺の活動」サイトでご紹介させて頂きます。
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日時: 2007年07月11日 18:11
国内外には自然の原風景とも言うべき美しい水辺が数多く存在しています。古くから人工的な手が加えられることなくこれまで受け継がれてきた水辺もあれば、人の手が加えられたことで美しくなった水辺もあるかもしれません。その一方で、高度成長期の負の遺産とも呼ばれるコンクリートで固められた川も今なお街の中で見かけることが出来ます。ここでは、国内外の印象に残った水辺の写真を募集しています。併せて、写真に対するコメントもいただければ幸いです。
なお、ご提供頂いた写真や情報は、JRRN事務局にて内容を確認・精査させていただいた後、「水辺を楽しむ」サイトでご紹介させて頂きます。
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日時: 2007年07月11日 18:10
日本各地で、河川や流域の再生に関るイベントやシンポジウム等が多数開催されています。ここでは、皆様の住む地域で開催される川や水辺に関る行事(川とのふれあいイベント、清掃イベント、屋外行事、講演会、シンポジウム、セミナー、学会、国際会議等)の情報をお待ちしています。 また、新聞や雑誌、インターネットなどで川や水辺の再生に関る気になるトピックやニュースがございましたら、是非ご提供下さい。
ご提供頂いた情報は、JRRN事務局にて詳細を調べさせていただいた後、「イベント情報」「最近の話題・ニュース」サイトで随時ご紹介させて頂きます。
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日時: 2007年07月10日 18:08
多自然川づくりポイントブック |
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国土交通省河川局論文集閲覧サイト |
ほぼ毎月のように、河川や水辺に関る一般書や専門書が発刊されています。また、インターネット上ではたくさんの川を学ぶウェブサイト、より専門知識を深める有用なホームページが存在しています。ここでは、皆様がご存知の、そして是非おすすめしたい川や水辺に関る書籍やホームページ、専門知識や論文等の学びの情報をご提供下さい。
ご提供頂いた情報は、JRRN事務局にて内容を確認・精査させていただいた後、「書籍・教材・論文」「水辺を見る・知る・学ぶ」サイトで随時ご紹介させて頂きます。
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日時: 2007年07月10日 18:06