Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

< カテゴリー: JRRN技術交流会 >

2011.1.11~13 中国湖北省水利庁視察団との交流及び視察支援

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JRRN意見交換会後の記念撮影
((財)リバーフロント整備センター会議室)
綾瀬川及び桑袋浄化施設見学
(あやせ清流館)
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(社)日本河川協会との意見交換
((社)日本河川協会会議室)
池田名誉教授との意見交換
((株)建設技術研究所会議室)
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下水処理施設の見学風景
(東京都下水道局落合水再生センター)


 日本の河川・水環境管理全般に関わる先進的な理念と技術の習得を目的に、中国湖北省水利庁の副庁長を団長とする河川視察団(8名)が来日し、2011年1月11日(火)~13日(木)の三日間、JRRN事務局及び国内関係機関・現地施設管理者・専門家との交流が行われました。各視察先では、河川管理や水環境改善の取組みを中心に視察団と受入先関係者との活発な意見が交わされ、JRRN事務局が各視察先との調整役を担いました。

<交流行事の概要>
 ・1/11(火)午後:JRRN事務局との意見交換(河川環境改善全般について)
 ・1/12(水)午前:綾瀬川及び桑袋浄化施設見学(河川水質浄化・ビオトープについて)
 ・1/12(水)午後:社団法人日本河川協会との意見交換(河川管理全般について)
 ・1/13(木)午前:池田駿介・東京工業大学名誉教授との意見交換(ダム管理について)
 ・1/13(木)午後:東京都下水道局落合水再生センター見学(下水処理及び再生水利用について)

 なお、今回の交流に際し大変お世話になりました国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所調査課、足立区土木部みどりと講演推進室公園整備課、あやせ清流館、社団法人日本河川協会、池田名誉教授及び東京都下水道局落合水再生センターの関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

 今回の来日支援の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.44(2011年2月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

 →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.44)

2010.10.25 台湾屏東県政府視察団との技術交流

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屏東県知事による挨拶
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技術交流の様子


 2010年10月25日(月)、台湾の最南端に位置する屏東県政府関係者20名が来日し、河川整備全般に関わる意見交換を行いました。

<プログラム>
- 台湾屏東県知事より、視察団構成と視察目的の概要説明。
- 日本側より、(財)リバーフロント整備センター及びARRN/JRRNの概要説明。
- 日本側より、日本における河川整備(特に洪水対策)に関わる施策や事例紹介。
- まちづくりと一体となった河川整備全般の意見交換。

 屏東県は、昨年9月に50年に一度という規模の大水害、また本年9月にも甚大な台風被害に見舞われ、水害に強い街づくりを今後目指していくための事例や技術の調査を目的に来日されました。
 意見交換では、日本におけるまちづくりと一体となった河川整備に関する計画や技術・事例について、また地球温暖化に伴う異常気象、海水面上昇等に対する具体適応策などに関する質問がなされました。

台湾屏東県政府ホームページはこちら(日本語ページ)

2010.9.3 英国リーズ大学地理学科Paul Waley教授との河川再生に関わる意見交換会

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意見交換会の様子


 2010年9月3日(金)、英国リーズ大学地理学科のポール・ウェイーリー教授が来日し、日英における河川再生の取り組みや住民参画などの話題を中心に、JRRN事務局及び4名のJRRN会員の方々を交えて意見交換を行いました。

<プログラム>
- 財団法人リバーフロント整備センター、及びJRRN/ARRNの概要説明(JRRN事務局より)
- 日本における最近の河川再生に向けた取組みや課題(JRRN事務局より)
- ポール教授の研究内容や日本との関わり等の紹介(訪問者より)
- 意見交換

 ポール・ウェイーリー教授と日本との関わりは30年以上に渡り、英字新聞記者時代に日本の都市河川を取材され、また社団法人日本河川協会が発行する機関誌「河川」の2007年9月号において「イギリス人の地理学者が見る日本の川の再生」という記事も執筆されています。現在も、都市計画、まちづくり、風景、多自然川づくり等の視点から都市河川再生や特に地域との関わりについて日英の比較研究をされています。
 本意見交換を通じ、多くの発見と今後の活動の参考となる知見を共有でき、引き続きJRRNとの交流を通じ日英交流の成果をJRRN会員皆様へ発信して参りたいと思います。

2010.8.16 台湾視察団との意見交換(川人街~河川整備交流座談会)

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開会挨拶(JRRN事務局長)


 2010年8月16日(月)、台湾から川と街づくり視察団(約40名)が来日し、河川環境再生や水辺からのまちづくりの取組みを中心に意見交換を行いました。

<プログラム>
- 台湾側より、視察団と構成メンバーの自己紹介。
- 日本側より、(財)リバーフロント整備センター及びARRN/JRRNの概要説明。
- 日本側より、川と地域が一体となった街づくりの施策や事例紹介。
- 川人街に関わる河川整備全般の意見交換。

 本視察団一行は、台湾で川を軸とした街づくりに携わる地域活動団体、全国規模の市民ネットワーク、民間企業、学術団体、行政関係者、公益法人等で構成され、日本における最近の河川整備の取り組みや、特に市民の関わりなどを学ぶことを目的に来日されました。
 意見交換を含む約3時間半に及ぶ活発な交流が実現し、特に台湾関係者からは街や地域が抱える課題に対し自分たちができることを見出そうとする強い使命感と情熱を感じることができました。

 今回の意見交換の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.39(2010年9月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.39)

2010.7.6 韓国未来資源研究院との河川再生に関わる意見交換会

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意見交換会の様子
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終了後の記念撮影


 2010年7月6日(火)、韓国の民間水資源政策シンクタンク「未来資源研究院」所属の研究員1名が来日し、河川再生や異常気象への取り組みを中心にJRRN事務局との意見交換を行いました。

<プログラム>
- JRRN事務局より、ARRN/JRRN及び(財)リバーフロント整備センターの概要説明。
- JRRN事務局より、日本における気候変動に関わる取組みの話題提供。
- JRRN事務局より、日本における多自然川づくりや自然再生事業の概要説明。
- 韓国側より、未来資源研究院の紹介及び河川再生や水資源管理に関わる話題提供。
     →プレゼン資料「未来資源研究院紹介」(PDF 900KB)
- 河川再生や水資源管理全般に関わる意見交換。

 「未来資源研究院」は、前身の「未来水資源環境研究所」を2008年に現在の名称に改め、気候変動適応策、水資源を含む資源管理政策、流域総合管理、環境管理などを研究するシンクタンクとして設立された民間組織です。河川・水分野に関わる環境施策、管理、気候変動への対処などについての情報収集と意見交換を目的に来日し、日本の複数の関連機関を訪問されるとのことでした。

 今回の意見交換の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.38(2010年8月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.38)

2010.6.11 中国遼寧省大連市水務局及び水利計画設計院視察団との意見交換

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開会挨拶(JRRN事務局長)
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終了後の記念撮影


 2010年6月11日(金)、中国遼寧省大連市水務局・大連市水利計画設計院・大連理工大学で構成する河川視察団(13名)が来日し、河川環境再生の取り組みを中心に意見交換を行いました。

<プログラム>
– JRRN事務局より、ARRN/JRRN及び(財)リバーフロント整備センターの概要説明。
– JRRN事務局より、日本の河川整備の歩み、最近の河川整備の考え方、事例説明。
- 中国側より、遼寧省大連市の概要、河川の現況と課題、河川環境改善に向けた最近の取組み紹介。
- 河川管理全般に関わる意見交換。

 本視察団一行は、日本における最近の河川整備の考え方や事業事例の習得を目的に、九州や近畿の自治体が管理する河川を視察するとともに、国内関連機関との技術交流を行うために来日されました。中国遼寧省では2009年より3ヶ年事業として「河道生態建設工程」が100河川で開始されたこともあり、河川環境改善のための技術、施策、事例等について活発な意見交換を行いました。
 今回の意見交換の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.37(2010年7月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.37)

2009.12.21韓国建設技術研究院KICT安主任研究員との意見交換

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意見交換の様子

 2009年12月21日(月)、韓国建設技術研究院(KICT)の安主任研究員が来日され、日韓の河川環境再生事業に関する話題交換を行うとともに、東京都内の河川再生現地視察(荒川、旧中川、隅田川等)に関わるサポートをJRRN事務局が担いました。
 安主任研究員は、ARRNの韓国窓口機関であるKRRN(韓国河川再生ネットワーク)事務局の担当窓口も担い、ARRN設立前に開催された「第2回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」(2005年10月東京開催)において「韓国における河川再生事例について」という演題で講師も務められています。
 今後も日韓交流を進めながら、ニュースメールやニュースレター等を通じ様々な話題をご提供して参ります。

2009.11.30中国政府派遣訪問研究者との意見交換

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意見交換後の記念撮影


 2009年11月30日(月)、中国政府派遣訪問研究員の2名がJRRN事務局を訪問し、中国東北地方の水環境問題や解決が求められている諸課題に関する意見交換を行いました。

○意見交換日時: 2009年11月30日(月) 13:00~15:00  
○場 所: JRRN事務局(財団法人リバーフロント整備センター)  
○訪問者:
   ・大連理工大学 環境・水資源研究所 許所長
  ・内蒙古大学社会学学部民族学・社会学学院 ムンへウリジ準教授  
○意見交換内容: 都市の水問題、水循環、水資源と水環境対策、自然環境保全等

 訪問した両研究員は共に中国東北部で活動され、地理的に寒冷地に属することから、意見交換を通じ中国南部や内陸部と異なる水環境に関する諸課題を抱えていること印象を受けました。特に異常気象や急激な開発による水不足が深刻で、水利用を目的とした水質改善をはじめとする都市水問題の解決が急務であり、半年~1年間の日本での研究活動を通じ、水資源や水環境管理の思想、また具体技術に関する日本の先進的知見を習得されるそうです。  JRRN事務局としては、引き続き両研究員と交流を深めながら相互の情報交換を行い、JRRNホームページ等を通じてその内容をご紹介していきます。

大連理工大学ホームページ(英語)

2009.11.13 中国湖北省水利庁視察団の来日支援

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意見交換会の開会挨拶(JRRN事務局長) 終了後の記念撮影
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あやせ清流館での講義風景 桑袋ビオトープ公園にて


 2009年11月13日(金)、中国湖北省水利庁の副庁長を団長とする河川視察団(7名)が来日し、JRRN事務局と河川環境改善の取り組みを中心に意見交換を行うとともに、水環境改善事例として東京都足立区を流れる綾瀬川の視察支援を担いました。

<意見交換及び現地視察の概要>
●午前:
 - JRRN事務局より、ARRN/JRRN及び(財)リバーフロント整備センターの概要説明。
 - 中国側より、湖北省水利庁の業務内容及び水資源・河川分野の現況と課題説明。
 - 水資源及び河川管理全般に関わる意見交換。
●午後:
 - 綾瀬川における水質改善の取り組み全般、綾瀬川清流ルネッサンスII事業の概要説明    (国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所より)
 - 桑袋ビオトープ公園・桑袋浄化施設・あやせ川清流館の概要説明    (東京都足立区あやせ清流館より)
 - 綾瀬川及び桑袋浄化施設等の見学

 本視察団一行は、日本及び韓国の河川再生に関わる関係機関との意見交換及び関連施設見学を目的とし、ARRN/JRRN事務局が日本国内の現地視察を支援するとともに、ARRN韓国窓口機関である韓国河川再生ネットワーク(KRRN)事務局を担う韓国河川協会(KRA)を紹介することで、日中韓連携の河川視察が実現致しました。
 なお、午後の綾瀬川視察に際し大変お世話になりました国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所調査課、足立区土木部みどりと講演推進室公園整備課、及びあやせ清流館の方々に厚く御礼申し上げます。
 今回の来日支援の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.30(2009年12月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

 →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.30)

2009.7.8 台湾からの実務者研修の受入

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河川環境に関する講義の様子 講義終了後の記念撮影


 2009年7月8日(水)、台湾政府経済部水利署の実務者一行が研修プログラムで来日し、日本の河川環境改善に向けた取組みについて、JRRN事務局及び財団法人リバーフロント整備センターが研修を担いました。
 また、今回の研修受け入れに際しては、JRRN初の試みとしてJRRN会員限定の公開行事とさせて頂き、1名の方にご参加を頂きました。JRRN会員と台湾関係者の交流の機会にもなりました。

<研修概要>
 - 日本の河川環境改善に向けた取組の概要
 - 地球温暖化が河川・流域環境に及ぼす影響
 - 多自然川づくり
 - 自然再生事業
 - 河川事業の住民説明ツール紹介
 - ARRN/JRRN紹介  - 意見交換

 台湾では、河川再生情報を扱った公的機関によるホームページが先日公開されるなど、台湾全土で河川環境再生を目的とした事業が実施されつつあるとのこと。そのため、多自然川づくりや自然再生事業など、河川環境分野の最新の日本の施策等を学ぶよい機会になったことと思います。  本研修の詳細は、「JRRNニュースレターvol.26」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.26)

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