Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

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JRRN主催 第6回JRRN河川環境ミニ講座「中国の挑戦~気候変動下の洪水、干ばつ、水質汚染に向けて」開催報告

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講演会の様子


 2010年9月8日(水)午後に、JRRN主催「第6回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。今回は、徐宗学・北京師範大学教授を講師としてお招きし、「中国の挑戦~気候変動下の洪水、干ばつ、水質汚染に向けて」をテーマにご講演頂きました。

 ○講師: 徐 宗学 氏(北京師範大学教授・水科学研究院副院長)
 ○日時: 平成22年9月8日(水) 13:30~15:30
 ○会場: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、はじめに最新の中国における洪水・渇水の被害状況や水質悪化について写真を交えてご紹介頂きました。また、中国における水資源管理の概要、洪水や渇水管理、水質対策などのこれまでの取組み、更には今後の中国政府の水資源管理の方向性や考え方などについて詳しくご説明を頂きました。
 講演後に行なわれた意見交換では、中国における水環境対策、ダム管理、日本の技術移転などについて参加者より質問を頂きました。

 →当日の講演録はこちらをクリック
 →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.40) 
 →第6回JRRN河川環境ミニ講座の案内チラシはこちら

2010.9.3 英国リーズ大学地理学科Paul Waley教授との河川再生に関わる意見交換会

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意見交換会の様子


 2010年9月3日(金)、英国リーズ大学地理学科のポール・ウェイーリー教授が来日し、日英における河川再生の取り組みや住民参画などの話題を中心に、JRRN事務局及び4名のJRRN会員の方々を交えて意見交換を行いました。

<プログラム>
- 財団法人リバーフロント整備センター、及びJRRN/ARRNの概要説明(JRRN事務局より)
- 日本における最近の河川再生に向けた取組みや課題(JRRN事務局より)
- ポール教授の研究内容や日本との関わり等の紹介(訪問者より)
- 意見交換

 ポール・ウェイーリー教授と日本との関わりは30年以上に渡り、英字新聞記者時代に日本の都市河川を取材され、また社団法人日本河川協会が発行する機関誌「河川」の2007年9月号において「イギリス人の地理学者が見る日本の川の再生」という記事も執筆されています。現在も、都市計画、まちづくり、風景、多自然川づくり等の視点から都市河川再生や特に地域との関わりについて日英の比較研究をされています。
 本意見交換を通じ、多くの発見と今後の活動の参考となる知見を共有でき、引き続きJRRNとの交流を通じ日英交流の成果をJRRN会員皆様へ発信して参りたいと思います。

2010.8.16 台湾視察団との意見交換(川人街~河川整備交流座談会)

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開会挨拶(JRRN事務局長)


 2010年8月16日(月)、台湾から川と街づくり視察団(約40名)が来日し、河川環境再生や水辺からのまちづくりの取組みを中心に意見交換を行いました。

<プログラム>
- 台湾側より、視察団と構成メンバーの自己紹介。
- 日本側より、(財)リバーフロント整備センター及びARRN/JRRNの概要説明。
- 日本側より、川と地域が一体となった街づくりの施策や事例紹介。
- 川人街に関わる河川整備全般の意見交換。

 本視察団一行は、台湾で川を軸とした街づくりに携わる地域活動団体、全国規模の市民ネットワーク、民間企業、学術団体、行政関係者、公益法人等で構成され、日本における最近の河川整備の取り組みや、特に市民の関わりなどを学ぶことを目的に来日されました。
 意見交換を含む約3時間半に及ぶ活発な交流が実現し、特に台湾関係者からは街や地域が抱える課題に対し自分たちができることを見出そうとする強い使命感と情熱を感じることができました。

 今回の意見交換の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.39(2010年9月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.39)

2010.7.6 韓国未来資源研究院との河川再生に関わる意見交換会

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意見交換会の様子
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終了後の記念撮影


 2010年7月6日(火)、韓国の民間水資源政策シンクタンク「未来資源研究院」所属の研究員1名が来日し、河川再生や異常気象への取り組みを中心にJRRN事務局との意見交換を行いました。

<プログラム>
- JRRN事務局より、ARRN/JRRN及び(財)リバーフロント整備センターの概要説明。
- JRRN事務局より、日本における気候変動に関わる取組みの話題提供。
- JRRN事務局より、日本における多自然川づくりや自然再生事業の概要説明。
- 韓国側より、未来資源研究院の紹介及び河川再生や水資源管理に関わる話題提供。
     →プレゼン資料「未来資源研究院紹介」(PDF 900KB)
- 河川再生や水資源管理全般に関わる意見交換。

 「未来資源研究院」は、前身の「未来水資源環境研究所」を2008年に現在の名称に改め、気候変動適応策、水資源を含む資源管理政策、流域総合管理、環境管理などを研究するシンクタンクとして設立された民間組織です。河川・水分野に関わる環境施策、管理、気候変動への対処などについての情報収集と意見交換を目的に来日し、日本の複数の関連機関を訪問されるとのことでした。

 今回の意見交換の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.38(2010年8月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.38)

「2010年度・河川技術に関するシンポジウム」発表報告

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発表の様子
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玉井信行ARRN会長との記念撮影


 2010年6 月3 日(木)~4日(金)に「新しい河川整備・管理の理念とそれを支援する河川技術」をテーマとした「2010年度・河川技術に関するシンポジウム」が開催され、「河川再生に向けた国際的な産学官民ネットワークの構築」と題してARRN/JRRNのこれまでの活動と今後の展望についてJRRN事務局より発表させて頂きました。発表を通じ、シンポジウム参加者の方々より今後の活動に向けた貴重なご意見を頂くことができました。

「河川再生に向けた国際的な産学官民ネットワークの構築」論文はこちら(PDF 933KB)
「河川再生に向けた国際的な産学官民ネットワークの構築」発表資料はこちら(PDF 893KB)
「2010年度・河川技術に関するシンポジウム」ホームページはこちら(社団法人土木学会)

2010.6.11 中国遼寧省大連市水務局及び水利計画設計院視察団との意見交換

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開会挨拶(JRRN事務局長)
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終了後の記念撮影


 2010年6月11日(金)、中国遼寧省大連市水務局・大連市水利計画設計院・大連理工大学で構成する河川視察団(13名)が来日し、河川環境再生の取り組みを中心に意見交換を行いました。

<プログラム>
– JRRN事務局より、ARRN/JRRN及び(財)リバーフロント整備センターの概要説明。
– JRRN事務局より、日本の河川整備の歩み、最近の河川整備の考え方、事例説明。
- 中国側より、遼寧省大連市の概要、河川の現況と課題、河川環境改善に向けた最近の取組み紹介。
- 河川管理全般に関わる意見交換。

 本視察団一行は、日本における最近の河川整備の考え方や事業事例の習得を目的に、九州や近畿の自治体が管理する河川を視察するとともに、国内関連機関との技術交流を行うために来日されました。中国遼寧省では2009年より3ヶ年事業として「河道生態建設工程」が100河川で開始されたこともあり、河川環境改善のための技術、施策、事例等について活発な意見交換を行いました。
 今回の意見交換の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.37(2010年7月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.37)

JRRN主催 第5回JRRN河川環境ミニ講座「流域連携による河川再生:イギリス・マージ川流域キャンペーン」開催報告

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講演会の様子


 2010年5月11日(火)午後に、JRRN主催「第5回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。今回は、イギリス・マージ川流域キャンペーン専務理事であるWalter Menzies氏を講師としてお招きし、「流域連携による河川再生~イギリス・マージ川流域キャンペーン」をテーマにご講演頂くとともに、参加者との活発な意見交換を行いました。

 ○講師: Walter Menzies氏(イギリス・マージ川流域キャンペーン専務理事)
 ○日時: 平成22年5月11日(火) 14:00~16:00
 ○会場: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、マージ川のある英国リバプール市の産業革命から衰退に至る歴史説明から始まり、1980年代前後のマージ川水質悪化状況について当時の写真も含めご紹介頂きました。続いて、経済と社会と自然環境の再生を三つの柱としたマージ川流域キャンペーンについて、その目的やコンセプト、戦略とともに、25年に及ぶ具体的な活動内容や、キャンペーン成功の鍵となる主要な要素について詳しくご説明を頂きました。
 講演後に行なわれた1時間超の意見交換では、キャンペーンの組織構造や資金の話題、活動終了後の今後の展開、市民や企業との連携、及び大小様々な規模の具体活動事例と課題などについて、参加者と講師との活発な意見交換が行われました。

 →当日の講演PPTはこちら(PDF1.8MB)
 →当日の講演録はこちらをクリック
 →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.36) 
 →第5回JRRN河川環境ミニ講座の案内チラシはこちら

JRRN主催 第4回JRRN河川環境ミニ講座「川づくりと住民参画の目的、河川環境と治水、防災の接点」開催報告

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講演会の様子


 2010年2月23日(火)、JRRN主催「第4回JRRN河川環境ミニ講座」が開催され、NPO法人全国水環境交流会代表理事の山道省三氏より「川づくりと住民参画の目的、河川環境と治水、防災の接点」をテーマにご講演頂き、その後参加者との活発な意見交換が行われました。

 ○講師: 山道省三(特定非営利活動法人全国水環境交流会代表理事)
 ○日時: 平成22年2月23日(火) 15:00~17:00
 ○会場: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、日本における約半世紀にわたる河川での住民活動の歴史のご紹介から始まり、続いて河川や水辺における市民の活動領域について、全国の特徴的な事例とともに体系的にご説明頂きました。その後、本題である住民が川づくりに参加する目的について、ご自身の約35年に及ぶ川との関わりのご経験に基づき、地域への愛着醸成や災害回避センスの向上、また安全で快適な暮らしの実現から新たな公の形成まで、その意味についてご講義頂きました。
 講演後に行なわれた約1時間の意見交換では、都内の河川をフィールドに活動する市民団体、地方自治体職員、またコンサルタントから様々な質問が出され、山道講師からは、河川管理者と市民の相互理解を促進するための一つの手段として、徹底した現場視察と(ワークショップ等の)ディスカッションの機会をセットで作るなどの貴重な助言を頂きました。

 →当日の講演PPTはこちら(PDF451KB)
 →当日の配布資料一式はこちら(PDF256KB)
 →当日の講演録はこちらをクリック(PDF 1.6MB)
 →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら(PDF 118KB)
 →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.33)
 →第4回JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(講師略歴・講演要旨等)

2009.12.21韓国建設技術研究院KICT安主任研究員との意見交換

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意見交換の様子

 2009年12月21日(月)、韓国建設技術研究院(KICT)の安主任研究員が来日され、日韓の河川環境再生事業に関する話題交換を行うとともに、東京都内の河川再生現地視察(荒川、旧中川、隅田川等)に関わるサポートをJRRN事務局が担いました。
 安主任研究員は、ARRNの韓国窓口機関であるKRRN(韓国河川再生ネットワーク)事務局の担当窓口も担い、ARRN設立前に開催された「第2回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」(2005年10月東京開催)において「韓国における河川再生事例について」という演題で講師も務められています。
 今後も日韓交流を進めながら、ニュースメールやニュースレター等を通じ様々な話題をご提供して参ります。

2009.11.30中国政府派遣訪問研究者との意見交換

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意見交換後の記念撮影


 2009年11月30日(月)、中国政府派遣訪問研究員の2名がJRRN事務局を訪問し、中国東北地方の水環境問題や解決が求められている諸課題に関する意見交換を行いました。

○意見交換日時: 2009年11月30日(月) 13:00~15:00  
○場 所: JRRN事務局(財団法人リバーフロント整備センター)  
○訪問者:
   ・大連理工大学 環境・水資源研究所 許所長
  ・内蒙古大学社会学学部民族学・社会学学院 ムンへウリジ準教授  
○意見交換内容: 都市の水問題、水循環、水資源と水環境対策、自然環境保全等

 訪問した両研究員は共に中国東北部で活動され、地理的に寒冷地に属することから、意見交換を通じ中国南部や内陸部と異なる水環境に関する諸課題を抱えていること印象を受けました。特に異常気象や急激な開発による水不足が深刻で、水利用を目的とした水質改善をはじめとする都市水問題の解決が急務であり、半年~1年間の日本での研究活動を通じ、水資源や水環境管理の思想、また具体技術に関する日本の先進的知見を習得されるそうです。  JRRN事務局としては、引き続き両研究員と交流を深めながら相互の情報交換を行い、JRRNホームページ等を通じてその内容をご紹介していきます。

大連理工大学ホームページ(英語)

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