Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

< カテゴリー: JRRN技術交流会 >

2013.2.28-3.1 香港政府視察団と国内行政機関の技術交流支援

東京都建設局河川部計画課による事業説明

東京都江東治水事務所による事業説明

埼玉県総合治水事務所による事業説明

UR都市機構埼玉東部開発事務所による事業説明

  2013年2月28日(木)~3月1日(金)の二日間、香港特別行政区政府渠務署からの視察団が来日し、首都圏の河川・水辺再生事業を担う行政機関等との技術交流が行われました。

 香港では、渠務署が中心となり市街地の都市排水路の水害軽減と環境再生事業が進められており、日本及び韓国の関連事業視察を通じ、治水と両立した水辺の再生、水質改善、地域活性化等の具体技術や考え方等を広く学ぶことを目的に来日したものです。

 二日間の来日視察では、東京都建設局河川部計画課及び江東治水事務所、埼玉県総合治水事務所、(独)都市再生機構埼玉東部開発事務所の協力を得て、それぞれの組織で進められている事業の概要説明や現場視察を通じ技術交流が行われました。

 なお、本視察団来日に際し、日本国内の各視察受入先との調整役をJRRN事務局が担いました。本視察団支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.69(2013年3月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

 →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.69 2013年3月号) 

2012.12.13 マレーシア天然資源環境省排水灌漑局(DID)視察団との技術交流会

技術交流会の様子

 日本における河川再生の事例、特に地域と行政が連携した川づくりに関わる取組の視察及び意見交換を目的に、マレーシア天然資源環境省排水灌漑局(DID)の副局長を団長とする視察団(約25名)が来日し、2012年12月13日(木)午前に、JRRN事務局と技術交流会を行いました。

 多自然川づくりや市民協働川づくりのこれまでの歩みや最近の話題、またこれら情報の共有に向けたJRRN及びARRNの活動などについてJRRN事務局より紹介し、その後は視察団と様々な意見を交換しました。マレーシアでは、今後10年間でクアラ・ルンプールを中心とした都市河川再生を予定しており、今後も様々な情報交流を進めながら、両国の河川再生分野の技術交流を深めて参りたいと思います。

 なお、本視察団の来日は、本年9月にマレーシアにて開催されたマレーシア河川フォーラムへのJRRN参加がきっかけとなり、来日に際しての日本国内各視察受入先との事前調整支援もJRRN事務局が担いました。

  ※マレーシア河川フォーラム参加報告はこちら

 本視察団支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.67(2013年1月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.68) 

2012.11.27 JICA草の根技術協力「フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業」研修支援

午前の講義の様子 午後の現地視察の様子(北十間川案内)

 2012年11月27日(火)、CITYNET(アジア太平洋都市間協力ネットワーク) 及び横浜市が実施するJICA草の根技術協力「フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業」に関わる研修行事が日本で開催され、JRRN事務局が研修の一部を担いました。

<研修概要>

・研修名:フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業
・研修員構成:フィリピン国イロイロ市関係者(市役所及び地域コミュニティ代表者)8名
・研修実施組織:横浜市(港北区)・アジア太平洋都市間協力ネットワーク(CITYNET)
・来日研修期間: 2012年11月21日(水)~12月1日(土) 12日間

 JRRNでは、「都市河川の環境再生」を主テーマに、水災害軽減に取り組む中でも河川環境保全に向け留意すべき視点を理解し、また日本の現場における具体の取組みや工夫を学んで頂くことを目的として、講義と現地視察で構成される研修プログラムに協力しました。

 本研修行事支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.66(12月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。
  →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.66) 

2012.3.9 韓国・未来資源研究院との河川再生に関わる技術交流

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意見交換会の様子


 2012年3月9日(金)、韓国の民間シンクタンク「未来資源研究院」所属の研究員2名が来日され、河川再生全般に関わる法制度や施策の変遷などについて、JRRN事務局との意見交換を行いました。
 「未来資源研究院」は、気候変動適応策、水資源を含む資源管理政策、流域総合管理、環境管理などを研究するシンクタンクで、韓国の今後の水分野の政策立案に向け、日本の関連情報収集や意見交換を目的に日本国内の複数の関連機関を訪問されるとのことでした。
 JRRN事務局では、引き続き未来資源研究院との交流を続けながら、韓国における河川再生の最新情報を学び、日本国内にその知見を還元してまいります。

<関連情報>  
未来資源研究院ホームページ(日本語ページあり)  
「2010.7.6 韓国未来資源研究院との河川再生に関わる意見交換会」(2010年7月開催)

2012.3.8 台湾高雄市視察団の鶴見川視察支援

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開会挨拶(京浜河川事務所長) 鶴見川流域センター展示室の説明
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多目的遊水地の見学 関係者での記念撮影


 総合治水対策や地域住民協働の河川管理に関わる日本の先進的取組みの視察を目的に、台湾高雄市の市長を団長とする視察団(約35名)が、2012年3月8日(木)午前に鶴見川流域センターを訪問し、鶴見川を管理する国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所による詳しい取組の説明や活発な意見交換が行われました。

<視察行事の概要>
 ・京浜河川事務所長及び高雄市長による挨拶
 ・鶴見川及び鶴見川で取組む総合治水対策の説明、意見交換
 ・鶴見川流域センター展示室の説明及び地域連携活動の紹介
 ・多目的遊水地の見学

 約30年に渡る鶴見川流域における総合治水の取組み、中でも国・自治体・市民・学識者の協働による鶴見川再生に向けた様々な活動について、高雄市関係者から賞賛の声を頂くとともに、多くの質問がなされました。
 なお、JRRNは、台湾高雄市を流れる愛河再生に関わる講演会を2007年に開催以降、高雄市関係者をはじめ台湾関係団体との交流を継続的に行い、今回の鶴見川視察に際しては視察受入先との調整役を担いました。
 今回の視察に際し大変お世話になりました国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所の皆様に厚く御礼申し上げます。

<関連情報>  
JRRN主催「川からの都市再生~台湾・高雄市の事例 愛河」(2007年10月開催)  
台湾市民大学全国促進会視察団との技術交流(2011年8月開催)

2011.11.12 埼玉県黒目川における河川再生技術交流会

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開会挨拶(埼玉県朝霞県土整備事務所長)
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黒目川視察の様子
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「黒目川に親しむ会」との交流の様子


 2011年11月12日(土)、ARRN/JRRN主催「第8回水辺・流域に関わる国際フォーラム」にて講演・参加された海外関係者及びARRN関係者が埼玉県朝霞市を流れる黒目川を訪れ、河川を管理する埼玉県朝霞県土整備事務所、及び黒目川で河川環境改善活動に取り組む地域団体の方々との交流行事を開催しました。
 この現地交流行事を通じ、治水と環境が両立する川づくりの実践の様子や、市民と行政の協働活動の具体的取組を学び、河川再生技術や合意形成などの話題を中心に活発な意見交換を行いました。
 本交流行事の開催に際し、全面的にご協力頂きました「埼玉県朝霞県土整備事務所」及び「黒目川に親しむ会」の関係者の方々には厚く御礼申し上げます。

 また、今回の技術交流会の様子は、「JRRNニュースレターvol.54(2011年12月号)」でも詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.54)

2011.8.26 台湾市民大学全国促進会視察団との技術交流

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開会挨拶(JRRN佐合事務局長)
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技術交流会の様子
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終了後の記念撮影


 2011年8月26日(金)、台湾から市民大学全国促進会視察団(約20名)が来日し、市民による川づくりや合意形成に関わる話題を中心に意見交換を行いました。

<プログラム>
- 台湾側より「市民大学全国促進会視察団と構成メンバー」の紹介
- 日本側より「(財)リバーフロント整備センター」及び「ARRN/JRRN」の概要説明
- 日本側より「川づくりと合意形成」について概要説明
- 台湾側より「高雄市愛河再生に関わる市民活動」及び「台湾における官民連携」概要説明
- 質疑応答及び意見交換

 本視察団一行は、台湾で川づくりやまちづくりに携わる地域活動団体、市民ネットワーク、民間企業、公益法人等で構成され、日本における官民連携の川づくりや市民活動の状況を学ぶことを目的に、昨年に引き続き来日されました。意見交換を含む約3時間に及ぶ活発な交流を通じ、日台の川づくりにおける市民参加や合意形成の取組について相互に情報交換をすることができました。
 なお、技術交流会の要旨、及び視察団を構成する各団体のプロフィールを以下よりご覧頂くことができます。

 →技術交流会の要旨(PDF 440KB)
 →視察団の各構成団体のプロフィール(PDF 347 KB)

 また今回の意見交換の様子は、「JRRNニュースレターvol.51(2011年9月号)」でも詳しくご紹介させて頂きます。
 →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.51)

※会場の都合、及び事前準備時間不足を理由に、今回はJRRN会員限定公開行事とはせず、事務局関係者のみで開催させて頂きました。今後は可能な限り、公開行事として企画・準備するよう努めてまいります。

2011.5.30 世界銀行主催・地方政府リーダーシップ研修の支援

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研修様子
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海外の研修会場が映し出されたモニター


 2011年5月30日(月)、世界銀行等が主催するアジア途上国の地方政府職員のスキル向上を目的とした研修行事が「都市部水辺の再開発」をテーマに開催され、JRRN事務局が日本における河川再生事例の講演を担いました。

<研修概要>
・研修名: 地方政府指導者育成研修(都市の水辺再開発コース)
・主催団体: 世界銀行、シンガポール政府外務省、シンガポールLee Kuan Yew大学
・研修方式: シンガポールを主会場としてアジアの9都市を結ぶテレビ会議方式(150分間)
・研修参加国: 中国、インドネシア、ラオス、フィリピン、ベトナムの5カ国7都市
・講師参加者: ※クリックすると講演資料が閲覧できます
  Dr. Kim Woonsoo(韓国) – 韓国・清渓川再生
  橋本徹 (日本) – 横浜みなとみらい21プロジェクト (PDF 11.5MB)
  Kevin Whittle (イギリス) – イギリス・テムズ川再生
  伊藤将文 (日本) - 北九州・紫川再生 (PDF 990KB)
  和田彰 (日本) – 東京・隅田川再生 (PDF 570KB)

※なお、「横浜みなとみらい21プロジェクト」講演資料は横浜市政策局共創推進室国際技術協力課よりご提供頂きました。

 日本からの講演は、世界銀行東京事務所を会場にテレビ回線を通じて行われ、はじめに横浜市政策局共創推進室国際技術協力課より「横浜みなとみらい21(MM21)」事業の講演、続いてJRRN事務局より北九州市を流れる紫川の再生事例、また東京都を流れる隅田川の再生事例について、再生前後の様子や再生に至る経緯等について説明を行いました。

 本研修行事支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.49(8月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。
  →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.49)

 また、研修の様子は以下の世界銀行東京事務所でも公開されています。
  →世界銀行東京事務所 TDLC掲載ページ

2011.1.11~13 中国湖北省水利庁視察団との交流及び視察支援

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JRRN意見交換会後の記念撮影
((財)リバーフロント整備センター会議室)
綾瀬川及び桑袋浄化施設見学
(あやせ清流館)
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(社)日本河川協会との意見交換
((社)日本河川協会会議室)
池田名誉教授との意見交換
((株)建設技術研究所会議室)
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下水処理施設の見学風景
(東京都下水道局落合水再生センター)


 日本の河川・水環境管理全般に関わる先進的な理念と技術の習得を目的に、中国湖北省水利庁の副庁長を団長とする河川視察団(8名)が来日し、2011年1月11日(火)~13日(木)の三日間、JRRN事務局及び国内関係機関・現地施設管理者・専門家との交流が行われました。各視察先では、河川管理や水環境改善の取組みを中心に視察団と受入先関係者との活発な意見が交わされ、JRRN事務局が各視察先との調整役を担いました。

<交流行事の概要>
 ・1/11(火)午後:JRRN事務局との意見交換(河川環境改善全般について)
 ・1/12(水)午前:綾瀬川及び桑袋浄化施設見学(河川水質浄化・ビオトープについて)
 ・1/12(水)午後:社団法人日本河川協会との意見交換(河川管理全般について)
 ・1/13(木)午前:池田駿介・東京工業大学名誉教授との意見交換(ダム管理について)
 ・1/13(木)午後:東京都下水道局落合水再生センター見学(下水処理及び再生水利用について)

 なお、今回の交流に際し大変お世話になりました国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所調査課、足立区土木部みどりと講演推進室公園整備課、あやせ清流館、社団法人日本河川協会、池田名誉教授及び東京都下水道局落合水再生センターの関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

 今回の来日支援の詳細報告は、「JRRNニュースレターvol.44(2011年2月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。

 →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.44)

2010.10.25 台湾屏東県政府視察団との技術交流

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屏東県知事による挨拶
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技術交流の様子


 2010年10月25日(月)、台湾の最南端に位置する屏東県政府関係者20名が来日し、河川整備全般に関わる意見交換を行いました。

<プログラム>
- 台湾屏東県知事より、視察団構成と視察目的の概要説明。
- 日本側より、(財)リバーフロント整備センター及びARRN/JRRNの概要説明。
- 日本側より、日本における河川整備(特に洪水対策)に関わる施策や事例紹介。
- まちづくりと一体となった河川整備全般の意見交換。

 屏東県は、昨年9月に50年に一度という規模の大水害、また本年9月にも甚大な台風被害に見舞われ、水害に強い街づくりを今後目指していくための事例や技術の調査を目的に来日されました。
 意見交換では、日本におけるまちづくりと一体となった河川整備に関する計画や技術・事例について、また地球温暖化に伴う異常気象、海水面上昇等に対する具体適応策などに関する質問がなされました。

台湾屏東県政府ホームページはこちら(日本語ページ)

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