Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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行事報告

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2012.11.27 JICA草の根技術協力「フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業」研修支援

午前の講義の様子 午後の現地視察の様子(北十間川案内)

 2012年11月27日(火)、CITYNET(アジア太平洋都市間協力ネットワーク) 及び横浜市が実施するJICA草の根技術協力「フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業」に関わる研修行事が日本で開催され、JRRN事務局が研修の一部を担いました。

<研修概要>

・研修名:フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業
・研修員構成:フィリピン国イロイロ市関係者(市役所及び地域コミュニティ代表者)8名
・研修実施組織:横浜市(港北区)・アジア太平洋都市間協力ネットワーク(CITYNET)
・来日研修期間: 2012年11月21日(水)~12月1日(土) 12日間

 JRRNでは、「都市河川の環境再生」を主テーマに、水災害軽減に取り組む中でも河川環境保全に向け留意すべき視点を理解し、また日本の現場における具体の取組みや工夫を学んで頂くことを目的として、講義と現地視察で構成される研修プログラムに協力しました。

 本研修行事支援の詳細は、「JRRNニュースレターvol.66(12月号)」で詳しくご紹介させて頂きます。
  →詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.66) 

JRRN/ARRN主催「市民による河川環境の見かた・調べかた~英国『PRAGMO』に学ぶ~」開催報告

開会挨拶(佐合純造・JRRN事務局長)

基調講演(恵小百合・荒川流域ネットワーク代表)

総合討論の様子

 2012年12月1日(土)、JRRN/ARRN/RFC主催『市民による河川環境の見かた・調べかた~英国「PRAGMO」に学ぶ~』が東京にて開催されました。

 英国河川再生センターからのPRAGMO紹介、及び荒川流域ネットワークからのモニタリング活動の実践に関わる基調講演に続いて、市民主体のモニタリング活動推進に向けた課題や今後の展望について、講演者を含む有識者を交え活発な議論が行われました。

 二つの基調講演の内容、及び総合討論の詳細は、後日講演録として皆様にご紹介させて頂きます。PRAGMO日本語版と合わせ、河川再生の推進に向けご活用頂ければ幸いです。

 ○行事名:  市民による河川環境の見かた・調べかた~英国「PRAGMO」に学ぶ~
○開催日時: 平成24年12月1日(土) 13:30 – 17:00
○開催場所: 発明会館ホール(東京都港区虎ノ門2-9-14)
○主  催: 日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)、アジア河川・流域再生ネットワーク(ARRN)、公益財団法人リバーフロント研究所
○後 援: 英国河川再生センター(the River Restoration Centre)
○プログラム

基調講演タイトルをクリックすると講演資料を閲覧いただけます。

- 13:30~13:35      開会挨拶 佐合 純造(JRRN事務局長)
- 13:35~13:40      英国の河川環境調査手引き「PRAGMO」の紹介 (JRRN事務局)
- 13:40~14:40      基調講演1: 「PRAGMO」作成の背景と主な特徴、その活用について (ジェニー マント・英国河川再生センター 科学・技術マネージャー)
- 14:40~15:10      基調講演2: 荒川における河川再生の取り組み (恵 小百合・荒川流域ネットワーク 代表)
- 15:10~15:25      休憩
- 15:25~16:55      総合討論:

   「市民による河川環境調査の更なる推進に向けて何が必要か」

座長: 白川 直樹(筑波大学 准教授 / ARRN技術委員)
パネラー: ジェニー マント(英国河川再生センター 科学・技術マネージャー)、恵小百合(荒川流域ネットワーク代表)、山道省三(NPO法人全国水環境交流会代表)、藤井政人(国土交通省水管理・国土保全局河川環境課河川環境保全調整官)

- 16:55~17:00      閉会挨拶

   →当日の講演録はこちらをクリック
  →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら
  →本行事のチラシはこちら(開催趣旨等)

ARRN主催「第9回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」開催報告

開会挨拶(新ARRN事務局長・Dr. Wenxue Chen)

 

国際フォーラムの様子

  2012年11月24日(土)、ARRN/CRRN主催『第9回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム~都市流域圏の包括的取組と統合的管理』が、4年ぶりに中国・北京市にて開催されました。

○日時 : 2012年11月24日(土) 14:00~17:00
○会場 :中国水利水電科学研究院
○主催 : アジア河川・流域再生ネットワーク (ARRN)、中国河川・流域再生ネットワーク(CRRN)

  各講演の発表資料は以下からダウンロード可能です。 
   ※各講演タイトルをクリックすると講演資料を閲覧いただけます。

 <プログラム>

・開会挨拶: Wenxue Chen氏(新ARRN事務局長)

・講演1: Wang Zhaoyin氏(中国清華大学/IAHR副会長)
      生態水工学と生態的堆積作用に関わる課題と研究

・講演2: 伊藤将文氏(JRRN事務局/公益財団法人リバーフロント研究所)
      日本における都市河川管理

・講演3: Jin Cheol JOO氏(韓国建設技術研究院)
      韓国における統合的な水循環管理システム

・講演4: Zhu Chengdong氏(北京市水利規劃設計研究院)
      永定河の統合的河川再生

・講演5: Sukhwan Jang氏(KRRN事務局長/韓国大眞大学教授)
      インチョン広域市Cheongraにおける人造湖の水理解析

なお、本フォーラムの開催報告は後日JRRNニュースレターで詳しくご紹介させて頂きます。
詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.68)

<過去の国際フォーラムはこちらから>

第8回国際フォーラム(2011年)の結果報告はこちら(日本・東京にて開催)
第7回国際フォーラム(2010年)の結果報告はこちら(韓国・ソウル市にて開催)
第6回国際フォーラム(2009年)の結果報告はこちら(韓国・ソウル市にて開催)
第5回国際フォーラム(2008年)の結果報告はこちら(中国・北京市にて開催)
第4回国際フォーラム(2007年)の結果報告はこちら(日本・東京にて開催)
第3回国際フォーラム(2006年)の結果報告はこちら(日本・東京にて開催)

「マレーシア河川フォーラム」(マレーシア国・プトラジャヤ)参加報告

川崎講師による講演

終了後の記念撮影の様子

  2012 年9 月6 日(木)にマレーシアにて河川フォーラム(National River Forum 2012)が開催され、「日本の河川再生における住民参加」という演題でJRRN 会員・川崎秀明氏(前・マレーシア国JICA 専門家、前・山口大学教授)が講演されるとともに、JRRN 事務局員1 名も同行しJRRN 及びARRN 広報を通じた交流を行ってきました。
 本行事には、河川再生に携わるマレーシア国内の行政職員や実務者、NGOなど約250名が参加し、マレーシアにおける河川の現状や河川再生の取組みに加え、豪州・日本・シンガポール・英国・ベトナムからの招聘講師による各国の河川再生に関わる様々な経験が紹介されました。
 各講演内容を含む本行事への参加報告(日本語)は、本秋に取りまとめ公開させて頂きます。

 ※講演資料の作成に際しては、国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所、横浜市港北区、隅田川市民交流実行委員会、北九州市、及び全国水環境交流会のご協力を頂きました。

「マレーシア河川フォーラム」プログラム(英語版 PDF 5.8MB)

「日本の河川再生における住民参加」講演資料(英語版 PDF 2.7MB)

川崎秀明氏のメディアインタビュ-記事(英語版:Free Malaysia Today News 2012.9.20)

参加報告概要記事はこちら(JRRN Newsletter vol.64 2012年10月号) 

「マレーシア河川フォーラム」参加報告(日本語)

「第1回フィリピン国際河川サミット」(フィリピン国・イロイロ市) 参加報告

会場の様子

閉会式でのフィリピン国・Benigno S. Aquino III大統領の演説

 2012年5 月30 日(水)~6月1日(金)にかけて、フィリピン・イロイロ市のCentennial Resort Hotel and Convention Centerを会場に「第1回フィリピン国際河川サミット(1st PHILIPPINE NTERNATIONAL RIVER SUMMIT)」が開催され、JRRN事務局から1名が参加してまいりました。

 本行事は、河川改善に関わるフィリピン国内の地方自治体職員やNGO、実務者を主対象に今回初めて開催され、海外からの参加者約80名を含む約1,200人が会場に集いました。

 サミット最終日にはBenigno S. Aquino III大統領が駆け付け、「My River, My Life」をテーマに、イロイロ市を含むJalaur川総合開発事業と地域経済発展に向けた演説を行いました。

 本行事への参加報告(日本語)や全体プログラム(英語)等は、6月中に取りまとめ公開させて頂きます。

 →「第1回フィリピン国際河川サミット」参加報告書(日本語) 

「第1回フィリピン国際河川サミット」ホームページはこちら(英語)

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.60)

2012.3.9 韓国・未来資源研究院との河川再生に関わる技術交流

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意見交換会の様子


 2012年3月9日(金)、韓国の民間シンクタンク「未来資源研究院」所属の研究員2名が来日され、河川再生全般に関わる法制度や施策の変遷などについて、JRRN事務局との意見交換を行いました。
 「未来資源研究院」は、気候変動適応策、水資源を含む資源管理政策、流域総合管理、環境管理などを研究するシンクタンクで、韓国の今後の水分野の政策立案に向け、日本の関連情報収集や意見交換を目的に日本国内の複数の関連機関を訪問されるとのことでした。
 JRRN事務局では、引き続き未来資源研究院との交流を続けながら、韓国における河川再生の最新情報を学び、日本国内にその知見を還元してまいります。

<関連情報>  
未来資源研究院ホームページ(日本語ページあり)  
「2010.7.6 韓国未来資源研究院との河川再生に関わる意見交換会」(2010年7月開催)

2012.3.8 台湾高雄市視察団の鶴見川視察支援

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開会挨拶(京浜河川事務所長) 鶴見川流域センター展示室の説明
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多目的遊水地の見学 関係者での記念撮影


 総合治水対策や地域住民協働の河川管理に関わる日本の先進的取組みの視察を目的に、台湾高雄市の市長を団長とする視察団(約35名)が、2012年3月8日(木)午前に鶴見川流域センターを訪問し、鶴見川を管理する国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所による詳しい取組の説明や活発な意見交換が行われました。

<視察行事の概要>
 ・京浜河川事務所長及び高雄市長による挨拶
 ・鶴見川及び鶴見川で取組む総合治水対策の説明、意見交換
 ・鶴見川流域センター展示室の説明及び地域連携活動の紹介
 ・多目的遊水地の見学

 約30年に渡る鶴見川流域における総合治水の取組み、中でも国・自治体・市民・学識者の協働による鶴見川再生に向けた様々な活動について、高雄市関係者から賞賛の声を頂くとともに、多くの質問がなされました。
 なお、JRRNは、台湾高雄市を流れる愛河再生に関わる講演会を2007年に開催以降、高雄市関係者をはじめ台湾関係団体との交流を継続的に行い、今回の鶴見川視察に際しては視察受入先との調整役を担いました。
 今回の視察に際し大変お世話になりました国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所の皆様に厚く御礼申し上げます。

<関連情報>  
JRRN主催「川からの都市再生~台湾・高雄市の事例 愛河」(2007年10月開催)  
台湾市民大学全国促進会視察団との技術交流(2011年8月開催)

JRRN主催 第9回JRRN河川環境ミニ講座「中国における河川生態系の変化と自然再生の動向」開催報告

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李先生講演の様子
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講演会の様子

 2011年12月22日(木)に、JRRN主催「第9回JRRN河川環境ミニ講座」を開催しました。今回は、李建華教授(中国・同済大学)を講師としてお招きし、「中国における河川生態系の変化と自然再生の動向」をテーマにご講演頂きました。

○講  師: 李 建華 氏 (中国・同済大学教授、東京大学特任教授、JRRN会員)
○開催日時: 平成23年12月22日(木) 18:00~19:30
○開催場所: 財団法人リバーフロント整備センター会議室

 講演では、はじめに中国全土における経済発展と環境問題についての概要をご紹介頂き、続いて水環境汚染の現状や生態系への影響などについてご説明頂きました。また、悪化した水環境の改善に向けた中国における取組や、具体的な河川再生の事例紹介、更には第12次五カ年計画における河川事業での自然再生に向けた方向性についても詳しく解説を頂きました。

 なお、今回のミニ講座は、会員アンケート結果を反映して初めて平日夕方に開催し、年末のご多忙の時期にも関わらず定員を上回るご参加を頂きました。
 JRRN事務局では、本講演会の詳細を講演録として取りまとめ、来年1月中を目処に本ホームページ上に掲載させて頂きますので、ご参加頂けなかった方々も講演録をご活用頂ければ幸いです。

  →当日の講演録はこちらをクリック(PDF 8.3MB)
  →参加者へのアンケート結果及び頂戴したご意見はこちら 
  →講演会の様子の詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.56)
  →第9回 JRRN河川環境ミニ講座のチラシはこちら(開催趣旨等)

2011.11.12 埼玉県黒目川における河川再生技術交流会

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開会挨拶(埼玉県朝霞県土整備事務所長)
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黒目川視察の様子
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「黒目川に親しむ会」との交流の様子


 2011年11月12日(土)、ARRN/JRRN主催「第8回水辺・流域に関わる国際フォーラム」にて講演・参加された海外関係者及びARRN関係者が埼玉県朝霞市を流れる黒目川を訪れ、河川を管理する埼玉県朝霞県土整備事務所、及び黒目川で河川環境改善活動に取り組む地域団体の方々との交流行事を開催しました。
 この現地交流行事を通じ、治水と環境が両立する川づくりの実践の様子や、市民と行政の協働活動の具体的取組を学び、河川再生技術や合意形成などの話題を中心に活発な意見交換を行いました。
 本交流行事の開催に際し、全面的にご協力頂きました「埼玉県朝霞県土整備事務所」及び「黒目川に親しむ会」の関係者の方々には厚く御礼申し上げます。

 また、今回の技術交流会の様子は、「JRRNニュースレターvol.54(2011年12月号)」でも詳しくご紹介させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.54)

ARRN/JRRN主催「第8回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム」開催報告

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開会挨拶(財団法人リバーフロント整備センター 竹村理事長)
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関係者での記念撮影の様子


 2011年11月11日(金)、ARRN/JRRN主催『第8回水辺・流域再生にかかわる国際フォーラム~減災と環境保全の視点から都市河川再生を考える』が、河川整備基金の助成を受け、4年ぶりに東京にて開催されました。

○日時 : 2011年11月11日(金) 13:00~16:15
○会場 :東京大学農学部弥生講堂
○主催 : アジア河川・流域再生ネットワーク (ARRN)、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)

各講演の発表資料は以下からダウンロード可能です。
   ※各講演タイトルをクリックすると講演資料を閲覧いただけます。

<プログラム> ※敬称略

・開会挨拶: 竹村公太郎(財団法人リバーフロント整備センター理事長)

・講演1: Alastair Mcharg(オーストラリア・National Water Commission 水計画部長)
   2011年ブリスベン川洪水被害への対応及び豪州政府が取り組む河川・湿地管理と再生

・講演2: Shaohua Marko Hsu(台湾・逢甲大学教授)
   台湾における最近の都市河川再生の取組み

・講演3: Sukhwan Jang(KRRN事務局長/韓国大眞大学教授)
   韓国における水辺環境再生のための技術開発~連続ブロックシステムの事例から

・講演4: Aizhong Ding(北京師範大学教授)
   汾河における河川再生~洪水防御と生態復元に向けた氾濫原の再生

・講演5: 島谷幸宏(九州大学大学院教授)
   流域治水~樋井川からのイノベーション

・全体討議(座長:玉井信行ARRN 会長)

・開会挨拶: 玉井信行(ARRN 会長)

 なお、本フォーラムの開催報告は「JRRNニュースレターvol.54(2011年12月号)」で詳しくご紹介させて頂きますとともに、2011年12月末頃を目標に、講演録として公開させて頂きます。

詳しい記事はこちら(JRRN Newsletter vol.54)
講演録(日本語版)はこちら(PDF6.3MB)
本行事のチラシはこちら
第7回国際フォーラム(2010年)の結果報告はこちら(韓国・ソウル市にて開催)
第6回国際フォーラム(2009年)の結果報告はこちら(韓国・ソウル市にて開催)
第5回国際フォーラム(2008年)の結果報告はこちら(中国・北京市にて開催)
第4回国際フォーラム(2007年)の結果報告はこちら(日本・東京にて開催)

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このページでは、JRRNやARRNによる主催・共催行事の開催報告及び関連資料等を掲載しています。

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