Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

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2009.2.20 香港政府関係者の東京都隅田川視察支援

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午前中の意見交換会 隅田川にて記念撮影


 2009年2月20日(金)、香港特別行政区土木開発部(Civil Engineering and Development Department)の視察団一行が来日し、日本の都市部水辺再生の好事例として隅田川を視察するとともに、隅田川を管理する東京都建設局河川部を表敬訪問し、活発な意見交換が行われました。

<視察概要>
●午前: 東京都建設局河川部会議室にて、隅田川整備の概要説明、香港事業概要の説明、及び水辺再生と河川管理に関する意見交換。
●午後: 東京都建設局河川部担当者による隅田川及び旧中川の現地案内。

 午前の事業説明と意見交換、及び午後の現地視察共に、予定していた時間を大幅に超過する活発な交流が行われ、非常に有意義な視察となりました。今回の視察にご協力頂きました東京都建設局河川部の皆様には改めて御礼申し上げます。
 なお、今回の視察は、昨年7月に香港政府関係者よりJRRNに対し、日本における都市河川再生事例に関する問合せがあり、国内の様々な水辺再生事例を紹介する中で、視察目的に最もふさわしい河川として、隅田川への視察が実現したものです。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.21)

JRRN主催 第2回JRRN河川環境ミニ講座「韓国安養川等の都市河川再生」開催報告

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講師 李参熙(イー・サンミ) 氏
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質疑応答の様子


 2008年12月10日(水)、JRRN主催で第2回JRRN河川環境ミニ講座「韓国安養川等の都市河川再生」が開催され、安養(アンヤン)川における事例を中心に、韓国での河川再生の現状や技術的手法・課題などをご講演頂くとともに、参加者との活発な意見交換が行われました。
 
○講師: 李参熙(イー・サンミ)教授(韓国建設技術研究院 責任研究員)  
○日 時:平成20年12月10日(水) 15:30~17:30  
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 講演では、韓国における河川再生の歩みを簡単にご説明頂いた後、都市河川再生の成功事例として韓国国内で有名な安養(アンヤン)川について、再生事業の概要、適用した技術、生態系回復の状況、また市民参加などをご説明頂きました。
 また、講演後に行なわれた約1時間の意見交換では、日本と韓国の河川特性や法体系の違い、事業牽引役の存在の大切さ、また韓国の河川環境管理における行政・市民・企業の関わり等々の話題に及び、日本との類似点や相違点を理解する貴重な機会となりました。

 →講演当日の講演資料はこちら(PDF 1.5MB)
 →当日の講演録はこちら(PDF 312kb)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.19)
 →李参熙(イー・サンミ)教授の国民褒章受章関連記事はこちら

2008.11.25~26 JRRN会員と台湾行政関係者の視察支援

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古ヶ崎浄化施設にて 東京都落合水再生センターにて


 JRRN会員より“台湾の行政官が日本の水環境改善事例(水処理と再生水利用)の視察を要望しており施設管理者との調整をして欲しい”との依頼を受け、2日間にわたる現地視察の支援をJRRN事務局が担いました。
 施設管理者の方による概要説明と意見交換をしながらの見学となり、大変有意義なものになりました。ご協力頂きました施設管理者の皆様、ありがとうございました。
 視察先は、以下の3箇所です。

【1】11月25日(火) 
管理者:国土交通省江戸川河川事務所  
①首都圏外郭放水路  
②古ヶ崎浄化施設(坂川の礫間浄化)

【2】11月26日(水) 
管理者:東京都下水道局  
③東京都落合水再生センター

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.18)

「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」(中国・北京) 参加報告

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会議参加者との集合写真
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ARRN事務局の講演の様子


 2008年11 月3 日(月)~6日(水)にかけて中国・北京市内の清華大学を会場に「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」が開催され、JRRNが事務局を担う「アジア河川・流域ネットワーク(ARRN)」の活動紹介を目的に「アジアの河川再生の動向と国際ネットワーク構築の取組み」と題した講演と意見交換を行ってきました。
 ARRNが取り組むガイドライン構築の取組や組織運営などに関する質問を受けるとともに、ARRNに対する期待も会場から述べられ、有意義なPRの機会となりました。

→ 「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」ホームページはこちら

ARRN主催「第5回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」開催報告

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玉井会長による開会挨拶
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国際フォーラム終了後の記念撮影


 2008年11月4日(火)、アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN)主催「第5回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」が中国・北京市内の清華大学にて開催され、多くの方々にご参加いただきました。
 本年の国際フォーラムは、11 月3 日(月)から同会場にて開催された「第4 回 アジア・太平洋水文水資源協会(APHW)国際会議」の特別分科会のひとつとして開催され、APHW国際会議への参加者及び中国国内の水・河川関係者を中心に、河川環境分野の情報と意見交換を行うことができました。

○日 時 :2008 年11 月4 日(火) 8:45 – 12:00  
○会 場 :中国 清華大学 (北京市)  
○主 催 :アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN) 財団法人リバーフロント整備センター、中国河川・流域再生ネットワーク(CRRN)

【プロ不ラム】 司会進行: 玉井信行(ARRN 会長)
8:45-10:15
開会挨拶: Wang Xiaogang(中国水利水電科学研究院 副院長)
■講演1: Chang Wan Kim(韓國建設技術研究院 上席研究員)
河川環境改善に向けた生物・非生物的要因の関係分析 ~韓国京畿(キョンギド)地方の事例
■講演2: 戸田祐嗣(名古屋大学 准教授)
河川・流域再生における自然共生型環境管理技術開発について ~伊勢湾流域圏での取組み

10:15-10:30 休 憩

10:30-11:50
■講演3: Dong Zheren(中国水利水電科学研究院 教授)
河川再生の理論と実践
■講演4: Wang Zhaoyin(中国清華大学水理科学・技術研究所 教授)
中国における河川再生に向けた川の機能向上の取り組み
■講演5: Chang Jianbo(中国科学院水資源省 水利研究所 教授)
三峡プロジェクト運営管理における生態系が必要とする条件

11:50-12:00
総括: 玉井信行(ARRN 会長、金沢学院大学大学院特任教授、東京大学名誉教授)

        ※各講演タイトルをクリックすると講演資料を閲覧いただけます。

ARRN主催 「河川環境講演会~海外における環境水工学の最新の研究紹介」開催報告

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玉井信行・IAHR/ARRN会長による開会挨拶
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講演の様子 (左: Prof. Peter Goodwin, 右: Prof. Joseph Lee)


 2008年9月16日(火)、ARRN主催「河川環境講演会~海外における環境水工学の最新の研究紹介」が開催され、生態環境工学及び環境水工学の分野で世界的に活躍する二人の研究者をお招きし、河川再生や水環境改善に関わる最新の技術をご紹介いただくと共に、意見交換が行われました。

○イベント名: ARRN主催「河川環境講演会~海外における環境水工学の最新の研究紹介」
○講  師 : IAHR 副会長 ピーター・グッドウィン氏、IAHR 副会長 ジョセフ・リー氏
○日  時 :  平成20年9月16日(火) 13:30~17:20
○会  場 : 東京大学工学部1号館15号講堂
○主  催 : アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN) 他

本講演会の講演録その他関連資料は、後日、本ホームページ上にて掲載致します。

 →当日の配布資料はこちら(PDF 2.51MB)

JRRN主催 第1回JRRN河川環境ミニ講座「環境流況」開催報告

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講師 大町 利勝 氏 意見交換の様子


 2008年7月18日(金)、JRRN主催で第1回JRRN河川環境ミニ講座「環境流況~流水の正常な機能の維持に向けて~」が開催され、平常時の流水管理や諸外国における最近の環境流量の考え方などについて話題をご提供頂くと伴に、参加者との活発な意見交換が行われました。

○講師: 大町 利勝 氏(JRRN会員・八千代エンジニヤリング株式会社)
○日 時:平成20年7月18日(金)15:30~17:30
○会 場:(財)リバーフロント整備センター

 講演は、日本における平常時の流水管理の歴史や法制度についてのおさらいから始まり、続いて、講師の大町氏が直接翻訳を行ったIUCN(世界環境保護連盟)発行の環境流量に関する書籍「FLOW」、また世界銀行発行の技術指針「水資源と環境:環境流況」の内容について諸外国の事例としてご紹介頂きました。
 約1時間にわたる意見交換では、これからの平常時の流水管理について様々な視点での質疑応答が行われ、河川環境の再生に向けた知識を学ぶ上で貴重な機会となりました。

    →配布資料はこちらをクリック(PDF 535kb)
    →講演録はこちらをクリック(PDF 297kb)

2008.7.15韓国「健やかな道林川をつくる市民の会」との意見交換

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日本からのプレゼンテーション 韓国からのプレゼンテーション
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意見交換会の様子 終了後の記念撮影


 韓国ソウル市内の道林川(ドリムチョン)をフィールドに活動する「健やかな道林川をつくる市民の会」の代表を含むメンバー14名が、2008年7月15日(火)に財団法人リバーフロント整備センターを訪問し、JRRN事務局との意見交換を行いました。
 「健やかな道林川をつくる市民の会」は1999年から活動を開始し、「元気な道林川を創るために道林川流域と冠岳地域の環境を地域住民とともに守り、持続可能な社会と自然と人間が共存するより良い生活を追い求めること」を活動の目的としている会員約300名の団体です。  意見交換会では、JRRN事務局より、日本の河川環境行政の歴史や現在の河川再生に向けた事業について説明し、その後本題である、子供達や市民が主体となった河川再生の取り組みについて紹介しました。
 道林川NPOからは、道林川における子供達の活動について中学生より発表が行われ、その後約30分に渡り様々な意見交換を行いました。

「健やかな道林川をつくる市民の会」ホームページ(韓国語)

2008.6.26英国リーズ大学環境学部研究員 ウルリカ・オーベリー氏との意見交換

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意見交換会の様子


 2008年6月26日(木)、ARRN事務局と英国リーズ大学環境学部研究員ウルリカ・オーベリー氏との意見交換を行いました。ウルリカ・オーベリー氏は、河川再生事業の日本とヨーロッパの比較に関する研究に取り組み、日本に短期滞在しながら、日本のフィールド調査や事例・情報収集を行っています。
 今回の意見交換では、ARRN事務局より日本の河川環境行政の変遷、主な施策や事例、河川再生事業の進め方、これまでの事業に関する評価などについて概要を説明し、英国における河川再生事情に関する情報も提供いただきました。こうした意見交換を通じて得た情報は、今後積極的に本ホームページを通じて発信していきたいと思います。

2008.6.4-8韓国河川協会視察団の来日支援

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前川水郷のまち景観保全地区 串民俗資料館


 2008年6月4日(水)~8日(日)にかけて、韓国河川協会の海外視察団(41名)が石川県を中心に北陸地方の河川・水辺の視察を目的に来日し、「アジア河川再生ネットワーク(ARRN)」事務局として国内受入機関(加賀市、石川県土木部、小松・加賀水郷再生協議会、北陸応生態工学会等)との調整役を担うとともに、金沢市内を流れる犀川視察では、ARRN玉井会長(金沢学院大学教授)が視察団に同行しました。
 今回の視察研修は、昨年12月に大分県別府市で開催された第一回アジア・太平洋水サミットにおいて、今回の視察先の加賀市と韓国河川協会の意見交換をきっかけに実現し、「アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN)」が仲介役として双方交流の窓口を務めました。
 北陸地域の河川や水郷再生事例の視察を通じ、河川環境再生分野での意義ある日韓交流となりました。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.13)
韓国河川協会ホームページ(韓国語)

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