Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

< カテゴリー: JRRN技術交流会 >

第1回「小さな自然再生」現地研修会 in 愛知県豊田市・岩本川(9月8日)」開催報告

午前の座学研修

岩本川の視察

岩本川の生き物見学

午後のワークショップ

 2015年9月8日(火)、第1回「小さな自然再生」現地研修会を愛知県豊田市の矢作川研究所及び岩本川にて開催致しました。

 雨の中の現場視察となりましたが、一般参加者・豊田市関係者・事例集編集委員メンバーなど約40名が参加し、座学+現地研修+ワークショップで構成される充実した一日を過ごすことができました。(平成27年度河川整備基金助成事業)

【日時】2015年9月8日(火)10:00~17:00

【主催】「小さな自然再生」事例集編集委員会

【共催】豊田市矢作川研究所、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)

【会場】愛知県豊田市(豊田市矢作川研究所/岩本川)

【プログラム】

(午前)
会議室にて「水辺の小さな自然再生」事例集を教材とした座学研修
- 岩本川における取組み紹介(矢作川研究所)
- 小さな自然再生の考え方、留意点、事例紹介(三橋弘宗:兵庫県立大学 自然・環境科学研究所)
- 地質・地形特性からみた岩本川の特徴(原田守啓:岐阜大学 流域圏科学研究センター)
- 岩本川の生物群、生息場の紹介(矢作川研究所)

(午後)
- 岩本川にて現場研修
- 福岡・上西郷川の事例紹介(林博徳:九州大学大学院 工学研究院)
- 岩本川での小さな自然再生に向けたワークショップ

本研修会の実現にご協力頂きました関係者皆様、どうもありがとうございました。

 →簡易報告書はこちらから(PDF 2.6MB) ※2015.10.28発行

参考:「第1回現地研修会」参加者募集案内ページ

2015.3.16-17 韓国・建設技術研究院(KICT)との河川再生に関わる技術交流

技術交流会の様子

 都内の河川再生現地視察(旧中川・川の駅)

 横浜市和泉川の視察

 2015年3月16日(月)~17日(火)、韓国の政府系研究機関「建設技術研究院(KICT)」所属の研究員3名が来日され、河川再生全般に関わる施策の変遷や考え方などについて、(公財)リバーフロント研究所及びJRRN事務局とともに意見交換を行いました。
 また東京都内の河川再生現場、ならびに、横浜市河川担当官のご協力を得て和泉川を視察し、限られた河川空間における河川環境改善や親水性向上、水辺の賑わい創出などについて意見を交わしました。
 なお、「建設技術研究院(KICT)」は、JRRNが属するアジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN)の韓国窓口であるKRRNの事務局を担い、JRRN/ARRN設立以降、継続的に技術交流を行っております。
 JRRN事務局では、引き続きKICTとの交流を続けながら、日韓の河川再生分野の情報交流を図り、日本国内にその知見を還元してまいります。

<関連情報>

韓国・建設技術研究院(KICT)ホームページ

「韓国・建設技術研究院KICT安主任研究員との意見交換」(2009年12月開催)

2014.12.10 Deltares「オランダ水理研究所」との技術交流

技術交流会の様子

氾濫原の積極的活用事例

 JRRN事務局(土屋代表、他2名)は、2014年12月10日(水)にオランダ・デルフト市にあるDeltares「オランダ水理研究所」を訪問し、高規格堤防の整備や河川の流下能力向上と自然環境改善に寄与する「Room for Rivers(川にもっとスペースを)」事業など、低平地の水問題解決に向けたオランダにおける川づくりに関わる技術交流を行いました。

 合わせて、オランダ政府が国内39か所で実施中のRoom for Riversプロジェクト等の現場を案内頂き、欧州が推進するグリーンインフラにも寄与する治水と自然再生を融合させた事例を紹介頂きました。

 本技術交流の概要は、JRRNニュースレターを通じて後日皆様に改めてご報告させて頂きます。

◆Deltaresホームページ(英語版): http://www.deltares.nl/en/

◆オランダにおける「Room for Rivers事業」紹介ホームページ(英語版):
 http://www.ruimtevoorderivier.nl/english/

「小さな自然再生事例集制作座談会」を開催しました。

座談会の様子

 小さな自然再生に関わる関係省庁の施策との共通項、身近な水辺での自然再生活動への市民参加の更なる推進に向けた方策等を見出すことを目的とした座談会「『小さな自然再生』事例集制作座談会~小さな自然再生が中小河川を救う! 更なる推進に向けた方策を探る~」を開催致しました。

【日時】 2014年11月26日(水) 10:00~12:00

【場所】 (公財)リバーフロント研究所 会議室(東京都中央区)

【座談会座長】

  • 玉井信行 (東京大学名誉教授、JRRN/ARRN顧問、事例集監修)

【座談会参加者】

  • 鳥居敏男 (環境省自然環境局自然環境計画課 課長)
  • 中村圭吾 (国土交通省国土技術政策総合研究所 河川研究部河川研究室 主任研究官)
  • 岩瀬晴夫 ((株)北海道技術コンサルタント 川づくり計画室長、事例集編集委員)
  • 浜野龍夫 (徳島大学大学院 教授、事例集編集委員)

【主催】 日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)

 本座談会の前半部では、事例集編集委員より、小さな自然再生の考え方や留意点、またこれまでの取組みを振り返っての現場の実情、課題、工夫等について話題提供頂きました。

 また後半部では、環境省及び国土交通省における小さな自然再生に関連する施策等をご紹介頂き、今後の更なる推進に向けた技術面や制度面に関わる課題と展望について活発な議論が交わされました。

 本座談会の様子は今年度発行する「小さな自然再生」事例集にて詳しくご紹介させて頂きます。

座談会案内チラシはこちら(PDF 231KB)

2013.2.28-3.1 香港政府視察団と国内行政機関の技術交流支援

東京都建設局河川部計画課による事業説明

東京都江東治水事務所による事業説明

埼玉県総合治水事務所による事業説明

UR都市機構埼玉東部開発事務所による事業説明

  2013年2月28日(木)~3月1日(金)の二日間、香港特別行政区政府渠務署からの視察団が来日し、首都圏の河川・水辺再生事業を担う行政機関等との技術交流が行われました。

 香港では、渠務署が中心となり市街地の都市排水路の水害軽減と環境再生事業が進められており、日本及び韓国の関連事業視察を通じ、治水と両立した水辺の再生、水質改善、地域活性化等の具体技術や考え方等を広く学ぶことを目的に来日したものです。

 二日間の来日視察では、東京都建設局河川部計画課及び江東治水事務所、埼玉県総合治水事務所、(独)都市再生機構埼玉東部開発事務所の協力を得て、それぞれの組織で進められている事業の概要説明や現場視察を通じ技術交流が行われました。

 なお、本視察団来日に際し、日本国内の各視察受入先との調整役をJRRN事務局が担いました。本視察団支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.69(2013年3月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

 →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.69 2013年3月号) 

2012.12.13 マレーシア天然資源環境省排水灌漑局(DID)視察団との技術交流会

技術交流会の様子

 日本における河川再生の事例、特に地域と行政が連携した川づくりに関わる取組の視察及び意見交換を目的に、マレーシア天然資源環境省排水灌漑局(DID)の副局長を団長とする視察団(約25名)が来日し、2012年12月13日(木)午前に、JRRN事務局と技術交流会を行いました。

 多自然川づくりや市民協働川づくりのこれまでの歩みや最近の話題、またこれら情報の共有に向けたJRRN及びARRNの活動などについてJRRN事務局より紹介し、その後は視察団と様々な意見を交換しました。マレーシアでは、今後10年間でクアラ・ルンプールを中心とした都市河川再生を予定しており、今後も様々な情報交流を進めながら、両国の河川再生分野の技術交流を深めて参りたいと思います。

 なお、本視察団の来日は、本年9月にマレーシアにて開催されたマレーシア河川フォーラムへのJRRN参加がきっかけとなり、来日に際しての日本国内各視察受入先との事前調整支援もJRRN事務局が担いました。

  ※マレーシア河川フォーラム参加報告はこちら

 本視察団支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.67(2013年1月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.68) 

2012.11.27 JICA草の根技術協力「フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業」研修支援

午前の講義の様子 午後の現地視察の様子(北十間川案内)

 2012年11月27日(火)、CITYNET(アジア太平洋都市間協力ネットワーク) 及び横浜市が実施するJICA草の根技術協力「フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業」に関わる研修行事が日本で開催され、JRRN事務局が研修の一部を担いました。

<研修概要>

・研修名:フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業
・研修員構成:フィリピン国イロイロ市関係者(市役所及び地域コミュニティ代表者)8名
・研修実施組織:横浜市(港北区)・アジア太平洋都市間協力ネットワーク(CITYNET)
・来日研修期間: 2012年11月21日(水)~12月1日(土) 12日間

 JRRNでは、「都市河川の環境再生」を主テーマに、水災害軽減に取り組む中でも河川環境保全に向け留意すべき視点を理解し、また日本の現場における具体の取組みや工夫を学んで頂くことを目的として、講義と現地視察で構成される研修プログラムに協力しました。

 本研修行事支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.66(12月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。
  →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.66) 

2012.3.9 韓国・未来資源研究院との河川再生に関わる技術交流

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意見交換会の様子


 2012年3月9日(金)、韓国の民間シンクタンク「未来資源研究院」所属の研究員2名が来日され、河川再生全般に関わる法制度や施策の変遷などについて、JRRN事務局との意見交換を行いました。
 「未来資源研究院」は、気候変動適応策、水資源を含む資源管理政策、流域総合管理、環境管理などを研究するシンクタンクで、韓国の今後の水分野の政策立案に向け、日本の関連情報収集や意見交換を目的に日本国内の複数の関連機関を訪問されるとのことでした。
 JRRN事務局では、引き続き未来資源研究院との交流を続けながら、韓国における河川再生の最新情報を学び、日本国内にその知見を還元してまいります。

<関連情報>  
未来資源研究院ホームページ(日本語ページあり)  
「2010.7.6 韓国未来資源研究院との河川再生に関わる意見交換会」(2010年7月開催)

2012.3.8 台湾高雄市視察団の鶴見川視察支援

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開会挨拶(京浜河川事務所長) 鶴見川流域センター展示室の説明
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多目的遊水地の見学 関係者での記念撮影


 総合治水対策や地域住民協働の河川管理に関わる日本の先進的取組みの視察を目的に、台湾高雄市の市長を団長とする視察団(約35名)が、2012年3月8日(木)午前に鶴見川流域センターを訪問し、鶴見川を管理する国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所による詳しい取組の説明や活発な意見交換が行われました。

<視察行事の概要>
 ・京浜河川事務所長及び高雄市長による挨拶
 ・鶴見川及び鶴見川で取組む総合治水対策の説明、意見交換
 ・鶴見川流域センター展示室の説明及び地域連携活動の紹介
 ・多目的遊水地の見学

 約30年に渡る鶴見川流域における総合治水の取組み、中でも国・自治体・市民・学識者の協働による鶴見川再生に向けた様々な活動について、高雄市関係者から賞賛の声を頂くとともに、多くの質問がなされました。
 なお、JRRNは、台湾高雄市を流れる愛河再生に関わる講演会を2007年に開催以降、高雄市関係者をはじめ台湾関係団体との交流を継続的に行い、今回の鶴見川視察に際しては視察受入先との調整役を担いました。
 今回の視察に際し大変お世話になりました国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所の皆様に厚く御礼申し上げます。

<関連情報>  
JRRN主催「川からの都市再生~台湾・高雄市の事例 愛河」(2007年10月開催)  
台湾市民大学全国促進会視察団との技術交流(2011年8月開催)

2011.11.12 埼玉県黒目川における河川再生技術交流会

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開会挨拶(埼玉県朝霞県土整備事務所長)
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黒目川視察の様子
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「黒目川に親しむ会」との交流の様子


 2011年11月12日(土)、ARRN/JRRN主催「第8回水辺・流域に関わる国際フォーラム」にて講演・参加された海外関係者及びARRN関係者が埼玉県朝霞市を流れる黒目川を訪れ、河川を管理する埼玉県朝霞県土整備事務所、及び黒目川で河川環境改善活動に取り組む地域団体の方々との交流行事を開催しました。
 この現地交流行事を通じ、治水と環境が両立する川づくりの実践の様子や、市民と行政の協働活動の具体的取組を学び、河川再生技術や合意形成などの話題を中心に活発な意見交換を行いました。
 本交流行事の開催に際し、全面的にご協力頂きました「埼玉県朝霞県土整備事務所」及び「黒目川に親しむ会」の関係者の方々には厚く御礼申し上げます。

 また、今回の技術交流会の様子は、「JRRNニュースレターvol.54(2011年12月号)」でも詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.54)

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このページでは、JRRNやARRNによる主催・共催行事の開催報告及び関連資料等を掲載しています。

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